トレーラーハウスの魅力とは?法律や費用なども含めてお届けします!
移動可能な家であるトレーラーハウスですが、狭い土地でも我が家を持つことができると近年人気が高まっています。今回はこのトレーラーハウスについてご紹介します!
トレーラーハウスとは?
東日本大震災の際に仮設住宅として使用され、脚光を浴びることになったトレーラーハウスですが、日本では約20年と歴史が浅く、法律的にも整備が進んでいないため、一体建築物なのか車両なのかといった議論がよくされます。
それでも狭いスペースで我が家を持つことができるトレーラーハウスはまさに日本の住居としてうってつけなのではないでしょうか。
トレーラーハウスの歴史はアメリカで始まりました。当初はキャンピングカーの大型版といった位置づけでしたが、あちこちを旅するのではなく、一定の期間定住することを目的に作られたものです。「トレーラーハウス」というのは和製英語で、本場では英語でトレーラーホームやモビールホームと呼ばれています。
トレーラーハウスに関する法律
住居としても使用でき、また車としても移動が可能であることから、トレーラーハウスには建築基準法と道路運送車両法の両方がかかわってきます。そのため、どちらにあたるのかはトレーラーハウスの状況によるということになります。
基本的に、トレーラーハウスを建築物として扱われる場合は、以下の状態になります。
- 階段や柵などがつけられていて、すぐに移動することができないように固定されている。
- 電気や水道がすぐに取り外せないように固定されてしまっている。
- 移動の際にすぐに移動できるサイズや形を保っていない。
- 設置場所から行動までの移動通路が確保されていない。
このように、トレーラーハウスが建築物として扱われる際は、建築基準法にのっとり、建築許可も必要ですし、住居としての固定資産税もかかってくるので、注意が必要です。逆に車両として扱われる際は、車庫証明が必要ですし、自動車税がかかってきます。
トレーラーハウスにかかる費用
まずトレーラーハウスの本体価格ですが、これは大きさや機能により様々で、大体200万円台から1000万円するものまで幅があります。
それ以外にかかる費用は、トレーラーハウスの販売店からご自身の土地までの輸送費、設置費用、ジャッキ費用などがかかります。電気や水道などのライフラインに関する工事も住宅同様にかかります。
photo credit: JLS Photography – Alaska “Tiny House” – Alaska via photopin (license)
日本では法律的にまだ整備が進んでいないトレーラーハウスですが、上手に利用して憧れの我が家を持つ人が増えています。こうした「住」のあり方が、バリエーション豊かになる時代になってきているのでしょう。