世界遺産に登録されている美しい城の数々
お城は夢の世界に連れて行ってくれそうな不思議な魅力を感じる建物です。世界遺産に登録されている城もたくさんあり、世界だけでなく日本でもいくつかあります。今回は世界遺産に登録されている美しい城の数々をご紹介いたします。
日本で世界遺産に登録されている主な城
日本でも世界遺産に登録されている城があります。中でも観光地として有名な城についてご紹介します。
姫路城(兵庫県)
江戸時代初期に建てられた城で、国宝や重要文化財に指定されているほか、1993年に世界遺産に登録されています。白壁が美しい外観が別名「白鷲城」と呼ばれるゆえんです。
首里城跡(沖縄県)
現在の首里城は復元された建物のため、実際は首里城跡地が世界遺産に登録されています。かつての首里城は第二次世界大戦の沖縄攻撃により失われています。
二条城(京都府)
1601年に徳川家康の命により建築された城で、徳川慶喜による大政奉還が行われた場所です。
ヨーロッパで世界遺産に登録されている主な城
ヨーロッパには数多くの城があり、世界遺産に登録されている城もあります。
カステル・デル・モンテ(イタリア)
13世紀に建てられた歴史の長い城で、八角形を多用したその建築デザインは現代もなお美しい城として評価されています。この外観はユーロ1セント硬貨にも描かれています。
ヴァルトブルク城(ドイツ)
1067年に建築されたと言われるゲーテ街道沿いの城で、マルティン・ルターが隠れ家として使用し、聖書を翻訳したことでも有名です。
クロンボー城(デンマーク)
バルト海に面した海岸にある、かつては要塞機能を持った城でした。シェイクスピアのハムレットに出てくる「エルシノア城」として有名な城でもあります。
ダラム城(イギリス)
11世紀に建築された城ですが、1840年よりダラム大学の寮として使用されています。高さ14メートル、長さ30メートルの大広間が有名です。一般の見学はガイド・ツアーのみと制限されています。
アジアで世界遺産に登録されている主な城
ヨーロッパと比較すると城の少ないアジア地域ですが、世界的に有名な万里の長城などいくつかの世界遺産登録地があります。
南漢山城(韓国)
その建築に関してはいまだなお謎が残されている部分も多いものの、400年以上の歴史を持つ要塞として首都ソウルを守ってきました。9キロにわたる自然地形を利用してつくられています。
万里の長城(中国)
紀元前214年に秦の始皇帝によって建築が命じられました。現存する壁の全長は約6,259kmと言われていて、その大部分は明朝時代につくられたものです。
ここに紹介しました城以外にも世界にはたくさんの美しい城が存在し、世界遺産に登録されている城もまだまだあります。城を訪ねる旅をするのも城好きの方にはぜひおすすめです。