注文住宅でオプションを選んで良かったと思えるように!選ぶポイントをご紹介します!

注文住宅を検討中の方必見!良かったオプションを紹介します! 「注文住宅のオプションって何だろう」
「オプションをつける時の注意点が知りたい」
「採用したら良いオプションって何かな」
注文住宅をご検討中の方で、このようにお悩みの方は多いのではないでしょうか。
そこで、今回は採用して良かったオプションをご紹介します。
この記事が参考になれば幸いです。

□オプションとは何か?


注文住宅のオプションとは何でしょうか。
そこからご説明いたします。

注文住宅を購入する際、ハウスメーカーによって標準仕様のものとそうでないものが違います。
標準仕様ではないものや、さらにこだわりたい部分に追加していくものがオプションです。

オプション選びに失敗して後悔しないためには、自分たちの暮らしに何が必要であるかをしっかりと吟味していくことが重要になってきます。
高いお金を払ってつけたオプションであったとしても、結局使わないこともあります。
ただ、その場合は後から返品はできません。

家を建てる前に自分たちの暮らしを想像して決める、というのは難しいですよね。
それゆえ、できるだけ多くの事例を参考にする、モデルハウスを訪れる、といった想像力を膨らませられる行動をとって考えていくことが重要です。
カタログやパソコンの画面で見るよりもイメージがつかみやすいでしょう。

注文住宅のオプションを選ぶ際には、各ハウスメーカーの標準仕様を確認していきましょう。
どこまでが標準仕様であるのかは、各ハウスメーカーによって違います。
担当者との打ち合わせの時に1つ1つ確認していきましょう。

ハウスメーカーの担当者はプロですので、わからないところはどんどん聞いてみて、取捨選択をしていくのが良いでしょう。

□採用して良かったオプションについて!


注文住宅のオプションについて理解していただけましたでしょうか。
それでは、注文住宅で採用して良かったと評判の良いオプションを10個ご紹介します。

*パントリー

これは、食品や食器の貯蔵や保管をしておくスペースです。
設置場所は、キッチン内かキッチンの近くになります。
余裕があるのであれば、ウォークイン型にする、換気扇をつけるなどさらに使い心地を良くしてみても良いですね。

*センサーライト

このライトは、人が近づくと反応して付くものですね。
防犯対策として玄関の外に設置することが多いです。
特におすすめの設置場所は、玄関や廊下、階段です。

*床暖房

お部屋を柔らかい暖かさで包んでくれる暖房器具です。
設置費用は高額ではありますが、ランニングコストもやや高めになってしまいます。
寒冷地で使用するといった場合は、部屋が暖まるまでに時間がかかるのでエアコンなどと併用するといった工夫が必要でしょう。

*電子キー

この鍵は、通常とは違ってスマホや専用カードをかざす、リモコンで操作する、指でタッチなど様々な種類があります。

*薪ストーブと暖炉

これらは、ただ部屋を暖かくしてくれるだけでなく、お部屋を魅力的にムードアップしてくれます。
ただ、煙突の設置が必要であることと、定期的なメンテナンスも必要になることに注意しましょう。
設置場所近くの防火対策も必ずしましょう。

*タッチレス水栓

これは、センサーで手を感知して水が出てくる水栓です。
キッチンに設置することが多いですが、洗面所やトイレの手洗い用もあります。

*バルコニー屋根

バルコニーに屋根がついていれば、急に天気が変わることを気にしないで洗濯物を干せますよね。
洗濯物を干して出かけるのも心配になりません。
費用に余裕がある方はサンルームにしてしまうという選択肢もありますよ。

*モニター付きインターホン

これは、モニター画面で来客者を確認できるので、防犯対策として設置することをおすすめします。
カメラの性能にもよりますが、広範囲が確認できるタイプもありますし録画機能つきのものもあります。

*ウッドデッキ

ウッドデッキは開放的な気分を味わえますし、アウトドアクッキングを楽しめます。
また、お子様の遊び場にできるので人気です。

天然木を使用した場合は定期的なメンテナンスが必要になります。
最近は、人工木材といった腐りにくい材質を使用したウッドデッキが人気です。

*キャットウォーク

猫を飼われている方は憧れでもありますよね。
キャットウォークは、壁の装飾も兼ねられるため、おすすめです。

ペットを飼われている方は、同時にペット専用ドアをつくっても良いですよね。

□良かったオプションもあれば評価が分かれるオプションもある?


憧れのマイホーム、理想やこだわりを追求したい方もいらっしゃるでしょう。
注文住宅ではオプションを追加でき、便利な機能のものがたくさんあるため、どれを追加しようか迷ってしまいがちです。

しかし、注文住宅のオプションの中には、採用して良かったものもあれば、評価が分かれるものもあります。
本当にそのオプションが必要かどうかをしっかりと検討してから決めるようにしましょう。

1.キッチンの吊り戸棚

キッチンの上部やレンジフードの横などに、オプションで吊り戸棚を付けられます。
収納スペースが増えるメリットがある一方で、高い位置にあるため取り出しにくかったり、視界が遮られてキッチンが狭く見えたりするデメリットもあります。

食器や調理器具の量や、不要なものはないかどうか、見直しながら検討しましょう。

2.小屋裏収納・床下収納

どちらも収納スペースが増えるメリットがありますが、小屋裏収納では物を入れにくかったり、小屋裏収納内を移動しにくかったりして、後悔する場合もあるようです。
また、床下収納では、取り出しにくかったり、奥行きが深くて使いづらかったり、設置したけれど特に入れたいものがなかったりして、使い道に困る方もいらっしゃいます。

収納スペースを増やしたい場合は、使い勝手の良さや整理のしやすさを考えて取り付けましょう。

3.埋め込み式エアコン

天井埋め込み式のエアコンは、部屋がすっきり広く見えるメリットがあります。

一方で、フィルター掃除の手間がかかる、エアコンを交換したくても合うサイズを見つけづらい、エアコンクリーニング代や交換費用が高額などのデメリットもあるため、注意が必要です。

様々なオプションをご紹介してきましたが、万人受けしているオプションだからといって、必ず合うわけではありません。
実際にオプションを決めるときは、オプションのメリット・デメリットなどもしっかりと把握したうえで見極めるようにしましょう。

□注文住宅でオプションを選ぶ際のポイントをご紹介!


先程は評価が分かれるオプションについてご紹介しましたが、以下ではオプションを選ぶ際のポイントをご紹介します。
オプションを選んで後々後悔しないためにも、ポイントをしっかりと確認しておきましょう。

まず、何が標準でどこからがオプションなのか、把握しておくことです。
住宅会社や商品プランによって、それぞれ標準仕様が異なります。
初めに提示された金額が安くても、標準仕様に自分たちが欲しいオプションが追加されていなければトータル費用はどうしても高くなってしまいます。

どのグレードまでが標準価格内なのか、どこからがオプションになるのか、早い段階から把握しておき、余分な出費を防ぎましょう。

また、オプションを決めたら金額を確認しましょう。
オプションを付ければ付けるほど金額が上がり、一つ一つは少額だったとしても、総費用をみて驚くこともあります。
何にいくらかかるのか、詳細までしっかりチェックすることが重要です。

そして、最初にオプションを多めに付け、そこから不要なものを削っていくこともポイントです。
後からオプションを知ると、この機能も付けたい、あれも欲しいと、どんどん予算がかさんでしまいがちです。

フル装備の状態にしてから不要なものを削っていくと、本当に欲しいものや必要なものが明確になり、納得のいく家づくりができるでしょう。

 

□オプションに迷った際に決めるポイントとは?


どのオプションを採用するべきか迷った際に決めるポイントを2つご紹介します。

ポイント1、使用頻度の高いものを選ぶこと

実際に生活する上で使用頻度が高いものを選ぶこともポイントです。
もしくは、費用対効果の高いものを選びましょう。

例えば、タッチレス水栓は一日に何度も使うのに対して、自動洗浄型のレンジフードを付けても、毎日は使いません。

また、費用対効果が高いものとして、タイル外壁やガス乾燥機が挙げられます。
タイル外壁を採用すればメンテナンスコストを抑えられ、ガス乾燥機があれば洗濯物を干す時間をなくせて、家事の負担を軽減できます。

ポイント2、建築中にしか付けられないものを選ぶこと

後から、リフォームをして追加できるものがほとんどですが、余分な費用や手間がかかります。

後からつけても費用や手間がかからなさそうなオプションは我慢し、建築中にしか付けられないものを優先させることをおすすめします。
生活を始めてみて、やっぱり欲しいと思ったタイミングで追加するのもおすすめです。

例えば、エコカラットと無垢床を比較してみましょう。
エコカラットは建築時でもリフォームでもあまり大きな費用や手間もかかりません。

一方で、無垢床は敷いてある床を一度はがして敷き直すため、費用も手間もかかってしまいます。
このように、後から付けた時の費用や手間についても、判断材料の一つとして考えておくと良いでしょう。

□あったら便利なちょっとしたオプションを紹介!


高額なオプションもある中で、比較的手が出しやすく、あると便利なオプションがあります。
ここでは、外観よりも機能性に注目した便利なオプションを紹介します。

1.トイレの手すり

将来、立ち上がりやすいように設置するトイレの手すりですが、体重をかけても大丈夫なように、芯が入っている場所じゃないと取り付けられないため、初めから設置しておくことをおすすめします。
高齢になってからでなくても腰痛といった病気でも必要になることもあるため、初めからつけておきましょう。

2.玄関前の庇

シンプルな外観にしたい方にとって庇はすっきりとしたスマートさを損なうオプションだとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、雨や日差しを遮るものがないと、宅配の人や子供の友達が来る時に不便を感じることがあります。
また、ご家族でも、雨での帰宅の際に、傘をたたむ場所が家の中しかなくなるため、玄関が濡れてしまいます。
それらを防ぐためにもデザインだけでなく機能面でオプションを選ぶことも大切です。

3.壁掛けできるフック

後付けできるフックも多くありますが、重いものに強いため、オプションでつけることをおすすめします。
さまざまな場所に設置できますが、玄関の廊下に設置すると、床にかばんを置きっぱなしにすることなく、来客用の上着掛けにもできる万能フックになります。

4.脱衣所の壁に扇風機

脱衣所の壁に扇風機をつけることで、足元であり邪魔に感じることもなく、夏場やお風呂上がりの暑い時だけでなく、冬場に湿気を飛ばしたり、洗濯物を乾かす時に利用できる優れものになります。

5.引き込み扉

開き戸では、ドアが邪魔になったり、お子様が指を挟む事故の可能性もあるため、引き込み扉がおすすめです。
見た目もすっきりしており、掃除もしやすくメリットが多いことが特徴です。
また開け閉めの際の音が気にならないため、小さいお子様や夜遅いご家族などライフスタイルが違うご家族がいらっしゃる場合には他の家族の気を使わずにドアを開け閉めできます。
さらに、引き込み扉を開けると、隣接している部屋と一体感がでて、開放感のある部屋に仕上がります。

□オプションの注意点をご紹介!


おすすめの注文住宅のオプションをご紹介しました。
気になるオプションは見つかったでしょうか。
続いて、オプションを選ぶ際の注意点をご紹介します。

*予算オーバー

まずは、本当に必要なものであるかを検討して予算オーバーに気をつけることです。
自分にとって、本当に必要なものであるかを検討して予算オーバーしないように気をつけましょう。

多くの方がつけて良かったという評判の良いオプションであったとしても、自分にとって良いオプションであるとは限りません。
必要のないものをつけたら余計な出費となってしまいます。

それが本当に必要なものであるのかを、冷静に考えてみましょう。
設備機器のグレードアップを全部最高品質に揃えようとしたら、すぐに予算オーバーしてしまいます。

予算オーバーしないようにオプションをつけるためにも、優先順位をしっかりと決めておきましょう。
例えば、キッチンは最高品質のもので揃えると決めたら、他の場所は標準仕様にするとメリハリがつきますね。

また、ランニングコストを忘れないようにすることも重要です。
オプションをつけることによって、入居後の出費が大幅に増えることのないようにしっかり確認をしておくと良いでしょう。

*オプションを設置する場所

次に、間取りのことを考えてみましょう。
オプションをつけることによって、他の場所に影響がでることがないか、使い勝手が悪くならないかを考慮してみてください。
生活動線を考慮せずに、日常的にたくさん使うものを家の隅に設置してしまうとオプションの利便性が失われてしまいますよね。

設置するものによっては、標準仕様の機器を整備した場合と大きく間取りが変わる可能性が出てきますので、必ずオプションのサイズもしっかりと確認しましょう。

そして、メンテナンスのことも考えましょう。
設備機器は設置して終わりではありません。
使っていくうちに老朽化していくものですので、設置した後のメンテナンスのしやすさも頭に入れて考えるようにしましょう。

*オプションを決定するタイミング

工事請負契約前にオプションを決めておくことも大事です。
契約前に追加したいオプションをしっかりと決定し、オプション込みの見積額を出すことによって、予算オーバーが防げます。

細かい設計プランを決めずに、おおまかに決まった段階で工事請負契約をしないように注意しましょう。
契約後にもプラン変更ができるといっても、契約後にオプションを追加する、設備のグレードアップをすると追加費用を取られることが多いです。

契約後のオプション追加は、トラブルにもなりやすいため契約を結ぶ際には見積書や設計図面、契約事項をよく確認して不明点や疑問点は解消してから契約を締結しましょう。

□オプションの選び方とは?


莫大な量があるオプションですが、どれもそれぞれの良さがあり、ついついたくさんのオプションを付けたくなるものです。
しかし、予算をオーバーしたり、不要なオプションをつけることでスペースが亡くなったりと、むやみにオプションをつけても本来のメリットを存分に発揮できません。
そこで、ここでは、オプションの選び方について紹介します。

*費用に見合った機能か

オプションは高額の物もあり、選択する前に一度費用に見合ったオプションか再度考えましょう。
使用頻度が少ないオプションは、オプションの設置費用と使用回数が見合わないケースがあります。
本当に必要か落ち着いて考えて選ぶことをおすすめします。

*デザインが好みに合うか

ありとあらゆる場所をおしゃれでご自身の好みのデザインにしたいと思うものです。
しかし、収納や作業場といったあまり過ごす時間が少ない場所にお金をかけるよりも目に入る場所のデザインにこだわることをおすすめします。
あまり時間を過ごさない場所では、デザインよりも機能面を優先し、リビングや浴室といった毎日利用する場所のデザインにこだわりましょう。

*予算内に収まっているか

住宅の予算を考える際には、オプションの費用も考える必要があります。
素敵なオプションが多く、欲望のままにオプションを追加していくと予算オーバーになります。
後から追加するオプションの合計金額が高額すぎて予算をオーバーするというケースもあるため、オプションを考える際に都度予算と相談しながら進めていきましょう。

□注文住宅でオプションを決めるためにやるべきこととは?


オプションを決めるに当たってするべきことが2つあります。
これらを行わずにオプションを決めてしまうと不必要なオプションをつけることになったり、ご自身が思っていたものと違い後悔することがあります。
そうならないためにも、オプションを決定する前に対策をしておきましょう。

1.オプションに優先順位をつける

オプションを決める際には、優先順位を決めておきましょう。
オプションはたくさん選んでしまい予算オーバーになるケースが大変多いです。
そのため、必要なもの、実用性のあるものを考慮し、優先順位をつけていくことがおすすめです。
一度本当に必要かどうか、胸に手を当てて考え、必要だと感じたときのみ設置しましょう。

2.可能な限り実物を見てみる

カタログやホームページで選んでしまいがちなオプションですが、実物を見ずに決めてしまうと、後悔する可能性があります。
高額なオプションだからこそ、可能な限りモデルハウスや住宅設備のショールームで実物を見て購入するようにしましょう。
実際に目にすることで、ご自身の家でのイメージが湧きやすく、優先順位をつけることにも役立ちます。

□まとめ


採用して良かったオプション、オプションの注意点をご紹介しました。
どれか気になるオプションはあったでしょうか。
また、オプションは自分にとって必要なものを選択するようにしましょう。
そうすることで、より満足度の高い注文住宅になりますね。

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Works(株)ホープスの建築実例

著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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