フライフィッシングとは③
前回、前々回とお届けしてきたフライフィッシングに関する記事。
今回で最後となります。
フライフィッシングにおける自然観察について書きたいと思います。
フライフィッシングは基本的には、その時魚が捕食しているものを模した毛ばり(フライ)を使用して釣りをします。
フライの選択は魚がどんな所に棲んで、どんなものを食べているのかを観察してそれに合わせて行います。
場所によって、季節によって、様々な要素によって食性が変わります。
魚をとりまく環境を観察して、どんな毛ばり(フライ)を流せば魚が興味を示すのか、 はたまた、沢山魚がいそうなところはどんな所か、大物が潜むのはどんなポイントか、魚に近づく一歩は、まず観察です。
これを極めるとフライフィッシングが単なる釣りではなく自然と触れあう絶好の機会であるということがおわかり頂けると思います。
まず釣り場に着いたら川の水面をじっと眺めてみて下さい。
川面にカゲロウなどの水棲昆虫がいるかもしれません。
いた!見つけたら次はカゲロウに模したフライを選択します。
見て下さい!!めちゃくちゃそっくりです!
いたいたいた!! トビケラの幼虫です。そういえばケースの中にあったような。。。
いずれかを選択してフライを川に投げ込みます。
と言われてもどこに投げたらいいのか分からないという方がほとんどだと思います。
そこで初心者でも分かり易いポイントをお伝えします。
落差によって滝状になったところ「落ち込み」落差が大きいところは「滝下」と言います。
渓流が落下するために滝壺のような深みができています。
この落ち込み滝下にの滝壺にエサを運ぶため高ポイントになります。落差が小さくあまり泡立っていないところにはヤマメがいます。泡が湧き立っているところでは、ヤマメはいませんがイワナやアマゴがいます。
落ち込みの下流で浅くなったところを「流れ出し」といいます。ここは初夏から夏にかけて盛期のポイントになります。特に大きな底岩がある場合、そのまわりは見逃せないポイントです。
渓流の流心(流れの中心)は、流れが急であるため深くなっています。この両脇にある少し流れの遅くなったところの境目を瀬わきといいます。ここは、速い流れと遅い流れのすれ違いによって過流線が生じているので、エサが運ばれて水中に落ち込まれます。それを食べる魚が集まります。
このようなポイント以外にも細かく分類すると様々なポイントがあります。
これは釣りを続けていると感覚で分かってきます。
そしてポイントにさっきいたカゲロウに模したフライをキャスト(投げる)!すると。。
ヒット!
魚が水面に顔を出してフライに猛烈にアタックしてきました!
ファイト!
釣りの醍醐味、魚との真剣勝負です。ばれないように魚が右に流れたら左に竿を倒し、左に流れたら右に倒し引きに逆らいながら、糸が切れないように慎重にたぐり寄せて下さい。
ランディング!
ちょうど良い型のイワナがあがりました。
カゲロウのフライとポイントの読みが当たったため結果が出ました。
しかしマニアックなフライフィッシャーマンはこれでは終わりません。
釣れた魚の口いスポイトを入れ胃の内容物を吸い出します。魚を傷つける行為なのでリリース(逃がす)する場合は迅速に丁寧に行って下さい。
トビケラとトビケラとは別の水性昆虫が出てきました。これでフライの選択肢が増えます。
さて続き続きと集中している内にあっという間に日暮れです。
楽しい思い出が出来ましたね!
まとめ
3回に渡ってお送りしたフライフィッシング。いかがでしたでしょうか。
自然観察と密接に結びついたこのアウトドアスポーツは疲れますが気持ちいい疲れだと思います。
何より良い空気と山からの頂き物でとても充実した休日を送れる事は間違いありません。
ここで注意が必要なのがフライフィッシングをする際は事前の情報収集が必要であるということです。
岩から滑って川に落ちてしまう事故も絶えません。
また入った川が誰かの私有地であったというトラブルがあります。
初心者の方はあまり分け入ったところには入らず川は漁協が管理している安全なところで行いましょう。
また釣りをするには遊漁券が必要です。川の近くの商店や道の駅、コンビニで売っているので事前に購入してから入って下さい。
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