世田谷の注文住宅|ホープスギャラリー 打合せチェアーのリファイン(貼り替え)|(株)ホープス代表 清野廣道のブログ
世田谷の注文住宅|(株)ホープス代表 清野廣道のブログ
[ホープスギャラリー 打合せチェアーのリファイン(貼り替え)]
皆さんにはどんなに古くなってもこれは手放せないという、『思い出の品』がありますか?
他人から見ると、「何故この人はこんなにぼろぼろになったものを使い続けるのだろう」と思うものでも、持ち主にとっては大事な宝物だという事がありますよね。
たとえば、幼少期を一緒に過ごしたくまのぬいぐるみ、初めて自分の給料で買った財布…etc。
一人一人、その大事な物は違います。
今日は、ホープスが今の事務所に移ってからを共に過ごした、大事な椅子のリファイン(張替え)エピソードをお話します。
四年前に世田谷区尾山台に事務所を移転し、その際黒い革のチェアーを6脚購入しました。
それ以降、お客様との初回面談、プレゼンテーション、設計打合せ等をその椅子に座りながら行ってきました。
ホープスにとって、いつしかその椅子は、お客様との思い出を共有する大事な存在に……。
しかし、四年間ずっと使い続けた椅子はとうとう綻び始め、かわいそうな状態にまで陥ってしまいました。そこで、そろそろ椅子を新しく購入するかどうかを検討することに。
最初は、この四年間、沢山のお客様と打合せしてきた大事なこの椅子を手放したくないという気持ちでいっぱいでしたが、考えていくうちに、新しく買うのではなく、リファインすれば手放さないで済むのではないかと思うようになりました。
そしてそのリファインのデザインを、ホープスでチャレンジしてみよう!という結論に至ったというわけです。
こうしてホープスでは、打ち合わせチェアーのリファイン計画が、スタートしたのです。
検討の前にまずは今現在の椅子の状態を確認します。
↑現状では、座るところのカバーが破れて中の材料が見えてしまっていますね。
このままでは椅子がかわいそうです。
現状を確認したところで、早速リファイン検討に入りました。
打ち合わせチェアーリファインの検討課題は全部で5つ。
①しっかりとデザインしたい。
②コストを押えたい。
③春夏に掛けて、さわやかに、またカジュアル過ぎずに。
④耐久性も必要。
⑤秋・冬はまた考えよう。
上記の検討課題に従って念入りに検討を行いました。
↑試作を作ってシートの形状を確かめたり……。
その結果、耐久性を考え、椅子のカバーは交換できるもので作ることに決定!
↑生地素材検討中の様子。
↑生地サンプルがこんなにたくさん!
デザイン、手入れのしやすさなど、色んな方向から考えて選びます。
検討を重ねに重ね、生地が決定しました。
生地も決まったので、いよいよカバー製作に突入。さて、どんな風に仕上がったかというと……
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じゃ~ん!こんな感じになりました!!
カバーが破れてひどい状態だった椅子が、こんなにオシャレになっちゃいました。
カバーは交換できるので、違う柄に替えれば、また違った雰囲気を楽しめます♪