おしゃれなデザイン住宅にするために!内装決めのポイントについてご紹介します!

注文住宅の魅力は外観から内装・間取りや設備までを自分たちの好みで決められるところです。
それはデザインも例外ではなく、「おしゃれな家が欲しい」という要望も叶えられます。
自分好みのデザイン住宅にすることで日々の生活が楽しくなること間違いなしですが、もちろん失敗しないために注意しなければいけないポイントもあります。
今回はそんなデザイン住宅における、デザイン実例や失敗しないためのポイントからおしゃれさアップのコツまでをご紹介します。

□おすすめの内装色について

まずは内装のデザイン実例を見て、イメージを固めていきましょう。

1. 「モダンなデザイン」
白とグレーを合わせることでよりモダンな雰囲気を出せます。
モダンデザインはシンプルかつスタイリッシュなデザインであるため、流行の影響を受けづらい特徴を持ちます。
だからこそ白を用いることで、より空間を引き締めさせるのです。

2. 「ナチュラルデザイン」
ナチュラルデザインは、自然の暖かみを取り入れたデザインなので、木目調と白を掛け合わせることでより暖かさを演出できます。
また、無垢材や珪藻土などの自然素材を用いることで、断熱性や調湿性に優れた住宅にもなります。
もちろん自然素材なのでデザインに悪影響はなく、むしろ自然味あふれるデザインになるでしょう。

3. 「ツートンデザイン」
例えば木目調と白をベースにして、別の1色を合わせることでおしゃれな空間にワンポイントアクセントが加わり遊び心を意識したデザインにできます。
もちろんこれはツートンデザインの例の1つなので、自分の好きな色を組み合わせてみましょう。

□内装決めで失敗しないために!

注文住宅の内装は種類が豊富なので、デザインの決め方に苦労するかもしれません。
そこでデザイン決めの手順をご紹介します。

1. どんなテイストにするかのイメージを定める
まずはデザインに取り入れたい理想をいくつかリストアップしていきましょう。
例えば「ナチュラルでシンプルなデザインが良い」、「スタイリッシュなデザインが良い」などが挙げられます。
また、イメージづくりの参考材料としてインターネットのデザインやパンフレット・SNSに載っている写真を見ることで、より具体的なイメージづくりのきっかけになるでしょう。

2. イメージをもとにした色決め
ある程度のイメージが確立されれば、それをもとに色を決めていきますが、使用する色は3色までにしましょう。
なぜかというと「アクセントカラー」「デザインカラー」「ベースカラー」の3つに収めることで、室内のデザインが主張しすぎないからです。
また、場所ごとの配色は以下の通りです。

・ベースカラー:壁、天井
・デザインカラー:床、家具
・アクセントカラー:インテリア、小さい家具

ベースカラーは内装の大部分を占める壁や天井、デザインカラーはインテリアを強調できるような床や家具、アクセントカラーは少しおしゃれさをアップさせるような小物に使うのがおすすめなことがわかりますね。

□内装をおしゃれにするためにはどうすれば良い?

1. 「ベース・メイン・アクセントカラーを設定する」
こちらは先ほども記載しましたが、より詳しく解説していきます。

*ベースカラー

内装全体の雰囲気を左右する色で、全体の70パーセントほどを占めており、白のような明るい色を使うことが多いです。
その名の通り基礎となる色なので、どの色を使うかで内装全体の雰囲気が決まります。

*メインカラー

インテリアを強調する色で、全体の25パーセントを占めています。
ベースカラーよりも少し派手目な色にすることで、メリハリをつけつつメインカラーを目立たせられます。

*アクセントカラー

室内に置くオブジェや小物に用いる色で、残り5パーセントを占めています。
あくまでも部分的な使用にとどめることで、ワンポイントのおしゃれさを強調できます。

2. 「照明をおしゃれにする」
照明を工夫してみることで、まるでカフェやホテルの一室のようなおしゃれ感漂う雰囲気にできるでしょう。
室内にいながらこのような雰囲気を出せるので、家族同士やゲストを招いておうちカフェを楽しむのも良いですね。
また、ダウンライトのような間接照明にすることでおしゃれさを演出できます。

3. 「手に触れる部分にもこだわってみる」
例えばドアノブや取っ手・スイッチなど、普段手に触れやすい部分をこだわることでおしゃれさアップになります。
細かいところではありますがパッと見の印象は変わりますし、費用的にもコスパ良く内装をカスタマイズできるのでおすすめです。

4. 「床にこだわる」
床は室内空間の中で最も面積の大きい部分のため、内装のイメージをほとんど決定づけるといっても過言ではありません。
例えば木材メインであれば自然の暖かみを感じられるのはもちろんですが、大理石メインの床にしてみると高級感を出せます。

5. 「内装に合ったカーテンを取り入れる」
カーテンの色やデザインも内装の雰囲気を左右するため、内装に合ったものを選ぶ必要があります。
例えば内装全体がナチュラルデザイン、つまり木や木目調などを用いた落ち着いた雰囲気の内装に真っ赤なカーテンはマッチしているとは言えないですよね。

□内装デザインにおけるポイント

内装のデザインは適当に決めると失敗してしまう恐れがあるので、次は失敗を避けるためのポイントを見ていきましょう。

1. 内装に用いる素材は必ずサンプルを確認する
素材の色合い・触感はカタログや写真だけのイメージだと実際のものとは異なる可能性があるため、必ずサンプルを用いて実際の色合い・触感を確かめることが大切です。
例えば柔らかい触感の素材が良かったのに、思っていたより固い場合はそれだけで満足度が下がってしまいますよね。

2. サンプルは照明や太陽光の下で確認する
色は照明の当たり具合で見え方が異なるため、実際に内装に取り入れる照明と同じ光の下で確認するようにしましょう。
加えて、内装材に対して太陽光が当たっているか当たっていないかによっても見え方が変化します。
例えば白の壁の場合、日当たりが良ければ白味が増す一方で、日当たりが悪ければ暗めに見えてしまいます。

3. 壁や天井はできるだけシンプルに

壁や天井は部屋全体のうちの多くを占めるため、あまりに多くの色を使ってしまうとまとまりがなくなってしまいます。
そのため無難でシンプルなデザインや色を選ぶ方が得策で、後付けできるインテリアや小物でアクセントをつければおしゃれさを演出できます。

□デザイン住宅におすすめのデザイン実例

最後にデザイン住宅に実際に取り入れてみたい実例を挙げていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

*グレーのタイルに黒の家具を合わせたクールデザイン

どちらも暗い色ですが、あえて合わせることでスタイリッシュでクールな印象のデザインに仕上がります。
また、タイルの一部分の色のトーンを変えることでさらにアクセントがつきます。

*壁面に取り付けるオーダー家具

壁の中央部分にオーダー家具を取り付けることで、シンプルな空間の中にも変化を生み出しおしゃれさをアップさせています。
例えば白の壁に木造の収納棚を取り付けることで、シンプルさに自然の暖かみが加わった北欧モダン風なデザインが実現可能です。

□まとめ

おしゃれな内装を実現するためには、デザインのイメージづくりや色・素材の決め方が重要になってきます。
特に色・素材の決め方に関しては、実際のサンプルを確認し、実物と相違が無いかをしっかりと確認してください。
また、デザインのイメージづくりは実例を見て好みのデザインがあればそこからイメージを作っていくと、理想のデザインを演出できるでしょう。

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著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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