世田谷の注文住宅|アユのつかみどり|(株)ホープス代表 清野廣道のブログ
世田谷の注文住宅|(株)ホープス代表 清野廣道のブログ
[アユのつかみどり]
先日、あるお客様との打合せでのワンシーン。
お客様は「古民家でよく見かける現しの梁(はり)を、モダンな感じでリビングに」というご希望でした。この「梁」という字を見ていたら、何かに似ているなぁと。しばし考えて、ピンときました。ああ、アレだと。
「簗」です。簗と書いて、「やな」と読みます。この簗という漢字、パソコンだから打てますが、鉛筆では書けません(笑)。画数が多くて、点もチョンチョンがやたらと多くて複雑です。
しかし似てますよね、梁と簗。
そこで打合せがすこし(大きく?)脱線。
「いや、北茨城へ家族でアユのつかみどりに行ったことがありまして…」
出かけたのは一昨年の9月、まだ夏の暑さが残る頃でした。
小さい子ども(当時2才と4才)といっしょに楽しく安全に水遊びできる場所はないかなと探していたところ、義兄から「北茨城にある“観光やな”なんて、いいんじゃない?」と勧められました。
簗(やな)とは、木や竹を並べて川の流れをせき止め、魚を捕まえる仕掛けのことです。茨城県で唯一という久慈川の観光やなは、 人気の高いスポットの一つだとか。正式名称を「奥久慈大子観光やな(おくくじだいごかんこうやな)」といいますが、ここではアユのつかみどりが楽しめま す。
都心から車で約2時間。常磐道を北上し、那珂 I Cで降りたら、国道をさらに北上します。常陸太田を抜けると、やがて大子町に到着!
アユのつかみどりは無料で、希望すれば捕まえたアユを3匹1,000円で塩焼きにしてくれます。アユの持ち帰りはできません。
さっそく大人もこどももハダシになって、やなへGO!「イエ〜イ、誰がいちばん早く捕まえるか競争だ♪」てなもんです。
ところが…
川で水遊びは出来ましたが、結局、アユは一匹もかからず、誰一人としてアユのつかみどりには成功せず、水遊びのみとなりました。
その後は、敷設している食事処で奥久慈の大自然を眺めながら、アユ定食やアユの塩焼きをおいしくいただきました。久慈川の水がいいのでしょうか、アユの身はやわらかくて瑞々しくジューシー、腹ワタの臭みもまったくなくて、本当においしかったです。
ここでは、アユの刺身・アユの魚田楽・アユのフライなど、さまざまな鮎グルメを堪能できますし、バーベキューもできるそうです♪
満腹になった帰り道には那珂湊おさかな市場に寄り、これまた魚をアレもコレもとたくさんお買い上げ。まさに魚天国の一日でした(笑)
しかし、関西の人がいたら、きっとこう言うんでしょう。
「北茨城に遊びいくなら、やなやな。」
…失礼しました。
近くには袋田の滝もあるので、観光やなとセットで夏の涼を楽しむ北茨城の旅、いかがでしょうか。ただし、アユのつかみ取りが出来るかは、わかりません。