キャンプ料理に必携!ダッチオーブン

ダッジオーブン

自然の中で、家族と、友人と、また仕事仲間と共に過ごすキャンプは楽しいものです!!

今回はキャンプに欠かせないツールとなっているダッチオーブンについてご紹介したいと思います!

その歴史は古く、アメリカ合衆国の西部開拓時代に使用されていたものが有名です。

1890年製のダッチオーブン
1870

ダッチとはオランダの事ですが、オランダが発祥の地というわけではなく、アメリカ入植当時にオランダ人が持ち込んだ事が由来です。

アメリカで伝統的に用いられている蓋は、上の写真のように全体的に平らなデザインです。

平らな蓋の周囲には縁取りがされており、蓋の上にも炭などの熱源を置くことができます。

dutch

オーブンと同じように上下から同時に加熱出来ます。

この機能によって上下の加熱で中までじっくり、旨味を逃さず料理ができます!

このようなデザインは、炭火を利用したローストチキンやピザ、パン、ケーキなどの調理に適していて、また、蓋をフライパンのように用いるという使い方もあります。

さらに約3KGの重い蓋のおかげで中の圧力が非常に高く維持できます!

いわゆる圧力鍋と同じような調理が出来ます!

それゆえ、ほかの調理器具では実現できない、焼くと同時に高圧で蒸された状態が作り出せます。

これがローストビーフやローストチキンに最適の調理道具なのです!

ダッチオーブンの使い始める前に

長年使い込まれた真っ黒なダッチオーブンは「ブラックポッド」と呼ばれ、キャンパーの憧れですね!

ブラックポットを目指す為には手入が欠かせません。

ブラックポッドになったダッチオーブン
ブラックポッド


シーズニング

シーズニング

新品のダッチオーブンには出荷時にさび止めの工業用ワックスが塗られています。

このまま料理をしてしまうと作ったものがワックス臭くなり失敗します。

そこでダッチオーブンを実際に使う前にシーズニングという作業をしてくださいね。

シーズニングとはワックスを取り除き、表面を油の膜でコーティングする作業です。

まず本体に水をはり加熱し、お風呂くらいの温度になったら中に洗剤を入れます。

そしてたわしで洗います。

空になった鍋を再び過熱します。

ここで煙が上がりますがこれは表面についたワックスが気化している為です。

煙が出なくなったら次は油を塗ります。

油を塗って加熱すると気化した煙が出てきます。

そしてまた油を塗ります。

この作業を4回ほど繰り返します。

最後に香草野菜を強火でじっくり炒めます。

すると香草野菜から出る成分がダッチオーブン表面の細かな隙間を埋めくっつきにくくなります。

この作業を蓋でも同様にします。

最後に本体と蓋に軽く油を塗ります。

これでシーズニングは完了です。

良く冷ましてからしまってください。

最初の内は炒め物を中心に行い、煮込み料理など、 コーティングが取れる料理は避けた方がいいでしょう。


各メーカーのダッチオーブンとその特徴

ダッチオーブンは各メーカーから発売されており、それぞれその特徴は違います。

以下に表を作りましたので参考にして下さい。

ダッジ

スノーピーク

スノーピークは日本のアウトドアメーカーの中でもトップレベルの品質と高い人気を誇ります。
創業者の山井幸雄氏が金物問屋を始め、オリジナルの登山用品を開発したことが原点です。
テントを張ったキャンプフィールドに宿泊し、そのまま出社するというユーザー目線の試みが常に新しい商品を生み出し続けています。

そのダッチオーブンの特徴はIH対応で家でも大活躍するという点にあります。

シリコン塗装なのでお手入れも楽です。

ソト

蓄熱性に優れた4ミリ厚のステンレス鋼板で作られており耐衝撃性も抜群です。
IHクッキングヒーターにも対応しています。
鉄製のダッチオーブンのような、ならし作業(シーズニング)をすることが不要です。

ステンレスなのでサビや衝撃に強いという利点もあります。

ユニフレーム

「黒皮鉄板」と呼ばれる1枚の鉄板を鍋状にプレス成型した形で作られています!

高い熱伝導率で初心者向けの万能鍋です。

鋳鉄製のダッチオーブンとの違いはその高い熱伝導性能で、初心者も簡単に使えるでしょう。

酸化皮膜の黒皮が表面を保護しているので、赤サビが発生しにくいのも特徴です。

ロッジ

ロッジのダッチオーブンは掃除やメンテナンスが面倒ですが
本場アメリカの老舗ブランドの本格的なダッチオーブンを楽しみたいという方にはおすすめです!

コールマン

コールマンは100年以上の歴史を持つ老舗ブランドです。
アウトドアが趣味ではない人も聞いたことがある名前ではないでしょうか。

そのデザインが飾り気がなくシンプルで良いと評判を集めています。

ロゴス

ロゴスのダッチオーブンはシーズニング済みなので手入れが楽です。

素材は遠赤外線放射量が最大といわれるカーボン素材を採用しています。
カーボンだから実現できる高い遠赤外線効果が、食材の美味しさを引き出します。

ご飯が美味しく炊け肉料理もおいしく仕上がります!

キャプテンスタッグ

キャプテンスタッグのダッチオーブンはとにかくその値段の安さが特徴です。

高いクオリティを求めず値段と使いやすさを重視した方にお勧めのダッチオーブンです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ダッチオーブンはキャンプの料理で欠かせないものとなっています。

上に紹介したように各メーカーから発売されているものを用途に合わせて購入し使ってみてはいかがでしょうか?

ブラックポッドになるまで使い続けたダッチオーブンをキャンプ場に持っていくとほかのキャンパーから一目おかれることも間違いなし!?

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