パッシブデザインの住宅とは?特徴をを徹底解説します!

パッシブデザインの住宅とは何でしょうか?
この悩みを解決します。
パッシブデザインについて本記事では詳しく解説します。
もしわからない、あまり知らない方はぜひ一度本記事を参考にしてください。
少しでも役に立てれば幸いです。

□パッシブデザインの特徴とは?

パッシブデザインとは、人工的に快適な空間を作るのではありません。
自然エネルギーとして使われる風や熱を利用して心地の良い住宅を作っていくことです。
また、空調を使わないため、光熱費を減らせます。
そして、パッシブデザインを用いた住宅ではガス、電気をあまり使う必要はありません。
よって、二酸化炭素を排出しないため、地球にも優しい住宅です。
そのため、自然の力を活かる効率的な方法を叶えた住宅がパッシブデザインです。
できるだけ自然に触れながら、生活したい方にとってはパッシブデザインは最適な選択と言えるでしょう。

□パッシブデザインの基準

実際にパッシブデザインを備えた住宅とはどのような住宅でしょうか?
まず、夏は35度より低い場合です。
そして、冬は午前6時時点で16度より高い場合です。
室内にエアコンをつけていない状態で温度条件を満たしている、空調を使わないで心地よい空間を実現できるでしょう。
つまり、できるだけ人工的に温度調整をしない空間に近づけることが必須です。
これから実際にパッシブデザインを満たした住宅にする方法を解説します。
どのようにすればパッシブデザインの条件を満たした住宅になるのでしょうか?
季節によって大きく異なります。
まず冬の場合から説明していきましょう。
冬はできるだけ暖房を使わずに部屋の気温を保つ必要があります。
パッシブデザインを冬に実現させるには、断熱材に使われる数値、Q 値やUA値、C 値にこだわりましょう。
なぜなら一般的にこれらの値が小さいほど、暖かい部屋を維持できるからです。
また、部屋の暖かさを保ったまま、冷たい空間を部屋の中に入れにくくなります。
冬は部屋の中に太陽の光を入れることも重要でしょう。
なぜなら、太陽の光によって部屋の温度が上がるからです。
そしてパッシブデザインの住宅において、夏の場合はどのよな手段が考えられるでしょうか?
一つは夏はエアコンをできるだけ使わないで、部屋を涼しくさせることが重要です。
もう一つは部屋の中に日光を入れないことです。
冬とは正反対に、できるだけ外の空気を部屋の中に入れるのも良いでしょう。
そして、住宅で使われる壁や屋根の位置で太陽の光を遮られるか検討してみましょう。
住宅を検討している方は一度、ぜひ住宅会社の担当者に相談してください。
住宅を建てる前からパッシブデザインについて考える必要があります。

□パッシブデザインで注意すべき点

あらかじめパッシブデザインを考慮した住宅にするには吹き抜けの位置や窓の場所を考える必要があります。
例えば、空気は温度が上がるほど上に行きます。
それを活かして、窓の位置を高くして高温の空気を外に逃がせるでしょう。
これによって、住宅の温度を効率よく循環できます。
しかし、住宅を建てた後にパッシブデザインのリフォームするのは手間がかかります。
また、パッシブデザインを全て完全に行うことは非常に困難であることも知っておきましょう。
パッシブデザインを全て実現させようとすると、自然エネルギーに依存しすぎてしまいます。
これによって、間取りやデザインの自由度が下がります。
もともとパッシブデザインは快適な住宅を叶えるための住宅にも関わらず、自由に家を建てられなくてはもとも子もありません。
もちろんパッシブデザインは非常に便利な家です。
しかし、実際に全てのパッシブデザインを実現させるのはかえって非効率になる可能性があります。
バランスを考えて自然エネルギーを活用するのが得策と言えます。

□パッシブデザインを実現させるための行動

そして、パッシブデザインを実現させるためにどうすれば良いのでしょうか?
まずは空気を入れ替える方法があります。
窓から空気を入れ替えることで、エアコンを使わずとも快適な温度を作れるでしょう。
または太陽光を使う方法もあります。
太陽光でパッシブデザインを実現させるには冬が適切です。
まず冬は温度が低いため、軒やひさしの位置を考えることで、部屋の中に入る太陽光を調節できます。
そのため、冬ではできる限り、部屋の奥まで太陽の光を入れなければなりません。
実際にパッシブデザインがある住宅について紹介しました。
季節によってやるべきことを知っておけば、多くのメリットがあります。
住宅を決める際に少しでもパッシブデザインを使った住宅を検討してみてはいかがでしょうか?

□まとめ

本記事ではパッシブデザインの特徴について解説しました。
少しでも住宅に関する疑問が解消されたなら幸いです。
もしわからないことがあれば当社までご連絡ください。
お客様がより満足できる提案をさせていただきます。
お気軽にご相談ください。

著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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