重量木骨の家を検討中の方必見!坪単価の相場とメリット、デメリットについてご紹介

「重量木骨の家って費用がかかるのかな。」
「重量木骨のメリットとデメリットを知りたい。」
このように考えている方はけっこういると思います。
なかには重量木骨の坪単価の相場について知りたい方もいると思います。
そこで今回は、重量木骨の坪単価の相場とメリット、デメリットなどについてご紹介します。

□重量木骨について

いろいろご説明するまえに重量木骨そのものについてご説明します。
重量木骨の家は簡単に言うとデザイン、性能、対応力といった要素を
すべて持っている資産価値の高い家のことを指します。

デザインの要素は賞を受賞するなど成果を残しているレベルになりますが、
見た目だけの話ではありません。
暮らし方を含めたデザインになります。

性能に関してはSE構法などによって作られているかなどが指標になります。
SE構法に関してもあとで簡単にご説明します。

3つ目の要素ですが、重量木骨は日本にだいたい60社くらいしかありません。
そのため、木造の家とその地域について詳しい工務店が細かい部分まで対応し、
思い描いている理想の家を現実にします。

□SE構法

これは工学的に安全が保証されている構法のことを指します。
阪神大震災によってたくさんの木造の家が倒れてしまったことから
安全な家の実現にむけて研究されてきました。
実は、こういった家は接合箇所が比較的に強くありません。
そのため、その弱点になっている接合箇所を金属で代用し、
昔からの不安定な構造材ではなく、集成材を使っています。

□坪単価の相場

重量木骨の家の坪単価は平均でだいたい75万円になります。
これは一般的な家の相場と比較すると高いでしょう。
このように坪単価が高くなる原因は先程もご説明したように家の資産価値が高いからです。
上でご紹介したSE構法は以下の理由で費用がかかります。

*構造計算
SE構法では構造の入念な計算を行っています。
これはSE構法が耐震性に優れている最も大きな理由と言えるかもしれません。
構造の計算はマンションなどの鉄筋コンクリートや鉄骨を使った建造物でよく行われます。
しかし、木造の家にはほとんど使われてきませんでした。
実は、木造の家を建設するときは構造の計算が義務ではありませんでした。
ですが、SE構法ではやらなくていいにも関わらず、
構造の計算を専門家たちがしっかり行っています。
そのため、多少費用がかかりますが、優れた耐震性を得られるということです。

*集成材
SE構法では集成材を使っています。
その丈夫さは無垢材のだいたい1.6倍と言われています。
これだけでも無垢材より十分優れていると言えるでしょう。
さらに構造計算においても優れています。
無垢材の強さは一定ではなく、ばらつきがあるので完璧な答えが出せません。
これに対し、集成材は一定の強さを持っています。
そのため、完璧な答えを導き出し、より安心して暮らせる家を作れるでしょう。
しかし、これほどの性能を誇っているので多少の費用がかかってしまいます。

他にも輸送や部品など費用がかかる部分はありますが、
このように高い性能を得られる代わりに費用がかかるということです。

□メリット

重量木骨のメリットは以下のSE構法によって得られるメリットが大半を占めています。

*自由度
SE構法にすることで通常の家よりも自由度の高い設計が可能になります。
これは壁の強さを維持したまま通常の構造よりも壁の量を減らせるからです。
こうすることでいろいろなデザインを実現できるでしょう。
例えば、吹き抜けです。
吹き抜けに憧れている方はけっこういます。
家全体をほぼ一つの空間にできるので、
家族間のコミュニケーションがしやすくなるでしょう。

*保証
法律によって細かく定められたルールがあり、それに従った体制があります。
さらにSE構法施工管理技士によって管理され、SE住宅性能保証書も渡してもらえます。
そのため、安心して施工を依頼できるでしょう。

*頑丈
SE構法は上でご紹介したように構造計算や集成材のおかげで高い耐震性を誇ります。
家がどれほど地震に対抗できるのかを格付けした耐震等級で表すと、
耐震等級3に認定されています。
これは最高レベルを意味するのでとても頑丈な家と言えるでしょう。

□デメリット

完璧に見える重量木骨にも以下のようにデメリットがあります。

*費用
先程もご紹介したように重量木骨はお金がかかります。
基礎工事、輸送などに加え、SE構法の費用がかかるので、
比較的に坪単価が高くなるでしょう。

*将来が未知
実は、重量木骨の家はまだできて十数年ほどくらいしか経っていません。
そのため、この先何十年も経過したあとどうなっているか予測できません。
どのように劣化していくのかわからないので、
しっかりメンテナンスすることをおすすめします。

□まとめ

ここまで重量木骨の坪単価の相場とメリット、デメリットなどについてご紹介しました。
重量木骨の特徴やかかる費用について知っていただけたでしょうか。
多少費用がかかりますが、SE構法を採用することで非常に高性能な家になります。
メリットとデメリットの両方をしっかり把握して重量木骨を検討しましょう。

著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

Works(株)ホープスの建築実例
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