狭小住宅を広く感じさせるには?気になる工夫を紹介します
「狭小住宅は気になるけれど、やっぱり狭いのが気になる」
このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
しかし収納スペースを増やす工夫をすることで、すっきりした印象になり広く感じられます。
この記事では、狭小住宅を広く感じさせるための収納におけるポイントをご紹介します。
□収納スペースを広く取るべき場所とは?
限られたスペースを有効活用するには、広さに強弱をつけて賢く設計したいですよね。
そこで、ものが多く、広い収納スペースが必要になる場所を3箇所ご紹介します。
1つ目はキッチンです。
食器に家電、調味料、食料のストックなど、キッチンは何かとものが多くなりがちですよね。
そのため、十分な収納スペースを取り、ものが溢れないようにする必要があります。
収納するものの数で考えると、場合によってはリビングよりも大きな面積をとることもあるかもしれません。
さらに、スペースを広く取る以外の工夫として、キッチンの後ろの棚を引き戸にすることが考えられます。
こうすることで、キッチンで作業をする際の動線がスムーズになるでしょう。
2つ目は、洗面所です。
リビングやダイニングにスペースを割いてしまうと、洗面所は狭くなりがちかもしれません。
しかし、洗面や歯磨きに加えて、着替え、メイク、洗濯など洗面所でする作業は多く、必然的にものも多くなりますよね。
洗面所を広く取ると、ものが片付きすっきりするだけでなく、将来年齢を重ねて体を動かしづらくなった時のためにも有効でしょう。
具体的な収納方法としては、主に2つご紹介します。
まずは、造り付け収納でオープンシェルフを設置し、それに合った引き出しやかごを組わせる方法です。
また、床下収納を利用することで、格段に収納スペースが広がるでしょう。
3つ目は、玄関です。
玄関も、家族分の靴に加えて、アウトドア用品、スポーツ用品、ビールの段ボール箱など、置いておきたいものがたくさんありますよね。
そのため、シューズクローゼットの設置や広めの土間を作る方法が効果的でしょう。
狭小住宅では、建築後に戸外に物置を設置することは難しいかもしれません。
また、玄関に収納するものはアウトドア用品をはじめとする汚れが付きやすいものが多いため、建築段階で大きな収納を作っておくと便利でしょう。
□収納スペースを増やすコツとは?
空いているけれど有効活用できないデッドスペースはなくしたいですよね。
そこで、収納スペースを増やすために場所を問わず使えるコツを3つご紹介します。
1つ目は、収納棚に関するものです。
まず、狭小住宅に発生してしまいがちな鋭角スペースや変形スペースに収納棚を作るということです。
こういったスペースは棚がないと使いづらく持て余してしまうことになりかねません。
また、収納棚の鉄則は間口を広く取っても奥行きは浅くすることです。
奥行きが深いと面積を大きく取ってしまううえに、手の届きにくいスペースができますよね。
そのため、結局そこに入れたものは使わなくなるという無駄ができてしまう可能性があります。
他には、ベッドの下に出し入れしやすいキャスター付きの収納を配置すること、壁に収納スペースを設けることが考えられるでしょう。
2つ目は、家具選びにおけるポイントです。
家具を選ぶ際は、1つで複数の機能を担うものを探してみましょう。
例えば、収納機能が付いたイスなどが挙げられます。
また、イスやかごを購入する際には、同じ種類のものに揃え、重ねて収納できるようにしましょう。
使わない時も、場所を取ることなくコンパクトに収納できます。
3つ目は、収納に便利なグッズです。
建築段階だけでなく、入居後もグッズを活用することで収納に工夫ができます。
例えば突っ張り棒を使うと、キッチン用品などのかさばるものを吊るす、部屋に仕切りを作るためのカーテンを設置するといったアレンジができるでしょう。
S字フックはものを引っ掛けるのに便利です。
タオルなど、収納したいもの自体を引っ掛けるだけでなく、かごにフックを取り付けると、収納スペースを大きく広げられます。
□ものを減らしてシンプルな暮らしを目指すきっかけに
ここまで、様々なコツをご紹介しましたが、持ち物を減らしてみるというのも1つの方法ではないでしょうか。
生活しているとどうしてもものは増えていきますが、今持っているものが本当に要るものかどうかを考えてみてはいかがでしょうか。
衣食住にかかわる最低限のものに加えて、趣味などの本当に必要なものを厳選してみましょう。
長年着ていない洋服、一度も使っていない食器などはありませんか。
まとまった時間が取れる際に、少しずつ不要なものを処分していくと良いかもしれません。
ものが減ると収納しやすくなりますし、精神的にも落ち着いた気持ちになれるでしょう。
□まとめ
狭小住宅を広く感じさせるためのポイントを3つの観点からご紹介しました。
狭いことで生じる不便が気になる狭小住宅ですが、工夫次第で広く見せられます。
狭小住宅もぜひ選択肢の一つとして考えてみてください。
土地に合った設計から当社がサポートいたします。
ご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。