DIYとは?誰でもやればできる!賃貸でもDIY
昨今テレビなどでも盛んに取り上げられるようになったこともあり、DIYは誰にでも親しみやすいこととして知られていますが、「DIY」の言葉についてはよく知らない方も多いのではないでしょうか。ここでは、DIYの意味や歴史などをご紹介します。
DIYとは何の略?
DIY=英語のDo It Yourselfの略で、「自分でやろう!」という意味になります。そのため、基本的にはプロに任せず自分でやることは何でもDIYと言えますが、日本で広く知られているのは、テーブルなどを自分でつくったり、インテリアのデコレーションを自分でやってみるなどの行為です。
DIYの歴史は第二次世界大戦後のロンドンで始まっていますが、日本へは70年代に上陸したと考えられます。このころから各地にホームセンターがオープンしました。
DIYって日曜大工じゃないの?
70年代にDIY精神が日本に上陸したころは、まだあまり「DIY」という言葉は浸透していなかったようです。かわりに「日曜大工」という言葉が使われ、世のお父さんたちが、こぞってお休みの日曜に何かを作ったり修繕したりといったブームがありました。
その後DIYという言葉が日本でも使われるようになったので、日曜大工という言葉はあまり使われなくなりましたが、その内容はDIYの一部としての日曜大工という位置づけになります。
DIYに欠かせないホームセンター
70年代から広まったホームセンターですが、この言葉は日本の和製英語で、英語ではHardware Store(ハードウェア・ストア)と呼ばれます。
日本で初めて現在のようなホームセンターの形式でオープンしたお店は、ドイト与野店(1972年)とされています。当時はDIYに必要な道具や資材を販売するのが主たる目的でしたが、80年代のホームセンターは、日用品から食料品までバラエティーに富んだ商品を扱うようになりました。同時に郊外の大規模店舗が増えていきました。
現在のホームセンター売上ランキングは、ホーマックなどのDMCホールディングス、カインズ、コメリがトップ3を占めています。
DIY不動産とは?
世の中のDIYブームを受け、賃貸住宅でもDIYで模様替えなどができる不動産が増えてきています。賃貸住宅の場合、現状を変更してしまうと退居時にお金を支払うことになるなどわずらわしい部分がありますが、このDIY不動産は壁紙を張り替えたりペンキで色を塗ったりが可能で、さらに退居時には元に戻さなくても良いといった規定になっています。
こうしたDIY不動産の賃貸だけを紹介するサイトも増えてきており、楽しみながら住むという新たなライフスタイルが受け入れられています。
また、賃貸の大家さんでもプロの業者に頼まず自身のDIYで物件の模様替えや修理を行う人が増えています。
このように、DIYのはじまりが「自分でやってみよう!」という言葉ですから、小さくても大きくても自分でやればDIYということになります。ぜひ身近なところからDIYを始め、自分でやる楽しさを体感してほしいです。