参考にしたのはビジネスホテル!実用性と収納を極めた低炭素二世帯住宅
参考にしたのはビジネスホテル!実用性と収納を極めた低炭素二世帯住宅
私鉄沿線の最寄りの駅から近く静かな住宅街にあるT様邸。取材日は、近所の神社のお祭りで賑やかな出店がたくさん出ていて、子供達がみんな楽しそうな雰囲気でした。都心に出やすい場所にありながら、昔ながらの行事も盛んに行なわれている地域です。現在6歳と3歳の男の子のお子様と夫妻の4人暮らし。下階には近々お母様が引っ越してくるそう。どうしてこの家をホープスに頼むことになったんでしょうか? きっかけから、家づくりのコンセプトまで、聞いてきました。
土地探し優先で、片っ端から業者を探したら…/ご主人様から
————ここに家を建てるきっかけは何だったんでしょうか?
うちの母親が高齢だったので、どこかのタイミングで一緒に住んだ方がいいかなと思いました。でも住んでいる地域の子供の幼稚園、小学校の学区などは変えたくなかったんです。前の家もこの近所だったんですが、いい土地が出れば…と土地を探していました。土地の探し方は、ネットはもちろん見ていましたが、近所をぐるぐる回っていたら、どこが売りに出てるか分かりますよね。前の家も散歩している時に見つけて衝動買いしました(笑)。
————前の家の業者に家を建てるのを頼まなかったのはなぜですか?
前の家はモデルプランで作ったので、ミニ一戸建ての仕入れ業者だったんです。とにかくこの近所に土地を買うことの方が優先で、二世帯住宅が建てられそうな土地だったら、即決しようと思ってました。
————ホープスを知ったきっかけを教えてください。
ネットで探しました。狭い面積で完全分離の二世帯住宅を建てられそうなところを片っ端から探しました。ハウスメーカーでは無理。商品で出来上がっているものもダメ。狭小住宅を得意としている会社を選ぼうと思って探していました。
————探し方で苦労した点はありますか?
電話の段階で断られたところも何社かありました。「一種低層の80平米の土地で完全2世帯住宅を建てたい」と言ったら「地下掘らないと建てられない」「そんなの建てられない」と言われてしまいました。そんなこんなで、電話で4〜5社、話を進めた3社ぐらいの中でホープスがいちばん真摯に対応してくれました。
「家は芸術品ではない」トータルの家造りのサポート
————オフィスやビジネスホテルや建築を発注したことがあるので知識もお持ちのTさん。頭の中には、どういうものが建つのかもイメージがあったということですが、どうだったんでしょう?
自分は発注主ではあるけど、設計屋ではない。建築会社でもない。だけど設計士さんから「こういう家じゃないダメだ」と押し付けられたら嫌なんです。自分たちの家なので、別に芸術作品を建てたいわけじゃない。そういうところをホープスさんは重視されていました。
また「移住・住み替え支援機構」のこともあり、ローンや登記の手続きなど、建築だけじゃなくて、トータルに家造りをサポートしてくれました。
————他にホープスに頼んだことは何かありますか?
デザインは飽きが来るかもしれない。家の雰囲気を変えたかったら、壁紙を変えるとか床材を変えるとか多少リフォームが出来る。10年後、何が趣味かは分からないので、普遍的なものをお願いしました。
また近所に住んでいたので、工事中も見に行って空いているスペースがあれば極力収納にしてもらいました。収納が多くても困ることはない。前の家は5,6畳のロフトがあって、その分の収納はどこかで確保しようと思っていました。
————自分の仕事の中で役立ったことは何かありますか?
自分の仕事の中で参考になって生きているのは、ビジネスホテル。土地代とコストが鍵で、部屋はなるべく小さくしたいけど、値段は高くしたい。狭いスペースで「ベッドはどう置くか」「デスクは本来60センチ置きたいけど、55センチでもいけるか?」とか考えるわけです。べッドとデスクのサイズ、置き方で無駄なく、効率がいいバランスはどこになるのか、100通りぐらい設計士さんに描いてもらったことがありました。ホープスの社長にも「そういうことやるからね」と言っておきました(笑)。
————この家で気に入っているところはどこでしょう?
収納をたくさん作れたところですかね。3階の水回りの天井を下げて、フラットにして、実際より広く見えるところも。あと「認定低炭素2世帯住宅」で補助金ももらえて、お金的にもメリットがありました。
あとホープスさんから提案してもらったアカシアの床が素敵でコストパフォーマンスがいい。これに合わせて家具は全部買い直しました。
「あるといいなが詰まってる」私は打ち合わせに行かなかったけど…/奥様から
————奥様はどこが気に入っているでしょうか?
やっぱり収納ですね。前の家は収納がなくて辛かったので。前の家の収納は、ロフトがあったんですが、はしごで登っていくから、ほぼゴミしかない(笑)。これは生きた収納ではないなと。今の家に遊びに来た友達には「え、ここにも」「あそこもー!」「えげつないほど収納があるね」と言われました(笑)。
収納アドバイザーのブログに出てきそうな、リビングの棚も作ってくれました。まあ、HOPESギャラリーの打ち合わせコーナーをパクったんですが(笑)。
物干し器具も良いものを見つけてきてくれました。寝室が3階なので、取り込みやすいところに物干しを器具をつけてもらったので、子供がいる友達が来た時に目ざとく見つけて「すごい欲しい!」と言われます。木のカーテンレールもお気に入りで、「あるといいな」が詰まっている家です。
————奥様は、打ち合わせにはあまり来てなかったようですが、どうしてだったんでしょうか?
15年くらい前に実家を建て替える機会があり、実家は「無駄な空間こそ贅沢」と無駄なスペースを取っていたんです。ところが主人が真逆のことを言うからびっくりしちゃって、付いていけなくなっちゃった(苦笑)。「どこにそんな空間があるんだ?」って言われても、現実的に無理だと気付くまで時間がかかりました。やっぱり私は子供部屋を作ってあげたかったんですよ。でも夫は「なくても生きていける」と。結果的に秘密基地のような子供の空間に子供たちは大喜びでした。屋根が低くて男心をくすぐるみたいです。
————では、ホープスに頼んでよかったでしょうか?
はい。本契約までは参加していたのですが、工事に入ってからは手を抜かない会社だから大丈夫と見に行かないで完成形しか見てないですが、満足しています。いい形になりました。ホープスに頼んで良かったです。