省エネな家に住みたい方に!パッシブデザインについて!

新しく家を建てる方の中に省エネな家に住みたいと思ったことはありませんか。
省エネな家になるような設計をしたいと思い調べていたら様々な疑問が生まれると思います。
そう思ったあなたに省エネに関するパッシブデザインやZEH水準についてお話しします。

 

□パッシブデザインとは

 

そもそもパッシブデザインとは自然の力を利用した設計技術のことです。
例えば、太陽光の熱により、家を暖かくしたり、その熱を逃しにくくしたりといったような自然エネルギーの活用により消費エネルギー量を抑えるようにすることはご存知でしょうか。
詳しく見ると大きく2つについてご紹介します。

1つ目は太陽エネルギー利用です。
太陽エネルギーの中にも熱と光があります。
冬はとても寒く暖房をつけたい時がありますが、とても費用が高くなることでしょう。

しかし、この太陽エネルギーの熱を利用し、その熱を蓄熱させ夜まで暖かくなります。
また昼の時間帯には太陽の光をできるだけ室内に取り込み、照明による電気代や消費エネルギーを減らします。

2つ目は風エネルギー利用です。
夏はとても暑いと思います。また春や秋でも少しの風があれば快適に過ごせるでしょう。
そんな時には自然風を利用します。
利用することにより、エアコンや除湿器を必要としない期間ができ、大きく消費エネルギー抑制が可能になります。

 

□パッシブハウスとは

 

パッシブハウスという言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
パッシブデザインとは違い、パリ協定がきっかけで日本にこの認識が増えつつあります。
先ほど、お話ししましたが、パッシブデザインは自然の力を利用した設計技術ですが、パッシブハウスは基準があり、その基準を満たす省エネルギー住宅のことを指します。
しかしドイツやアメリカはその基準にとらわれず、そのまま日本に持ち込まれ、独自でパッシブハウスを開発しましたのはご存知でしょうか。

ここではパッシブハウスのメリットとデメリットや注意点についてご紹介します。
初めにメリットについてです。
1つ目はやはり光熱費の削減が一番大きいと言えます。
日本の気温の変化は激しく、冬の暖房代や夏の冷房代はかなり生活費に加算されるでしょう。
それを削減できるのはとても家庭的にも持続可能な社会のためにも良いことといえます。

2つ目は快適に健康に暮らせます。
エアコンや暖房を使用する際、風量や温度設定を行う方が多いでしょう。
やはり、長く使うほど部屋は一定の方向に風が吹き乾燥し、身体に影響が出ることもあります。
しかし、パッシブハウスに住むと、断熱材の壁や天井や窓等の表面温度がきれいに整い、全体的に風や温度が広がるため、乾燥することが少なくなるでしょう。

次にデメリットについてです。
建築する費用が高くなる可能性があることです。
断熱や蓄熱するような壁や窓といった高い技術を使用した住宅になりますので、どうしても高くなる傾向にありますので注意しましょう。
しかし、長期的視点で考えると、住んでからのメリットを考えるとそちらのメリットの方が大きいと考える方も多いでしょう。

注意点としては土地をしっかり見ておくと良いでしょう。
いくら太陽の日光を集め部屋を明るく、暖かく保てるとしても、そもそもの太陽光が入りにくい場所では意味がありません。
まず、土地を探す時には、そのような環境が整っているのかが大切になってきますので押さえておきましょう。

他にはパッシブハウスに関する知識を持っている建築診断士に相談することです。
先ほどお話しさせていただいた、土地に合わせて設計するので一般のハウスメーカーでは対応できない可能性があるので注意しましょう。

また補助金を受けられる可能性があります。
これは省エネや環境に対する配慮が優れている木造新築住宅に対して地域型住宅グリーン化こと業による補助金が下りる可能性があるので確認しておきましょう。

 

□ZEH水準とは

 

ここまでご紹介した省エネによる住宅の中でも弊社はZEH水準による省エネ性能を取り入れています。
ZEH水準は省エネ基準よりも厳しく、4つの条件により成っているので押さえておきましょう。

1つ目は強化外皮基準がありそれを満たしていることで、これはエネルギーをできる限り必要としないものであり、高い断熱基準を設定しています。
2つ目は再生可能エネルギー以外のエネルギー消費から20%削減するといったエネルギーを上手く使う住宅の基準です。
3つ目は再生可能なエネルギーが導入されていることで、太陽光発電や風力発電を取り入れエネルギーを作り出していくことです。
4つ目は1つ目から3つ目の方法によって年間消費エネルギーと作りだしたエネルギーの差がほぼゼロ以下を指すことであくまでも目指すものですから注意しましょう。

 

□まとめ

 

今回はパッシブデザインやパッシブハウス、ZEH水準についてお話しました。
弊社では先ほどご紹介したZEH水準による省エネ性能での家づくりをします。
ご相談がありましたらご気軽にお問い合わせください。

著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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