世田谷のデザイン住宅|小さくても広く住める家_アイデア134|(株)ホープス代表 清野廣道のブログ
世田谷のデザイン住宅|(株)ホープス代表 清野廣道のブログ
[小さくても広く住める家_アイデア134]
ホープスの仕事がメディアに取り上げられましたシリーズ第4弾、今回ご紹介するのは「小さくても広く住める家_アイデア134」というムック本です。
都内で家づくりを考えている方の多くが興味をもつ書籍だと思いますが、世田谷を中心に家づくりをお手伝いしている弊社にも、「狭小地で広々とした間取りを実現したい」というご要望やお問合せをよくいただきます。
広々と暮らしたいという希望は誰しもが願うところですが、限られた敷地や法律の規制などで、納得の家づくりは難しいものです。
そこで本書では、プランニングの仕方や収納の作り方など、ゆったりと住める家を造るノウハウやアイデアが充実した実例とともに紹介されています。
予算内で小さくても広く住める家づくりのコツが満載の本と言えるでしょう。
目次は、このようになっています。
〜目次〜
特集 狭小地でも満足できる家
特集 悪条件を克服した住み心地満点の家
・狭さを克服するプランニング
・住みやすいLDKを造る
・水まわりとプライベートルーム
・上手な収納で狭さをカバー
・依頼先選びで成功する
・建物の法規と建築計画
ムック: 127ページ
出版社: 成美堂出版 (発売日 2011/2/2)
本書の中で紹介されているホープスの仕事は、敷地面積14.1坪のN邸です。
敷地状況は、木造建築は準耐火構造が義務づけられている防火地域。南側は6m道路に面していて、日当り良好。第三種高度地区なので、10mまでの高さの家が建てられます。
お施主様からの主なご要望は、2台の愛車が置けるガレージハウス、家族の息づかいを感じられる家にしたい…といったことでした。家族構成は、ご夫婦とお子様の3人家族です。
こうした条件やご希望から建てた家は、1階が自動車を上下に駐車できるリフト式ガレージとご主人の寝室、2階がLDKとサニタリー、3階がフリース ペース(夜は奥様とお子様の寝室)という間取りになりました。建具や収納、空間計画も工夫して、光が射し込み、開放感のある空間に。
他にも、オーディオ好きのご主人のご要望で天井に埋め込んだスピーカーや防犯効果の高い電子ロック、あえてサニタリーから独立させた洗濯スペースなど、随所にこだわりとアイデアを散りばめた住まいです。
小さな家は、寸法で制約を受けることが多くなります。ただ、それを用途や動線に利用したり、視線の抜けを考えた視覚的な広さや、光と風の入り方・抜け方を計算すれば、体感的な広さを感じられる、居心地のいい家ができると私は思います。
本書は4年前に発行されたので既に絶版のようですが、amazonなどで中古品がお手頃価格で購入できるようです。気になる方は、ぜひ探してみてください♪