基礎の防水方法
前回のブログでは基礎の種類について書きました。
そこでは基礎は地盤調査→基礎工事という順番で構築される事に触れました。
家を建てた後で基礎から水がしみ出てきて驚いた経験がある方もいらっしゃるでしょう。
今回は基礎の防水方法について書きたいと思います。
家を建てる前の防水工事の留意点
防水処理を行う場合はまず原因を明らかにする事が大切です。
基礎から水がしみ出るトラブルの多くは雨などで地下水位が上がった時に基礎の継ぎ目から床下に水がしみ出している事が原因です。
また補修工事の着工を許可する前には原因と補修方法を特定する必要があり、
補修工事後に同じトラブルが発生した場合の対処方法についても書面で取り交わしましょう。
状況に応じた防水方法
傾斜屋根以外の屋根(陸屋根・屋上・バルコニー・ベランダなど)では
木材やコンクリなどの水平な屋根面を漏水から守る為に防水層を作って対処します。
防水層を設ける工事を防水工事と言います。
この他にも防水工事にはあらゆる条件や用途に対応できるように多種多様な工法があります。
以下に列挙しました。
液状の溶解アスファルトと防水性の高いアスファルトシートを積層し厚みのある防水層をつくります。
二層以上の積層工法が原則で、水密性・耐久性も高く、施工の不具合が出にくい工法です。
ウレタンゴム系防水層とはウレタンゴム系の防水材でつくられた防水層でその工法には緩衝用シート補強布などと
組み合わせて所定量の厚さに塗り付けて防水層をつくる塗布工法と超速硬化ウレタンを所定量の厚さに吹き付けて防水層をつくる吹付け工法があります。
塩化ビニル樹脂等をシート状にした防水シートを用いた防水工法で下地に接着剤などで貼り付ける「密着工法」と専用金具等を用いて下地に固定する「機械的固定工法」があります。
FRPは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略称で、ガラス繊維などの強化材(補強材)で補強されたプラスチックという意味です。
FRPは数々の優れた特性を持っており、強度・耐水性・成型性が優れていることから、船舶、水槽、バスタブ、波板、自動車、屋根材等として広く使用されています。
FRP防水はこの優れた特徴を防水分野に応用しており防水層は軽量かつ強靭で、
耐熱性・耐食性・耐候性などに優れているという特長があります。
また低臭の材料を使用することで、施工時の周辺環境に配慮する事も出来ます。
FRP防水は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、
この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水です。
よって出来上がった防水層は、継ぎ目のないシームレスな層となり、優れた防水性能を発揮します。
以上のように様々な種類の材料や施工方法があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
予算によって様々な防水工法や仕様があります。
改修時においては防水層を撤去するのか。
既存の防水層の上からかぶせるのか。
ベランダ・屋上の使用目的は。
等々、防水工事に失敗しないためには、
建物の構造と状態や既存の防水層の種類などによって、
適切な防水工法を選定する必要があります。
水漏れに悩まされている方は是非防水を気に掛けて適材適所の防水方法を選んでみて下さい。
尚、瑕疵保険として漏水を対象にするのは一般的に外壁や開口部、屋根から居室内への漏水の場合です。
基礎内(床下)への漏水が瑕疵保険の対象となっているか、
基礎の構造問題として扱ってくれるかは保険によって変わってくると思われます。
事前に確認しておきましょう。
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