THE WAY TO AN IDEAL
職人不足やIT技術への対応など、住宅業界もさまざまな問題を抱えています。
「お客様」「協力会社」「社内スタッフ」すべてにとって
幸せになれる世界をつくっていくためにも
そこに目を背けず向き合い、できることに取り組んでいくべきだと考えます。
自分達の知識・技術を発展させ
これまでの当たり前からの変化を恐れず新しいものに挑戦する。
今を守るだけでなく、先に続く未来も守るために。
株式会社ホープス代表 清野 廣道
お客様から「決まった協力会社と建築・施工を行っているのか」とご質問をいただくことがあります。もちろん、お客様へより良い家づくりをご提供するために、お互いをよく知る妥協のない協力会社と共に家づくりをしています。しかしながら、職人・協力会社の入れ替わりがあるのも事実です。ホープスは、住宅業界自体をより良くしていきたいという想いがあります。そのために、独自の取り組みやチャレンジを行っていますが、これまでの慣習や常識を大切にされる方々にご理解いただけないことがあるからです。それでも、今だけを見ていては成長はできない。この先の夢のある未来に続く道に目を凝らし、信念を持って変化を続けています。
お客様の想いを知り、未来を考え、目指す暮らしを叶える家をつくるために、生き方・暮らし方についてのヒアリング、お客様に協力していただくワークショップを実施しています。想像力をもってお客様の想定を超える。人生を豊かにする家には、そこからしか見えてこないものが必要だと考えているからです。
いつまでも同じ場所に立ち止まることなく現状に疑問を持つことを忘れないでいることを大切にしています。変化を恐れず仕事に向き合うことができるよう、環境や機会を与え、モチベーションが高まる評価制度を考えることで、人材育成をしっかりと行いお客様へのご提供の質を高めています。
若い世代が働きやすいコミュニケーションツール(アプリの導入など)で定着化につなげます。高齢化の進むベテラン世代には新しい技術や知識への勉強会を開催しています。また、未来を考えて同じ方向を目指していける若い職人を積極的に受け入れています。
ホープスではじっくりと時間をかけたヒアリングとワークショップを実施しています。これは一般的な住宅会社や設計事務所とは異なるステップかもしれません。時間や手間はかかりますが、本当に求める家のためには不可欠な工程です。そして、遠慮をすることなく、お客様のご意見と異なるご提案もします。専門家として何でも受け入れるスタイルをとることはできないからです。ホープスはこれをご理解いただける、対等な立場で意見交換ができる方のみと家づくりをご一緒しています。
日本人に共通する安定思考を変化させるために、日本国外からスタッフを雇用して社内の第二言語を英語にするプロジェクトを進めています。これは日本とは違うカルチャーを知ることで、お客様にもっと自由な発想やアイデアをご提供することや、日本では普及していない海外ならではの技術や仕組みを学ぶことが大きな目的です。加えて「驚きと感動」をつくるだすために、普段とは違う頭脳を使い柔軟な発想ができるトレーニングを取り入れた人材育成、採用を考えていきます。
職人不足となっている原因の一つに、若いデジタルネイティブ世代が馴染みにくい労働環境があると思っています。タイパなどの言葉が浸透している今、便利なアプリやデジタルツールを積極的に取り入れ、環境改善を図っています。また、高いモチベーションを持った人材に出会える機会を探し、固定の協力会社以外の職人と仕事をする機会もつくるようにしています。これまでの「あたりまえ」に留まらず、協力会社の皆様と一緒に未来へと目を向けた働き方の確立を目指しています。