カテゴリ:ロフトのワークス

ロフトはデッドスペースを有効活用できる上に、縦方向への広がりを感じさせてくれる狭小住宅の心強い味方です。住宅に楽しさをプラスするロフトの活用事例を集めました。

【 ロフト 】

屋根と天井の間を利用し、室内の一部に2階を作って生まれる空間がロフトです。この空間を利用すると、プラスαとしての収納や小部屋が増やせるので、人気があります。1階分としてカウントされないので、延べ床面積に応じで増える固定資産税にも響きません。ただし、無制限に使える空間ではありません。

ロフトのある家にする場合の建築基準法による制限

  • 天井高 1.4メートル以下
  • 面積 ロフトがある階の2分1以下 8分の1以下を超える場合には、各階の壁量を増やさなくてはならない
  • 固定階段はつけられない

自治体によって異なります。東京都の場合、区によっては、可動式階段、及びは梯子程度にする、固定階段は収納の床面積に算入、建築基準法23~25条を守ることというように、条件によっては固定階段をつけられることもあるようです。

ロフトの使い勝手は良いのでしょうか?

ロフトを作ることによって、天井が高くなり、開放的な空間になり、窓との組み合わせで、日当たりや風通しをより良くすることもできます。
収納スペースが増やせる、子供の遊び場や、寝室として利用できるなど、アイデア次第で利用法も広がります。
ただ、法的な制限があるので、部屋として使おうとした場合、必ず使い勝手の良い空間になるとは限りません。

ロフトのある家の室内環境とロフトの関係

ロフトがあることによって空間が広がる分、部屋全体の冷暖房の効率が落ちる恐れがあります。暖かい空気は、上に昇っていく性質があるので、冬は暖房の暖かさがロフトに上がっていってしまい、室内が暖まりにくい状態になってしまうのです。反対に、夏は屋根からの熱がこもるので、寝室や子供部屋としては使いにくい状態になってしまいます。

その為、ロフトを収納以外にも使う計画であれば、家全体の断熱性を高めておく必要があります。

収納として使うロフトの問題点

もし、梯子や可動式階段のロフトであれば、両手に大きな荷物を持って、昇り降りするのは、難しいでしょう。高齢になれば、さらに使いにくくなってしまいます。結果的に、一人では大きな荷物を出し入れしにくい、誰かに手伝ってもらえる時にしか使えないという収納スペースになってしまう恐れがあります。

収納として使うことを目的に考えている場合には、安全に昇り降りできる階段を考慮する必要があります。

ロフトのある家と耐震性の関係

ロフトを作ると、ロフトの使い方にもよりますが、家の上部が重くなるので、在来工法の場合、耐力壁が余分に必要になります。耐力壁を増やさず、ロフトを作れば、耐震性が低下してしまうからです。ただし、外枠を頑強に造るSE構法であれば、その心配はありません。自在に広い空間を作れるSE構法は、高い耐震性を持つロフトのある家を造ります。

関連カテゴリ: 狭小住宅 ロフト

ワークスを探す

スタイルから探す

地域から探す

Owner’s Voice施主さま対談
ホープスで実際に家をつくられた施主さまの家づくりの思い出をご紹介します。
施主さま対談をみる
お問い合わせはこちら
Homeへ