ホープスは、移住住みかえ支援適合住宅制度の耐久・耐震基準を満たした家を建てます。
移住住みかえ支援適合住宅の条件は、基準を満たした住宅性能を持つ家であること、長期優良住宅であることです。
移住住みかえ支援適合住宅制度の耐久基準
劣化対策等級 3
維持管理対策等級 3
移住住みかえ支援適合住宅制度の耐震基準
耐震等級 2以上
移住住みかえ支援適合住宅の条件
劣化対策等級とは、住宅の劣化の速度を抑える為の対策の水準を表す等級です。
劣化対策等級1
建築基準法に定められている水準です。構造部材等が、基準法施行令規定に適合していることが求められます。
劣化対策等級2
2世代以上、住みやすい環境が維持されることが求められます。具体的には、外壁の軸組、土台に防腐・防蟻措置が施されている、浴室・脱衣室に防水措置が施されている、地盤に防蟻措置が施されている、基礎の高さが確保されている、床下に防湿と換気のための対策が施されている、小屋裏換気が施されているといった項目があげられます。
劣化対策等級3
3世代以上、住みやすい環境が維持されることが求められます。具体的な対策は、劣化対策等級と同じですが、より高度な対策が求められます。
維持管理対策等級とは、給排水管、給湯管、ガス管などの見えない部分を、簡単な方法でよい状態に維持できる対策と、間取りの変更をする際に提供される情報量を表す等級です。漏水やガス漏れは、家を劣化させたり、健康に深刻な悪影響を与えたりする恐れがあるからです。
維持管理対策等級1
最低限の対策
維持管理対策等級2
基本的な措置 構造躯体を傷めることなく、点検補修ができる対策が必要です。具体的には、配管がコンクリートに埋め込まれていないことが求められます。
維持管理対策等級3
構造躯体を傷めることなく、点検補修ができる対策に加えて、構造躯体と仕上げ材を傷めずに、点検、清掃を行うための対策が施されていることが必要です。点検や清掃の為に、開口部が設けられているという具体策が求められます。
耐震等級は、建築基準法に定められている耐震性能の等級です。
柱、梁、接合部、壁、基礎などの、構造躯体の部分に対しての評価で決められます。
建築基準法では、耐震等級1を満たすこと定められています。
耐震等級1の基準は、数十年に1回は起こると想定される規模の地震が起きた時に、大規模な工事をしなくては修復できないような損傷を受けないこと、数百年に1回は起こると想定される規模の地震が起きた時にも、命にかかわるような損傷や倒壊をしないことという2事項です。評価の対象となるのは、耐力壁の量と、耐力壁のバランスです。
耐震等級2の基準は、耐震等級1の1.25倍の力に対して建物が倒壊、崩壊等しないことが基準です。評価の対象となるのは、耐力壁の量と、耐力壁のバランスに加えて、接合部の強度が評価の対象とされます。
耐震等級3の基準は、耐震等級1の1.5倍の力に対して建物が倒壊、崩壊等しないことが基準です。評価の対象となるのは、耐力壁の量と、耐力壁のバランス、接合部の強度に加えて、床、基礎、梁の強度が評価の対象とされます。
耐震性能に関しては、耐震等級以外の基準も認められます。
安全限界変形とは、地震によって、住宅が変形しても倒壊せず、人命が守られる変形の度合いのことで、保有水平耐力計算によって、割り出されます。
免震建築物とは、免震装置が基礎に組み込まれている住宅のことです。地震が発生した時に、地震の揺れを装置が吸収して、住宅が地震による損傷を受けることを防ぎます。)
移住住みかえ支援適合住宅
移住住みかえ支援適合住宅とは、一般社団法人 移住・住みかえ支援機構(JTI)のマイホーム借上げ制度が利用できる住宅のことです。
移住住みかえ支援適合住宅と認定された住宅であれば、50歳を過ぎて住み替えをする際に、自宅をJTIに借り上げてもらうというシステムのことです。国からのサポートがあるので、入居者に関わりなく、安定した賃料を受け取れます。
マイホームを所有する個人にとっては、ライフスタイルの変化によって、住み替えをする場合の経済的な負担が、軽減されます。
良い家は、長く住める家です。長く住むうちには、様々な暮らしの変化が訪れます。
「子供が独立したので、夫婦だけのこじんまりした家に住み替えたい」
「夫婦だけの暮らしになったが、伴侶が車椅子を使うようになったので、バリアフリーの家に住み替えたい」
「引退後は郊外の家に住み替えたい」
このような時に、自宅から、確実な家賃収入が得られれば、老後の暮らしの不安がなくなります。
反対に、独立した子供夫婦と、一緒に住むことになったので自宅に戻りたいというような場合、定期借家契約の更新をしなければ、自宅に戻ることもできます。
マイホームを探している子育て中の若い家族にとっては、質の良い中古住宅との出会いのチャンスが作られます。
現在は、暮らしやすく質の良い賃貸住宅は家賃が高額、低価格の賃貸住宅では、理想の暮らしが出来ないという状況です。
しかし、今後、移住住みかえ支援適合住宅が増え続けて行けば、手頃な家賃で、理想の暮らしが出来る賃貸住宅も増えていきます。
かせるストック認定の家
かせるストック認定の家とは、住宅を新築する際に、移住・住みかえ支援適合住宅に認定された家です。かせるストックとして認定されると、JTIの終身借上げの対象になり、その家に住まなくなった際にも、家が資産になります。
かせるストックに認定された家は、住宅性能が高く、その品質が、半永久的に維持される住宅です。加えて、いつでも、資産として活用できる家でもあります。
子供の成長や、夫婦の高齢化など、ライフスタイルには何度も変化が訪れます。そのような時に、家を売却することなく、家を資産として活用できます。
長期に渡り、住宅ローンの返済ができなくなるような事態が起きた場合、家を失ってしまいます。ただし、かせるストック認定の家であれば、マイホーム借上げ制度で、定期借家契約ができます。一定の期間は、賃貸料を住宅ローンの返済に充てられます。家計が安定した時には、定期借家契約を終え、自分たちの家で再び暮せます。