ハワイアン音楽
皆様こんにちは!
本日のブログはハワイアンについてお送り致します。
ハワイアンは「ハワイの」という意味ですが、ハワイアンに「音楽」と付いたらハワイや南太平洋の島々に伝わるポリネシア民族音楽が、西欧音楽やジャズの影響を受けて近代的に編曲されたものを指します。
ハワイアン音楽と使用楽器
メキシコ人が持ち込んだギターとポルトガル人が伝えた弦楽器からハワイ原住民によってウクレレが融合され
1920年ごろまでにこうした弦楽器を弾きながらソロ・ボーカルやコーラスを楽しむいわゆる
ハワイアン・ミュージックの標準的なスタイルが確立されました。
ハワイアン音楽には以下の3つの楽器が必要となります。
・ハワイアンギター
これはメキシコ人がハワイに持ち込み、ハワイの原住民が発展させました。
・ウクレレ
これはポルトガル人が持ち込み、ハワイの原住民が発展させました。
・単純な打楽器
身近にあるヤシや竹など比較的固い木質の樹木を使って打楽器が作られます。
ハワイアン音楽は以上の3つの楽器と人のハミングで展開されます。
ゆっくり流れていきますのでとても癒やしの効果があります。
その音楽はレゲエにも似たゆったりさですね。
ウクレレやスラッキーギター(ギターの種類や形式ではなく、そのチューニングと奏法の総称)等の奏法は世界的に有名です。
スラッキーギターとはフィンガーピッキングを中心とした奏法です。
この奏法がメインで作られるハワイアン風の音楽は映画のサウンドトラックで良く使用されています。
またハワイでは1890年代に独特の楽器としてスティール・ギターが生み出されました。
これはアメリカ合衆国のカントリー・ミュージックに導入されました。
ハワイアン音楽のジャンルで生み出された作品
ハワイアンミュージックは空港でお出迎えしてくれる時に
流していることが多くとてもリラックス出来ますね。
元大関の小錦関も大相撲を引退した後に、
新たな活動としてハワイアンの魅力を伝える伝道師となっています。
ゆったりと低い声で歌う姿はとっても素敵です。
ハワイアンは音楽のスタイルや歌い方から
琉球音楽に通じるものがあるのかもしれません。
なんと涙そうそうは海外でもカバーされています。
Ka Nohona Pili Kaiによってハワイ語(ポリネシア語)でカバーされており、
海外でも有名な事を物語っています。
小錦関と夏川りみさんが「涙そうそう」を歌うシーンも動画にUPされています。
ハワイアン音楽において「作曲家の父」と言われる
チャールズ・E・キング(1874~1950)が歌った歌がHawaiian Wedding Songです。
これは数多くあるハワイアンミュージックと違いとても重厚で神聖な響きを持っています。
エルヴィスプレスリーもレパートリーのひとつとして
「Hawaiian Wedding Song」を歌っています。
Israel Kamakawiwo’oleはオーバーザレインボウを歌っています。
そしてWhat a wonderful world へと繋がります。
とても優しい響きです。明日への希望が高まりますね!
映画「リロアンドスティッチ」ではHawaiian Roller Coaster Ride というハワイアンの曲が流れてきます。
ハワイアンミュージックをバックにサーフィンをするシーンが展開されます。
最近ではJason MarzがI’m yoursという曲を歌っています。
Jason MarzはサーフミュージックのトップランナーのJack Johnsonからも注目を集めるソウル、ファンク、レゲエ、R&Bを取り込んだ緩やかで和やかなポップ・ソングを、ラップ調の早口なヴォーカルに乗せて唄うサーフミュージシャンです。
戦後アメリカ兵が持ち込んだハワイアンは日本人のミュージシャンも演奏しています。
皆様ご存じのドリフターズのメンバーでウクレレの名手 高木ブーです。
Hawaian Wedding Song
ダブル・ネックのウクレレでゆったり歌う姿はものすごく癒やされます。
ハワイ出身のShenと東京出身のMicroからなる日本のインディーズ・レゲエユニット、
Def Techは「日本のハワイアン」として「Jawaian」というジャンルを生み出しました。
写真右に写る人物、平井大はディズニーとコラボをした
メジャーデビュー2年目の若干24歳のシンガーソングライターです。
2011年ハワイ最大規模のイベント「ホノルルフェスティバル」の公式イメージソングを唄い注目され、
夏のイベントに欠かせないアーティストとして精力的に活動しています。
2012年5月には1stフルアルバム『ALOHA』でiTunesの総合チャートの1位を記録しました。
Def TechのJawaianに通じるポジティブな雰囲気の音楽を発表しています。
以上様々なアーティストがハワイアンミュージックを愛し、歌い継がれています。
ハワイの伝統舞踊フラ
ハワイアン音楽と共に踊られるハワイの伝統舞踊フラは日本でも女性にブームです。
映画「フラガール」でも取り上げられました。
ポリネシア系先住民(オセアニアの海洋部に住む人々)の伝承や神話を元に、
11世紀頃にその歌と踊りが創作された初期のフラは王家や首長にのみ伝えられ、
儀式の際に踊る神聖な舞踊として見られていました。
しかしプロテスタンティズム(ローマ・カトリック教会,東方正教会とならぶキリスト教の三大勢力の一つ)が浸透し
肌の露出が禁じられるようになりました。
そしてムームー(ハワイで女性の正装とされているゆったりとしたドレス)の着用が指導されるようになり
伝統舞踊としてのフラの基盤は崩壊します。
そこで1880年代にはカラカウア(デイヴィッド・カラカウア:ハワイ王国の第7代国王)
がフラを復帰させようと試みて西洋音楽の要素と融合させ、今日に継承される「モダン・フラ」に至りました。
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか。
ハワイアン音楽にはせかせかした日常を
ゆっくりさせてくれるような魔法が込められています。
休日にはハワイアンミュージックに耳を傾けて
ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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