世田谷の注文住宅|東京の若手建築家とつくる家|(株)ホープス代表 清野廣道のブログ
世田谷の注文住宅|(株)ホープス代表 清野廣道のブログ
[東京の若手建築家とつくる家]
「ホープスの仕事がメディアに取り上げられましたシリーズ第2弾」の今回は、2012年2月に発売された「東京の若手建築家とつくる家」を紹介したいと思います。「え、いつからシリーズ化されたの?」という声が聞こえてきそうですが、しばしお付き合いください(笑)
さて、大型本でずっしりくる手応えが心地良い本書の内容はと言うと、そで(ジャケットの折り返し)の文章から一部引用しつつ、目次と合わせて紹介しましょう。
【東京の若手建築家とつくる家】
家づくりは人生最大のイベントです。
限られた予算のなかで、あれもしたい、これもしたいと、望みは限りなく出てくるものです。
そこで重要なのは、誰に頼むか、です。ハウスメーカーや工務店でしょうか。それとも、建築家でしょうか。建売住宅という手段もあります。
本書では、東京都で今後の活躍が大いに期待される若手建築家55人を紹介しています。
彼らが建て主とつくりあげた代表的な住まいとともに、建築家の考え方や趣味など、人間像にも触れています。
このなかから、あなたの家づくりに最も合ったパートナーを見つかるかもしれません。
〜目次〜
・今、建築家との家づくりを望む人が増えている!!
・家づくりへのアプローチがユニークな若手建築家
・建築家との家づくり10の質問
・家づくりにかかるお金+支払いスケジュール
・建築家とつくる家づくりの流れ
・東京の55人の建築家がつくった代表的な家・プロフィール・考え方・その他の作品
大型本: 131ページ
出版社: 建築ジャーナル (発売日2012/11)
この中でもっともボリュームを割いているのが最後の項目、「東京の55人の建築家が〜」で、ホープスが手がけた家も「case19:小さくても楽しい家」として紹介されています。
以前、このブログでご紹介した「間取りの○とX」というムック本で取り上げられたのと同じお宅ですね。お客様はアウトドア派のアクティブなご夫婦で、ご依頼にあたっては明確なご要望があり、15坪という限られた敷地でそれらを実現するのは本当に楽しい作業でした。
さて、本書の中では「建築家」というカテゴリーで私も紹介されていますが、ホープスは設計事務所でもあり、工務店でもあります。建築家ならば、「お客様の利益を守るのか?」というと、必ずしもそんなことはなく、「本当に将来にわたり、お客様の利益になっているか?」「クレームが少なくなるような設計になっているか?」「雨漏れしにくい構造となっているか?」など、総合的に判断できるのは、その責任を負うものが一番わかるのではないか、それは工務店ではないか、という言い方も正しいと言えます。建築家、工務店どちらの考え方も間違えているわけではありませんが、最終的には『本当にお客様のために、何を設計し、どう作るか』が重要なのです。
また、ハウスメーカーや一般的な標準仕様や規格型住宅は、お客様の要望を広げることは出来ず、お客様を自分たちの型に当てはめようとする家づくりであるとも言えます。
建築家に依頼するにしても建売住宅を購入するにしても、それぞれにメリット・デメリットがあり、個々の住宅会社がどんな家づくりをしているかきちんと判断する目があれば、カテゴリーだけで分けるのはナンセンスだと気づくことでしょう。
もう一度書きますが、ホープスは設計事務所でもあり、責任を取ることが出来る工務店でもあります。この本で建築家ではないのは、我々だけではないでしょうか。この責任のある仕事を切磋琢磨し、頑張っていきたいと思います。