趣味の空間に住む、ガレージをいつでも感じる家づくり

趣味の空間に住む、ガレージをいつでも感じる家づくり

多摩川沿いを歩くと見えてくる白と黒が映えるK様の邸宅。多摩川沿いの住宅地の中でも先端にあるので、かなり目立つ存在だ。外からは気がつかないが、中に一歩入ると車を何台か置ける広々としたガレージがある。“どうしてここに建てようと思ったのか““こだわりのガレージはどうしてできたのか“、ホープス代表・清野廣道氏と設計担当者である坪井雪春氏が話を聞いた。

大きな倉庫借りて住んじゃおうかな

ここは多摩川沿いの難しい土地だったにもかかわらず購入されました。Kさんの思い描く、暮らし方をお聞かせください。

「元々、家を作ろうと思ったのは、車のせいなんだよね…(苦笑)。ずっと賃貸でいいと思ってたんだけど、車の台数増やすと、駐車場3〜4台借りることになる。そう考えると駐車場代が高すぎる。だから大きな倉庫借りて住んじゃおうかなと思ったんです。そこで見つけたのが、車の整備工場。倉庫の跡地でした。川沿いの角の土地に、車屋さんが5〜6台車を奥に置いて自由に使っていました。『これはすごい!』と。別に車を置くかどうかは別として、自由度が高かったんですよ。そこが気に入りました」

 

それはすごいですよね。川崎でしたっけ?

「そうです。でも場所が遠い割には土地が高かったんです。『もっと他にないかなー』とグーグルの地図を上から見て探してたんですよ。そうしたら世田谷区内だと3つあって、その中の一つがたまたま売りに出ていましたので飛びつきました」

 

よくそこに行き着きましたよね?

「草がボウボウで『本当にここが人が住めるの?』って感じでした(苦笑)。でもまたグーグルの地図を見ていたら『ここを広げられそうだな』と見えてきました。そこで区役所に相談に行って広げられるかどうか聞いてきたら、どうやら広げられそうだなというのがわかりまして、『すぐに買おう!』ってことになりました」

趣味の空間に住んでいたい

リフォーム会社にお勤めのK様は、いわば建築業としてもプロ。様々な知識をお持ちでした。

2015年、土地の証券とかを見せてもらった時は「よくぞこの土地を」と思いましたが(笑)。いろいろな制約がある中、うちも必死に付いて行った感じです。

 

1階には車を置くガレージ、2階3階には居住スペースとなっていますが、“絶対ここは譲れない”と思ったものは、何かありますか?

「車のことなんですが『趣味の空間に住んでいたい』というのがありました。車のために何か仕切ったりすると『趣味の空間を見ている』ということになってしまう。車も置けて、そこに広いスペースがあれば、車をいじったり、絵を描いたりする趣味のスペースに住んでいたかったんです」

「言っても聞かないから(笑)」と、奥様は趣味のガレージのスペースをはじめ、家作りの設計などには反対しなかったという。ただ完成した家の写真を見ると、“家に行きたい!“という人と、“綺麗すぎて落ち着かない“といって来たがらない人もいるという。「僕らはいろんな家を見ているから、いろいろな暮らし方があるのを知っています」とホープスの坪井氏は語る。

 

窓を開けると多摩川が見渡せる開けた場所。もちろん多摩川の花火大会もよく見える。どんな暮らしをしているんだろうか?

「窓からビルや家が見えるより、パァ〜〜っと開けて抜けている空間の方がいいに決まっています。友達と集まって、多摩川の花火大会はもちろん、ガレージで麻雀したりしています」

 

ご主人がガレージでワイワイやっている時、奥様は?

「私は下のガレージには行かずに、キッチンで料理を作っています。いいグリルを入れてもらったので、結構いろいろ作っています。パンやピザも作りました。それで『食べる?食べる?』と出しています。今後も人が集まる家になるといいなと思います」そう奥様が語るように、今後も楽しい生活が目に浮かんでくる。

【ホープスについての一問一答。】

ここは失敗したな、というところは?

「お風呂場がスケスケすぎました…(笑)。フィルムを貼りました」

 

長期優良住宅の提案もホープスからあったと思いますが、どう思いましたか?

「最初、全く考えてなかったんですが、ホープスさんから第三の見積書みたいのに、書いてありました。取りに行くのに、そんなに大きな金額じゃなかったので、やりましょう!と乗ることにしました」

 

ホープスに頼もうと思ったきっかけはなんですか?

「理由は2つあるんです。まず1つ目は、作りたい家の形は決まっていた。そこで作れる工法はなんなんだ? 普通の在来木造だと難しい。ツーバイフォーでも壁が必要だってなって。鉄骨造、コンクリートまで検討したんですけど、結局ホープスさんの使われているSE構法っていうのが、いちばん空間が取れて、なおかつ耐震性が取れることが分かってきました。2つ目は、私自身が建築業をやっているので、『今後お客さんがどういう暮らしかたがしたいか』ということを細かく聞くようにしています。たくさん会社を当たる中で、『どの形にしたいですか』と聞いても、固まっている人って少ないですから。ホープスさんだけは「どんな暮らし方したいですか?」「どんな間取りがいいですか?」「どんな家具持ってきますか?」というところまで聞いてくれました」

 

では、ホープスに頼んで良かったですか?

「良かったです」

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