おうちの中心はリビング。家族が集まる小上がりのあるダイニング
最寄り駅から、緩やかな坂をのぼった高台に建つT様邸。若いご夫婦と、2歳と0歳のお子様の4人家族のための家は、奥様が憧れていた「白く開放感のある家」そのもの。ハイサイド窓から柔らかい光が降り注ぐLDKには小上がりが設けられ、家族が自然と集まりそうな気持ち良い空間となっている。
完成から1か月ほどたった新居にお邪魔して、憧れの家が実現するまでの思い出などを、ご夫妻にうかがった。
- 設計と工務店さん別では不安で
—気に入った土地はすんなり見つかったものの、そのあとが大変だった、というふうに伺いました。具体的には、どういったあたりが大変でしたか?
目黒区内で、「これはいい」という土地を見つけて購入しました。
その時点では、家づくりをどこに依頼するかは決めていなかったのですが、土地を仲介してくださった不動産屋さんから流れ作業みたいな感じで工務店を紹介されまして。打ち合わせをして、7プランを作っていただいて、プレゼンを聞いてみると、デザインも悪くないし、なにより値段が格安でした。でもあまりに安くて、「本当にこんな安い金額でできるのかな?後になってから、追加、追加で高くなるのでは困るな」と不安になってしまったんです。そこで、設計事務所や工務店をいろいろ見て比較してみようと思い、いろいろ当たってみることにしました。
設計事務所さんの提案の中には、かなり気に入ったものもあったんですが、実際に建てる工務店さんとのつながりが希薄なように感じました。「私は設計しますから、あとは安い工務店さんにやってもらいましょうね」という感じで、「こんな調子で工務店さんを選んで、もし工事中にトラブルがあったら本当に大丈夫かな?」と、心配になってしまったんです。途中、「ここに決めようかな」と思った大手の設計事務所もあったのですが、よくよく聞いてみると、やっぱり工務店は「別の会社を紹介します」と言うんです。これがどうしても不安でしたね。
いろんな会社さんを訪ねてお話しを聞きたいのだけれど、小さな子供も抱えながらの依頼先探しだったので、何件も相談に行くことがなかなか難しい、というジレンマもあり、一時期は相当ストレスを感じていましたね。
—そういう大変な状況のなか、ホープスに出会われたわけですね?
インターネットでホープスさんを知って、お話を聞きに行きました。
代表の清野さんをはじめ、スタッフのみなさんが僕たちの言葉に真摯に耳を傾けてくださって、気持ちもしっかり汲み取っていただきました。その上で、「工務店目線の設計」という提案をいただきました。今まで訪ねた設計事務所さんは、いいことしか教えてくれませんでしたが、ホープスさんはマイナス面も正直にすべてお話ししてくださいました。この点でも誠意を感じました。最後には「もうこの会社しかない!」と、他はもう一切考えられなくなっちゃいまして。ほぼ即決でしたね。
—(ホープス代表・清野)実は、T様が購入された土地には、敷地内に1m程度の高低差がありました。これを活かして家づくりをすると大きなメリットになりますが、一方で、予算がかさむなどのデメリットにもつながる可能性がありました。後になってから「お金がかかりますよ」と言うのではなく、最初からすべて正直にお話しして、お客様と一緒に家づくりをしたいと思っているんです。T様がそこを評価してくださったのは、嬉しい限りですね(笑)
- 掘りごたつで団欒!そんな希望を実現したのが小上がり
—こういう家にしたい、というようなご希望はおありでしたか?
「家族みんなが、おウチに帰りたくなる家」にしたいと考えていました。
なので、リビングにはこだわりたいな、と。子供向けのリビングになりすぎてもダメ、大人だけが楽しいリビングになってもダメ。みんなが気持ちよくて、楽しく
過ごせるようなリビングにしたかったんです。そう考えるうち「掘りごたつで団欒」なんていいな、と思うようになり、ホープスさんにも相談しました。しかし残念なことに、2階のリビングに掘りごたつをつくろうとすると、色々難しい問題があることがわかってきた。だったら掘りごたつはあきらめるしかないか、と、一度は思いかけたのですが、ホープスさんから「小上がりをつくって、その真ん中を掘りごたつ風に使うというのはどうか?」とご提案をいただきまして。「それはいい!」ということで、現在のかたちに行きつきました。
リビングの一角には、将来子供たちが勉強したり、私たち夫婦も調べ物などが気軽に出来るように、大きめのスタディーコーナーをつくってもらいました。スタディーコーナーの壁は、全面がホワイトボードになっているんですよ。落書きしたりメモを残したり、有効に活用したいですね。
-奥様からは、さらに具体的なリクエストがあったとか。
はい。キッチンから家全体が見える、開放感のあるお家にしたいと思っていました。
希望通り、アイランドキッチンからスタディコーナー、小上がりも見えるおうちができたので、とても喜んでいます。設計期間中、私の「こういう感じ」とざっくりした希望を、きちんとしたプランに仕上げて見せていただいた時は、本当に感動しました。
—設計中、工事中の打ち合わせは、大変ではなかったですか?
いえいえ、すごく楽しかったですよ(笑)。
設計をスタートする前にホープスさんとお話ししているとき、「自分たちが本当に建てたい家って、どんな家だろう?」と、あらためて考えるきっかけをいただきました。私たちって、どんなことが好きな人なんだっけ?と(笑)実際に挙げてみると、私はヨガ、水泳、読書。主人はハワイ・・・と。これもまた新鮮で楽しい時間でした。
先ほどお話しした、「掘りごたつが小上がりに化けた話」がいい例なのですが、僕たちが「1」をお願いすると、ホープスさんからは「10」帰ってくる、というようなことがよくありました。これは感動ものでしたね。いつも、私たち家づくりの素人にもわかりやすい言葉で、丁寧に説明してくださるので、ありがたかったです。
工事中も「定例打合せ」をしていただいたのですが、これもありがたかったですね。工事の進み具合などを、現場を見ながら細かく教えていただいたので、安心してお任せできました。途中、やっぱりこうしたい、ということをホープスの現場監督さんにお願いしたときも、快く対応していただきました。スタディーコーナーのホワイトボードを有効に使うために、作り付けの予定だったテーブルを可動式にしたりとか、リビングのテレビを壁掛けタイプにしたり。あと、トイレの棚は、設計段階ではなかったんですが、やっぱりないと困る、ということでつけてもらいました。
—先ほどリビングへのこだわりはお聞かせいただきましたが、それ以外に気にいっているところなど、教えてください。
3歳になる息子が階段から落ちないように「階段の扉をぜひ付けてください」
とお願いしたんですが、想像よりとてもおしゃれな扉になっていて嬉しかったですね。
実は前の家でも子供用品売り場に売っている扉を付けたんですけど、すぐ取れちゃったんです。他の工務店2社からは「できない」と言われたんですが、危ないのでどうしても付けたかった。だからホープスさんに「出来ますか?」と聞いたとき、二つ返事で「出来ますよ」と言ってもらえたときはうれしかったですね。
また家事動線もよく考えてあるなー、と実感します。洗濯機置き場から、ベランダへすぐに出られる。ベランダには屋根があって、雨の日もすぐ干せる。取り込んだ洗濯物をすぐに仕舞える棚も作っていただいて、毎日の洗濯がとても楽になりました。
————「移住住みかえ支援適合住宅」の認定も受けられるご予定とうかがっています。
はい。ホープスさんのしっかりした住宅であれば、「将来、国の肝いりで設立された公的機関がこの家を借り上げてくれますよ」という説明をいただきまして、それはぜひ、とお願いしました。歳を取ったら子供たちも独立するでしょうし、私たち自身も老人ホームに入るかもしれない。そうなったとき空き家にするのではなくて、公的機関に丸投げして賃貸収入を得ることができる、というのは、非常にありがたいお話でした。
これまでのイメージでは、木造の一戸建ては資産価値がない、土地には資産価値があっても建物にはない、というふうに思っていました。特に銀行目線だと、建物はどんなに新しくても「古屋」と呼ばれてしまい、「解体費がかかる邪魔なもの」という扱いになってしまいますが、移住・住みかえ支援適合住宅なら、「古屋」がお金を稼いでくれるのだから、この制度は利用しなければ損ですよね。
—ホープスに家づくりを依頼されて、よかったとお思いですか?
はい!
主人なんて、10回家を建てても必ずお願いしたい、と言っていますよ(笑)。
※「移住住みかえ支援適合住宅」は、『寿命が短い日本の住宅を、高性能で良質な長寿命住宅に変えていく』という国の施策をうけてスタートした制度です。優れた耐震性能や断熱性能をもち、建物が劣化しにくい対策や、適切なメンテナンス計画を事前に立案しておくなど、長期にわたって安心してお住まいいただける条件を満たした住宅に対して、適合証が発行されます。将来、オーナーが転居したり高齢者福祉施設に入居した場合などに、「社団法人移住住みかえ支援機構」が一括借り上げを約束してくれる、という特長があります。ホープスでは、すべての建物を「移住住みかえ支援適合住宅」の基準を満たすよう、設計・建築しています。