注文住宅で後悔しないオプション選び!付けて良かった設備と費用相場

注文住宅を建てる際、数多くのオプションの中から最適なものを選ぶことは、大きな喜びと同時に、大きな悩みでもあります。
せっかくのマイホーム、後悔のない選択をするために、今回は注文住宅で付けて本当に良かったオプションと、オプション選びのポイントについて解説します。

 

注文住宅で付けて良かったオプション

生活動線を考慮した便利なオプション例

キッチンから洗面脱衣室への動線に、家事室を設けたことは、家事の負担を軽減する上で非常に大きなメリットとなりました。
以前は、キッチンで調理した後の食器を食洗機に片付ける、そしてその後洗面所で調理器具を洗うという流れでしたが、家事室を設けたことで、食器の片付けと調理器具の洗浄を家事室で行うことができ、キッチンの作業スペースを常に綺麗に保つことができています。
特に、小さなお子さんを持つ家庭では、家事室の使い勝手の良さが際立ちます。
また、家事室と洗面脱衣室の間に、洗濯動線を考慮したパントリーを設けることで、洗濯物を干すまでの流れがスムーズになり、家事効率が格段に向上しました。
これらのオプションは、当初の予算をやや超過しましたが、日々の生活における快適性の向上は、その費用以上の価値があったと感じています。

快適性を高める設備オプション例

高性能な床暖房は、冬場の足元の冷えを解消し、家中を快適な温度に保ってくれます。
特に、小さなお子さんやご高齢の方がいる家庭では、床暖房の温かさによる安心感は計り知れません。
また、浴室乾燥機は、雨の日でも洗濯物を干すことができ、花粉やPM2.5の多い時期にも大活躍です。
さらに、24時間換気システムは、室内の空気を常に清潔に保ち、アレルギー対策にも有効です。
これらの設備オプションは、快適な住環境を実現するための重要な要素であり、日々の生活の質を高めてくれます。
初期費用は高額ですが、長期間にわたって快適な生活を送ることができるため、費用対効果は高いと言えるでしょう。

将来を見据えた安心安全オプション例

耐震等級3の住宅にすることは、地震が多い地域に住む私たちにとって、非常に重要な選択でした。
地震に対する安心感は、何にも代えがたい価値があります。
また、万一の火災に備えて、住宅用火災警報器を設置しました。
これらは、家族の安全を守るための必須オプションと言えるでしょう。
さらに、太陽光発電システムを採用することで、電気代を抑えながら、環境にも配慮した生活を送ることができています。
長期的な視点で見れば、これらのオプションは、将来的な安心と安定をもたらしてくれるでしょう。
初期投資は大きくなりますが、将来的なリスク軽減と環境への配慮という観点から、投資価値は高いと判断しました。

見た目も重視したおしゃれオプション例

玄関ドアや窓枠の色、外壁材の質感など、見た目にもこだわったオプションを選択しました。
これによって、私たち家族の理想とする住まいを実現することができ、毎日家に帰るのが楽しみになっています。
また、造作洗面台やキッチンカウンターなど、細部にもこだわったことで、より一層、住まいへの愛着が深まりました。
これらのオプションは、住まいの個性と魅力を高め、生活の満足度を高めてくれます。
費用はかかりましたが、デザイン性と機能性を両立させたことで、満足度の高い空間が実現しました。

 

オプション選びで後悔しないためには?

予算と優先順位を決めておく

まず、予算をしっかりと把握し、どのオプションにどれだけの費用を割くのかを事前に決めましょう。
そして、それぞれのオプションの優先順位を明確にすることで、無駄な出費を防ぎ、本当に必要なものにお金をかけることができます。

生活スタイルをイメージする

自分の生活スタイルを具体的にイメージし、日々の生活の中でどのようなオプションが必要なのかを検討することが大切です。
例えば、小さなお子さんやペットがいる家庭では、安全性を重視したオプションを選ぶ必要があるでしょう。

ショールームで実物を見て体験する

カタログだけでは分かりにくいオプションは、ショールームで実物を見て、実際に触れて体験してみましょう。
これによって、より具体的なイメージを持ち、自分に合ったオプションを選ぶことができます。

業者としっかり相談する

業者とのコミュニケーションを密にすることで、予算や生活スタイルに合った最適なオプションを選ぶことができます。
疑問点や不安な点は、積極的に質問し、納得のいくまで相談しましょう。

 

注文住宅のオプション費用はどれくらい?

オプション費用の相場

オプション費用は、住宅の規模や仕様、選択するオプションの種類によって大きく異なります。
一般的には、住宅価格の10~20%程度が目安と言われています。
しかし、高額なオプションを選べば、この割合はさらに高くなる可能性があります。

費用対効果の高いオプション

費用対効果の高いオプションとしては、断熱性能を高めるための窓や壁の断熱材、省エネルギー効果の高い設備機器などが挙げられます。
これらのオプションは、初期費用は高額ですが、ランニングコストの削減に繋がり、長期的な視点で見れば費用対効果は高いと言えるでしょう。

オプション費用を抑えるコツ

オプション費用を抑えるためには、本当に必要なものだけを選択し、優先順位を明確にすることが大切です。
また、標準仕様で十分な機能が備わっている場合は、無理にオプションを選択する必要はありません。
業者との交渉を通じて、価格交渉を行うことも有効です。

まとめ

注文住宅のオプション選びは、住まいの快適性や将来的な安心安全に大きく影響する重要な要素です。
今回は、生活動線や快適性、安心安全、そして見た目にも配慮したオプション選びのポイントと、後悔しないための方法、そしてオプション費用に関する情報を解説しました。
これらの情報を参考に、自分たちに最適なオプションを選択し、理想のマイホームを実現してください。

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著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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