狭小住宅を大きく見せる方法!実例を使ってご紹介します
「東京都心で夢のマイホームを建てたい」
「土地は狭いけど家族で快適に暮らせる家を建てたい」
このようなご希望をお持ちの方はいませんか。
デザインやインテリア選びで、小さい土地でも快適な住宅を建てられます。
今回は、実例を使って狭小住宅を広く見せる方法をご紹介します。
□間取りの工夫
狭小住宅を広く見せるために重要なポイントが間取りです。
間取りの工夫はさまざまなので、工夫を組み合わせると解放的な住宅が実現するでしょう。
*壁を作らない
住宅を壁で仕切ると住宅に圧迫感が生まれ、狭小住宅では特に一部屋が狭くなってしまいます。
そこで壁をできる限り減らし、ワンフロア全体を見せる住宅にして解放感を与えるでしょう。
壁を設置せずに住宅にメリハリをつける方法としてスキップフロアがあります。
スキップフロアは1階と2階の間に小さな段差をつけて空間を区切るものです。
リビングとダイニングの間にスキップフロアを設置する実例があります。
スキップフロアは、部屋の奥行きを演出して、部屋全体を明るくするので視覚的に部屋を広くできるでしょう。
*3階建ての住宅
狭小住宅は、階数を増やし延床面積を広くすると充実した暮らしを実現できます。
3階建てにする際には、日当たりや風通し、生活導線などさまざまなことを考慮して過ごす時間が長いリビングを設置する場所を考える必要があるでしょう。
3階建ての住宅を広く見せる方法2つ紹介します。
1つ目は、階段デザインを工夫する方法です。
らせん状のスケルトン階段にすることで、階段が占める面積を少なくし空間に解放感が生まれます。
らせん状でなくても、スケルトン階段にして踏込板をなくすことで空間を創出できるでしょう。
2つ目は、吹き抜けや中庭の設置です。
狭小住宅が多い都市部は家が密集し日当たりが悪いケースがありますが、吹き抜けを設置すると太陽光が下の階まで差し込みます。
細長く横幅が狭かったAさんの住宅は、2階のバルコニーとリビングを吹き抜けで繋ぐことで窓が少なくでも明るい住宅を実現しました。
また、吹き抜けによって縦の解放感が生まれるだけでなくご家族を身近に感じられる温かい家になるでしょう。
吹き抜けと共に中庭を設置する実例があり、中庭によってどの部屋にも太陽光を取り込める住宅になります。
吹き抜けや中庭を設置する場合は、従来あるはずの壁や柱を極力減らすため耐震性が心配になる方もいると思いますがSE構法によって狭小住宅でも耐震性の高い住宅を作れます。
□窓や壁の工夫
窓や壁に工夫を加えることで、狭小住宅を広く見せることができます。
膨張色である白を基調とした壁にすると視覚的に家を広く見せることができます。
また、吹き抜けから入ってきた光を効果的に利用でき明るく解放的な住宅になるでしょう。
窓には2つのポイントがあります。
1つ目は、壁一面に大きな窓を設置する方法です。
外の光を効果的に取り込むだけでなく、外との繋がりを演出し解放感のある住宅になります。
2つ目は、部屋の上部や天井に窓を設置する方法で、天井の窓をトップライトと呼びます。
トップライトは太陽光を直接取り込むだけでなく、外からの視線や騒音を防ぐ効果も期待できるでしょう。
□収納スペースの活用
狭小住宅を広く見せる方法として、見える部分に物を置かないことが重要です。
しかし、狭小住宅では物を収納するスペースが十分に確保しにくいのも現実でしょう。
そのため収納スペースを工夫する必要があります。
デットスペースを収納場所として活用すると収納部屋を作らずに収納スペースを確保できます。
階段やスキップフロアの下の空間に収納スペース設ける方法や畳がある部屋は畳の下に収納スペースを作る方法があります。
デットスペースは間取りを考える段階で有効活用する方法を考えるのも大切ですが、住み始めてからも活用できそうな場所を見つけて工夫するのがおすすめでしょう。
□インテリアを工夫する
狭小住宅は、壁や床の見える範囲を大きくするのがポイントです。
背の高いインテリアや面積の大きいインテリアを設置してしまうと間取りを工夫しても狭く見えてしまうかもしれません。
そのため、狭小住宅の場合インテリア選びの工夫も重要です。
本棚やテレビの場合は、造り付けの本棚や壁にテレビを設置し圧迫感を緩和できるでしょう。
大きな照明をさけ、間接照明のような小さなライトにすると縦に解放感が生まれます。
また、ガラス製のインテリアや鏡は視覚的に部屋を広くする効果が期待できます。
インテリアであっても造り付けやライトは設計段階で相談する必要があるので、間取りを考えながらも家具を置いた後の住宅をイメージするのがおすすめでしょう。
□まとめ
今回は、狭小住宅を広く見せる4つの方法を紹介しました。
間取りのように設計段階から考える必要があるものから、収納スペースの活用やインテリア選びなど住宅に合わせる工夫などさまざまです。
是非これらの情報を参考に都心の狭小住宅での快適な生活を検討してみてはいかがですか。