SE構法で狭小住宅をつくるメリット
ホープスでは、SE構法で作る狭小住宅を得意としています。
SE構法は様々なメリットがある木造の耐震工法ですが、特に狭小住宅で使うとメリットが生きてきます。
SE構法の「資産住宅」、「SOWEデザイン」といった仕組のメリットがある一方で、木造のラーメン工法としてメリットもあります。
狭小住宅で使うときのメリットというのは、「木造ラーメン工法」の特徴を生かせる点にあります。
SE構法で狭小住宅をつくるメリット1:壁を少なく、窓を大きく出来る事
SE構法のメリットの一つに、壁を少なく出来るという特徴があります。
SE構法はラーメン工法と呼ばれ、柱と梁で構造を持たせる工法です。
つまり、室内の壁が少なくて済むのです。
狭小住宅の多くが、敷地の間口が狭い事が多く有りますよね。
「ウナギの寝床」なんて言われる事も有りますが、間口が狭く奥行が長い敷地のほうが、正方形に近い土地に比べて価格が安くなっている事も理由の一つです。
このような狭小間口の敷地で、壁が多いと非常に困る事が有りますが、最も多い悩みは
・リビングとダイニングの間に必要のない壁が出てくる
という事です。
SE構法を使うと、この壁を取り払うか、非常に小さくする事が出来ます。
壁が少なくても構造が成り立つSE構法で、狭小住宅をつくる時の大きなメリットとなります。
SE構法で狭小住宅をつくるメリット2:2階建ての狭小住宅でも構造計算をして安全性を検証している点
2階建て以下の住宅は、法律で構造計算が義務付けられていない事をご存知でしょうか。
「構造計算って何?」という事ですが、構造計算とは簡単に言うと「建物の重量を加味する」事です。
在来工法の2階建て住宅の場合、建物の重さを検証せず(構造計算をしない)とも、建てられてしまうのです。
ですが、本当に安全・安心な建物を建てると考えると、やはり建物にかかる重さを検証し構造計算をして、地震時に倒壊しないかを検証するのをお勧めしています。
特に狭小住宅の場合は、構造的に若干難しい敷地条件となる場合もあります。
構造計算をしておけば、安全性・日常の使用性のどちらも異常がない事を確認する事が出来るので、とても安心です。
地震が来た時に、家族みんなで「大丈夫かな?」と常に不安になってしまう家よりも、構造計算されていて「SE構法だから安心だよ!」と家族に言ってあげられる家の方が、良いのではないでしょうか。
SE構法で狭小住宅をつくるメリット3:スキップフロアや段差が得意
建築の構造設計では、2階以上の床は構造耐力上に主要な部分となります。
床を設計する時に、狭小住宅の内部空間を面白く、豊かな空間にするために段差やスキップフロアを設ける場合が有ります。
その場合も、SE構法は活躍してくれます。
SE構法の床は構造的にとても丈夫な「厚さ28ミリ」の合板を貼ります。
また60cmまでの段差であれば、同一の床とみなす事が出来ます。
2階以上の床は構造上とても重要な部分で、この床を強く設計出来るという点も、狭小住宅での空間の自由度に繋がってきます。
SE構法で狭小住宅をつくるメリット4:吹き抜けやインナーバルコニー等の空間をつくりやすい
吹き抜けやインナーバルコニー等を設けて、狭小住宅の中に光や風を取り込む事は重要です。
そんなときもSE構法のメリットが生きてきます。
28ミリの合板による床が強いので、吹き抜けやインナーバルコニーをすっきりと設計する事が出来るんですね。
狭小住宅では、このSE構法が持つ「ちょっとした設計の自由度」が大きな差になってきます。
SE構法で狭小住宅をつくるメリット5:3階建て狭小住宅における1階部分の耐震性確保
狭小3階建てで、特に1階部分にガレージを設ける場合などは、必然的に1階部分の構造に負担がかかる場合が有ります。
2階建てより3階建ての方が建物の重量が重いので、構造的にしっかりと検証をしておく必要が有るんです。
3階建ての時によく地震で壊れてしまうのは1階部分です。1階部分をしっかりと設計しておくために、SE構法はとても有効です。
SE構法は柱と基礎を、頑丈な金物で一体化します。
これにより、地震が来た時に柱の足元が非常に粘り強く耐えてくれます。
3階建てでガレージなどを大きく取っている場合、壁が少なくなるのですが、SE構法は構造計算をして安全性を検証しているので、倒壊の危険性がゼロという、安心感があります。
まとめ:狭小住宅にSE構造はとっても向いています
いかがでしたでしょうか。狭小住宅は構造的な側面から他の建て方にはない特徴があります。その狭小住宅で必要となる構造的な特徴として、SE構法の持っている特徴はとても相性が良いのです。是非これからお家を建てる方、特に狭小住宅を検討している場合はSE構法という構造をチェックしてみると良いかと思います。
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