南青山のフラワーショップ
あたたかい陽気に恵まれたGW前半の昨日、ブーケのプレゼントを買うために、花屋さんを訪れました。
とある本で紹介されていた、南青山にある『ル・ベスベ』。
外観からも察せられるように、こちらの店内は使い込んだ木の家具や、棚、雑貨などが置かれ、その中に、新鮮で微妙な色合いが美しくセンスの良い花たちが、美しく映えていました。
花はまさに生もので、一瞬の時を経て枯れてしまうところに価値がありますね。
長い時を経て古びた物を背景に合わせることで、”花”の刹那的な魅力がいっそう引き立てられている感じがしました。
フランスのカントリースタイルなどで、よく見られる美意識と共通しているようです。
フランスでは、古いもの、錆びた美しさなどに価値を見出す意識があり、一般の方も市場でアンティークのものを買い集めたり、新しいものを買ってきても、わざと戸外において古さを出して使ったりしますね。
古びたものやラスティックな魅力と、生花のみずみずしい魅力。引き立てあってお互いの魅力をより強調するようです。
上記は、カントリースタイルのインテリア写真集より抜粋。
摘んできた野の花をそのまま花瓶に入れたような活け方が、味わいのあるインテリアの中で生きています。
今回作っていただいたブーケは、贈答用なので野の花の雰囲気よりはちょっとフォーマルですが、さりげないながらも花の魅力を存分に伝える素敵な仕上がりです!
最近は日本でも、わざと使い古したように加工したフローリングや家具なども人気です。
そんな中に、フランスのカントリースタイルのような感性を生かせたら素敵かもしれませんね!!