遊び道具もたっぷり収納!好きなものに囲まれて、家族で楽しみながら暮らすフルリノベーション
ポップなアメリカのカップやビンテージ雑貨、海の写真集など家主の好きなものがセンス良く置かれているSさん邸。中古の一軒家をリフォームされました。
7歳と5歳のお子様がいるSさん夫婦は、どうやってこの空間を手に入れたのでしょうか?
ホープスに頼んだ経緯なども聞いてきました。
—玄関をはいると、いきなり、大きな土間収納があって驚きました。とても使いでのありそうな収納ですが、リフォーム前からあったものなんですか?
いえ、今回のリフォーム工事で、ホープスさんから提案してもらって実現したものです。
実は我が家は、サーフィンとかキャンプとか、アウトドアで遊ぶのが大好きな家族なのですが、その道具が非常に多くて。以前の家では、サーフィンやキャン部道具を置くために、一部屋まるまるつぶれてしまっていたんです。
そのことをホープスさんにお話ししたら、「玄関をはいってすぐに、靴を履いたまま簡単に道具をしまえる収納をつくりましょう!」と提案していただいて、それはいいな、と。ラーチ合板を使った棚の基本形を大工さんに作っていただいて、そこに自分たちで工夫を加えて、サーフボードやキャンプ用品をたっぷりしまえる収納に作り替えています。自転車も玄関に置いているんですよ。
—なるほど。最初からここまで大胆なリフォームをお考えだったのですか?
実は、最初はリフォームなんて全然考えてなかったんですよ。
この家を建て替えてもいいけれど、いっそのこと土地建物ごと売ってしまって、その資金でどこか別の場所にまったく新しい家を建ててもいいかな、と考えていたんです。
そんなときに、たまたま知り合いから、いろいろと柔軟でアイデアも経験も豊富な工務店があるよ、と教えてもらったのが、ホープスさんでした。調べてみると、耐震性に優れたSE構法を扱っているということで興味をもち、一人でフラッと話しを聞きに行ったんです。
—最初はどんな話をなさったのですか?
最初の面談では、ほとんど予算の話しに終始しましたね。
残念ながら、別の場所に土地を買って家づくりをするアイデアは、予算が合いそうにないことがわかりました。次に今の土地での建替えについてどうか、と相談したのですが、既存の建物が半地下になっていて、どれぐらい埋まっているのかによって、必要な予算が大きく変わってしまう、ということを教えてもらいました。設計や工事をスタートした後で、想定外に工事費が膨らんで予算オーバーになる、というのは嫌だったので、建て替えも難しいという結論に至ったところで、いったんホープスさんとの話しは止まってしまいました。
その後、実は建て替えをあきらめきれずに、別の2社ほどにも話を聞きに行ったんです。
ホープスさんとお話ししたときは、半地下の件に代表されるように、私たちの不利になることもすべてお話ししてくれました。ところが、他の二社は『だいたい予算はこれだけかかります』という金額が出てきただけで、リスクについて話がなかったんです。
本当はこれだけじゃないでしょう?と聞きたくなりましたよ(笑)
奥様:ホープス以外の2社は、私も一緒に行きました。一つは、親子でやっている工務店的なところで、ここは自分たちの感性と合わないかな、と。もう1社は、女性社長が主婦目線で家づくりをしている、という会社だったので期待していたのですが、実際にお話しを聞きに行くと、自分たちの方針、やり方だけ一方的に説明されてしまって・・・。実際に家づくりをお願いしたとき、私たちの意見に歩み寄ってくれるのかな?と不安になってしまいました。だから主人とも「ホープス以外の2社は違うね」と話し合ったのを覚えています。
ご主人様:ホープスさん以外のお話しを聞いたことで、ホープスさんへの信頼感が高まった、という結果になりましたね。
そのままホープスに建て替えをお願いできればよかったのですが、残念ながら予算の問題がありましたので、別の土地での新築や、今の家の建て替えはあきらめざるをえませんでした。
そのときふと、全面的なリフォームだったらどうだろう、と思い立って、もう一度ホープスさんに相談に行ったんです。
自分も営業の仕事をしていて、あっち行ったり、こっち行ったりというのはあまり好きではありません。「ココ!」って決めたところと一緒にやっていく方が上手く行くとも思っていましたので、リフォームで進めるならホープスさんで、と先に決めてからお話しを聞きに行きました。
● 図面だけではなく、工事中に目で見て相談
—ホープスに期待したことはありましたか?
ご主人様:ホープスさんだったら、話をして、何度もキャッチボールをしてやっていけると思いましたね。実際に家作りが始まったら、図面を見ながらスマホで写真を撮って、書いて、ホープスに投げて、というやり取りを何度もさせてもらいました。ここにガス栓を、ここにソファを、エアコンはこっち、など、本当に細かいところなんですが、ホープスさんがきちんと全部拾ってプランを作り上げてくれました。
奥様;主人はせっかちなので、キャッチボールが多くて大変だったかもしれませんが、細かい部分まで私たちの希望が反映していただいたので、できあがった家の満足度は非常に高いです。
実は、希望の大きさのキッチンを入れたら、窓の前までかかってしまうことが設計段階でわかったんです。窓の高さの方がキッチンより低かったので、おかしくなるんじゃないかな、と心配で、小さいキッチンに変えたほうがいいかもしれないとずいぶん悩んだんですが、ホープスさんが「大丈夫ですよ」と言ってくれまして。実際すごく上手に処理してくださって、リビングや子供の学習コーナーとの関係も近くなって、すごく満足しています。
—工事中に印象に残っていることはありますか?
ご主人様:天井の梁をあらわしにしていただいたのですが、解体工事が終わった状態で、実物を見ながら、天井から梁をどれだけ出すことにするか、直接ホープスさんと相談出来たのは良かったですね。
奥様:図面だけでなく、見てみないと分からないことってたくさんありますよね。工事中には、実際に自分の目で見て、何度も確認させてもらいましたので、私のイメージと、実際にできあがった建物にズレがなかったですね。
実はキッチンの後ろに薄い食器棚を作ろうかと思ったんですけど、工事中に見たら、思っていたよりも狭いことが分かりまして。食器棚を置くのをやめて、リビングにサイドボードを置いて食器をしまうことにしたんです。結果としてこの方がキッチンがすっきりする上に、インテリアのアクセントになる気に入ったサイドボードも買うことができたので、とても良かったですね。
—今回、S様がご自身で工事に挑戦なさった部分もあったそうですね。
ご主人様:予算を押さえるという意味もあったのですが、「ここは自分でやってみよう」と思えるところで、いくつか挑戦してみました。棚のレールの取付はうまくいきました。3階の寝室のフローリングはが貼ったんですが、これもかなり上手く貼れました。夏休みをつかって、ほとんど熱中症になりかけながら頑張ったので、うれしかったですね。
一方で、うまくいかなかったところもあって、2階のリビングの、ヘリンボーン貼りの床フローリングは失敗してしまいました。V字型にフローリングを貼っていくと、どうしても隙間ができちゃうんです。ここはもう諦めて、プロの職人さんにお願いしました。私が貼ったフローリングをいったん剥がして、最初からやり直していただいたそうで、ご苦労をおかけしてしまいました(苦笑)
● 裸足で歩くのが気持ちいい家
—では、実際住み始めて、気に入っているところはどこですか?
ご主人様:アメリカのビンテージ雑貨全般が好きなんですが、リフォーム前には飾る場所がなくて、押入の中にしまい込んでいました。今回のリフォームで、こういう雑貨たちを飾れる棚を作ってもらって、やっと陽の目を見ることになりました。
家全体も、断熱材を強化してもらったせいか暖かいんですよ。無垢のフローリングの上を裸足で歩くのが本当に気持ちいいですね。
奥様:私は、洗濯機を2階にしていただいた点がとても気に入っています。リフォーム前は、浴室のある1階に洗濯機があったのですが、リフォームでキッチンの並びに洗濯機置き場をつくっていただいたんです。
以前の間取りでは、洗い終わった洗濯物を1階から3階まで持って上がっていたんですけど、今は2階から3階に持っていくだけになったので、非常に近くなって嬉しいですね。
たったこれだけの違いで、家事動線がしっくりくるというのは驚きました。さすがプロの設計者さんは目の付け所が違いますね。引越しの手伝いに来た友達には、「気が良くなった」「いい空気が流れてる」と褒められました。
それから、キッチンの後ろの階段に、本棚をつくってもらったんです。私がキッチンで料理をしていると、子供たちが階段に座り込んで本を読んでいたりして、子供との距離が縮まったな、と実感しています。
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