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東京,狭小地,狭小住宅, SE構法

 

戸建て住宅は、東京に建っているというだけで、価値の高い家です。住宅自体が古くなり、資産価値がなくなってしまっても、その住宅が建っている土地が高額だからです。そして、利便性の高い東京に家を建てたい人は多く、東京に家を建てる人は増え続けています。家族の住処は戸建て住宅にしたいと考える人が多いからでしょう。

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東京での家づくりの考え方

高額な土地を購入して、家族の為の戸建て住宅を建てるとなると、相当な家づくり資金が必要です。土地選びは、通勤通学や、日常生活の利便性の高さ、治安の良さ、子育てのしやすさなど、家族の暮らしを目安に進められます。家族の暮らしやすい地域に家を建てられなければ、東京に住宅を建てる意味がなくなってしまうからです。

そして、土地の価格は、地域によって異なります。同じ地域内にあるのに、安い土地があった場合、暮らしにくさに繋がる要素が、含まれていることがほとんどです。具体的には、傾斜のある土地、地盤の質が良くない土地、道路との位置関係の悪い土地などであることが考えられます。また、東京には、一般的な戸建て住宅用の敷地の広さでは高額になりすぎ、買い手がつかないので、分割して販売された土地の片割れ、という土地もあります。具体的には、旗竿地やウナギの寝床のような細長い土地です。このような土地は、狭いにもかかわらず、決して安くはありません。郊外であれば、土地の購入価格だけで、土地付きの広い家が建てられるほどの価格です。

一方、家づくりの予算には家族の年収に合わせた枠があるはずです。その枠内で、土地の価格がかなりの割合を占めてしまう場合、建築費用を抑えるという方向で家づくりを進めるしかないと考える人も少なくありません。その結果、需要が増えている家づくりの方法が、ローコスト狭小住宅です。でも、一生を過ごす家を、予算の枠によって、理想の家づくりが制限されてしまっても良いものでしょうか?

もちろん、家づくりにかける予算を守ることは重要な課題です。自己資金だけで、家づくりにかかる費用を一括で支払う人は少なく、ほとんどの家族は、長年に渡り、住宅ローンを支払い続けるからです。もし予算をオーバーすれば、日常生活からゆとりが失われ、楽しさのある暮らしができなくなってしまうでしょう。それでも、予算の枠から考え始めず、「家族の為の理想の家を思い描く」ことから家づくりを始めませんか?予算内で、家族の為の理想の家を建てられれば、価値の高い狭小住宅が実現します。

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価値のある家とは暮らしやすい家

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住宅の価値を、売却や、賃貸した場合の評価額を表す資産価値という観点で測ることもできます。しかし、実際に大切なことは、家族にとって暮らしやすい家であるということです。そして、暮らしやすさの条件を備えた家は、実は資産価値の高い家でもあります。東京の狭小住宅に当てはめた場合、どのような条件を備えた家が価値ある家となるのでしょうか?

家族が一緒の時間を居心地よく過ごせる場所と一人の時間を持てる場所がある

家は、家族の愛情あふれる場所です。1日の出来事を話しながら、和やかに食事のできるダイニングや、家族の団欒を楽しめるリビングは、家族のコミュニケーションを深めます。一方、静かに考え事をしたい時や、趣味に没頭したい時には、一人になれる部屋も必要です。家族一人一人に、居心地の良い空間がある家は、価値のある家です。狭小地という限られた敷地に建てる家を、家族全員にとって居心地の良い家にするためには、優れた設計力が求められます。

周辺の環境がマイナスに働かない

居心地の良さを作り出す要素には、静かであること、外部からの視線が気にならないことが含まれます。しかしながら、東京の狭小住宅は、隣家との距離が近く、周辺からの生活音や騒音、視線に煩わされる環境にあることはほとんどです。

気密性を高め、屋根や外壁、窓に防音機能のある建材を使うなどの方法で、室内の静けさが維持される家、周辺の環境に配慮して設けられた窓があり、外部からの視線が気にならない家は、居心地の良い家であり、価値のある家です。

自然エネルギーと賢いお付き合いができる

明るく、風の通り抜ける室内、最小限の冷暖房で冬は暖かく、夏は涼しくなる温熱環境を備えた家の実現には、自然エネルギーとの賢いお付き合いが必要です。自然のエネルギーとは、太陽の熱と光、そして風です。

太陽の光を家の中に効率よく採りこめれば、晴れた日の昼間は、照明をつけずに日常的な作業ができます。また、冬は暖かさを採り入れられます。採り込んだ暖かさを逃がさない為には、住宅の断熱性と気密性が求められます。逃がさない風が通りぬけていく家は、換気が良い家です。夏の強い陽射しを遮る家は、室内の温度上昇を抑えます。これらの要素を備えた家は、寒さ暑さの厳しい季節には、最小限の冷暖房で、季節によっては、冷暖房をせずに心地よく過ごせます。このような自然のエネルギーを活用して、家の中の環境を調えるパッシブデザインと高い断熱性を備えた家は、快適さと、省エネという2つの観点から、価値のある家です。

ところが、密集した住宅地には、周囲の家に阻まれて、光や風を採り入れられない環境が少なくありません。周辺の環境に応じて、吹き抜けやスキップフロア、トップライトなどを活用し、自然との賢いお付き合いができる家にすることが、東京の狭小住宅を価値ある家にします。

いつまでも良いコンデイションを維持できる

家が完成してから数年は暮らしやすかったけれど、短いスパンでメンテナンスを繰り返さないと、良いコンデイションを維持できない家は、価値のない家です。新築時の見た目には遜色がなかったとしても、グレードの低い建材は、経年劣化の速度が早く、褪色したり、変形したりしてしまいます。

また、どんなに丁寧に良い建材を使って造られた家であっても、手軽にメンテナンスができる対策が施されていなければ、メンテナンスの度に高額な修理費用がかかってしまいます。

耐久性の高い建材が使われていることと、経年劣化に対して手軽にメンテナンスできる対策が備わった家は、いつまでも良いコンデイションが維持できる価値のある家です。

大地震に襲われても安全が守れる

日本に住んでいる限り、その家に住む家族の命と財産を守るため、住宅には高い耐震性が求められます。ところが、狭小住宅の場合、家族の居心地よいスペースと、日当たりと風通しを確保するためには、耐震性を脅かす設計に手法を採り入れなくてはなりません。具体的には、吹き抜けやスキップフロア、ビルトインガレージなどです。

一般的な木造住宅では、耐震性を高めるため、家の中の適切な位置に、耐力壁を配置する必要があります。地震が発生した時に、地震の横からの揺れを受けとめ、住宅を倒壊させない為です。ところが、吹き抜けやスキップフロア、ビルトインガレージを、狭小住宅の設計に採り入れようとした場合、耐力壁を十分に配置できなくなってしまいます。耐震性の為に耐力壁を優先すると、吹き抜けや、スキップフロアとしての効果が十分に発揮できないような、中途半端な吹き抜けや、スキップフロアになってしまいます。

狭小住宅で、吹き抜けやスキップフロア、ビルトインガレージなどを採り入れるためには、従来の再来工法ではなく、広い空間を自由に造れるSE構法での建築が最適です。SE構法は、木造住宅に、高い耐震性を維持しつつ、広い空間を作り出せる工法です。そして吹き抜けやスキップフロアが採り入れられていても、確実な耐震性を持つ家は、価値のある家です。

SE構法についてはこちらをご覧ください。

価値ある家にするためには、家族の暮らし方と価値観に合った家にすることが必要ですが、東京の狭小住宅の場合、それだけでは足りません。周辺の環境に十分配慮した設計の家でなければ、暮らしやすさが生まれないからです。

ホープスは、狭小住宅を暮らしの快適さを備えた家にするためには、SE構法での建築が最適だと考えています。洗練されたデザイン、快適な室内環境、居心地の良い空間、そして家族の安全を守る家を、SE構法は実現します。初めから予算の枠組みだけで家づくりを考えず、家族にとっての理想の家を計画するところから、家づくりをスタートさせませんか?

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ホープスの狭小住宅への想い

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ホープスは、狭小住宅での快適な暮らしを実現させたいという思いで、すべての住宅の建築に向き合っています。根本にあるのは、狭小住宅での快適さとは、無駄を省いたシンプルな暮らしにあるのではないかという考え方です。

敷地の形、道路や周辺の環境に合わせて、日当たりと風通しの良い家、プライバシーを確保できる家、高いインテリア性と優れた住宅性能を持つ暮らしやすい家、安心して暮らせる防犯性の高い家をご提案します。

狭いから快適さをあきらめるのではなく、より快適な暮らしを目指して、施主様のご希望に沿った家にしていきます。

狭小住宅としての参考になる建築実例がたくさんございます。ぜひご覧ください。

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著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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