リビング広く見せるコツについて解説します!

「リビングが狭く感じる」「家具の配置がイマイチでスッキリとしない」など、リビングの広さや見た目に不満を感じている方はいませんか?
家具の配置を変えるだけで、リビングを広く見せることは可能です。
この記事では、リビングを広く見せるためのコツを紹介します。
誰でも簡単にリビングをスッキリと広く見せることができるようになるので、ぜひ参考にしてください。

□リビングを広く見せるための家具配置術

1:視線を遮らない配置にする

リビングに入ると、人は自然と奥を見てしまいます。
そのため、視線を遮るような大きな家具を置くことは、狭く感じさせてしまう原因となります。
入口から突き当たりの壁面までの間で、視界を大きく妨げないようにしましょう。
部屋の中央に背もたれの高いソファやパーテーションなどを置くと、視線を遮り、圧迫感を感じてしまいます。

2:ソファは窓際や壁際に置く

ソファはリビングの中心となる家具ですが、部屋の中央に置くよりも、窓際や壁際に置く方が、広く感じます。
ソファを窓際に置くことで、自然光がより多く入り、明るい空間になります。
また、壁際に置くことで、ソファの後ろに空間が生まれ、圧迫感を軽減することができます。

3:窓を有効活用する

窓は、リビングに光と開放感をもたらす大切な要素です。
窓の前に家具を置くことは避け、窓から見える景色を最大限に楽しめるようにしましょう。
窓の前がスッキリしていると、視界が広く感じられ、リビング全体が広く見える効果があります。

4:収納は一箇所にまとめる

収納家具をリビングにたくさん置くと、ゴチャゴチャして狭く見えてしまいます。
収納スペースはできるだけ集約し、スッキリとした印象にしましょう。
収納家具は、できるだけ壁際に置くのがおすすめです。
壁際に置くことで、部屋の中央にスペースが生まれ、広く感じます。

5:背の高い家具は死角に置く

背の高い家具は、視覚的に圧迫感を感じさせやすいです。
背の高い家具は、入口付近の視界に入りにくい場所に置きましょう。
奥に行くほど背の低い家具でまとめることで、遠近感が強調され、奥行きが広く感じます。

6:インテリアグリーンやスタンドライトを置く

人の目は、空間を目にした時にまず対角線の方に視線が移動します。
この習性を利用して、入口と対角線に位置する場所に目を惹きつける物を置きましょう。
インテリアグリーンやスタンドライトは、視覚的なアクセントとなり、リビングに奥行きを感じさせます。

7:家具の脚を見せる

家具の脚を見せることで、床面積が広く見え、部屋が広く感じます。
ソファやテーブルなどの脚が隠れている場合は、脚が見えるように工夫してみましょう。

□リビングを広々と見せる7つのコツ

1:色使いを工夫する

明るい色を使うと、部屋に広がりを感じます。リビングの壁や床は、白や薄いグレーなど、明るい色を基調にすると良いでしょう。
また、家具の色も、白や薄いグレーなど、明るい色を選ぶと、部屋が広く見えます。

2:照明を効果的に使う

照明の使い方は、リビングの雰囲気を大きく左右します。適切な照明を使うことで、リビングをより広く見せることができます。
照明は、全体を明るく照らす照明と、特定の場所を照らす照明の2種類があります。
全体を明るく照らす照明には、シーリングライトやペンダントライトなどがあります。
特定の場所を照らす照明には、スポットライトやダウンライトなどがあります。

3:カーテンを選ぶ

カーテンの色や素材も、リビングの広さに影響を与えます。
明るい色のカーテンやレースカーテンは、部屋に光を取り込み、広く見せる効果があります。
また、丈の長いカーテンは、天井が高く見え、部屋が広く感じます。

4:鏡を活用する

鏡は、反射によって空間を広く見せる効果があります。
リビングに鏡を置くことで、視覚的に空間を広げることができます。
鏡は、壁に立てかけたり、家具に取り付けたりすることができます。

5:小物を置く

小物は、リビングのアクセントになります。

しかし、小物が多いと、部屋が狭く見えてしまうことがあります。
リビングに置く小物は、厳選して、スッキリと配置しましょう。

6:収納を見せる

収納を見せることで、リビングをスッキリと広く見せることができます。
オープンシェルフやガラス扉の収納家具を使うと、収納の中身が見えて、スッキリとした印象になります。

7:掃除をこまめにする

リビングを広く見せるためには、掃除が大切です。
掃除をこまめにすることで、リビングはスッキリと清潔感が増し、広く感じます。

□リビングの収納術でスッキリと広く見せる

1:収納付き家具を活用する

収納付きの家具を活用すると、リビングの収納力をアップさせることができます。
ソファやテーブルなどの収納付き家具を選ぶことで、リビングに置く家具の数を減らすことができ、スッキリとした印象になります。

2:壁面収納を活用する

壁面収納を活用すると、床面積を広く使えるので、リビングが広く感じます。
壁面収納には、オープンシェルフやクローゼットなどがあります。

3:収納ボックスを活用する

収納ボックスを活用すると、リビングの収納を効率的に行うことができます。
収納ボックスは、積み重ねることができ、場所を取らずに収納できます。
また、収納ボックスには、さまざまなサイズやデザインのものがあるので、リビングのインテリアに合わせて選ぶことができます。

4:収納のルールを決める

収納のルールを決めて、整理整頓をすることで、リビングをスッキリと保つことができます。
例えば、「使用頻度の低いものは、上の段に収納する」「同じ種類のものは、まとめて収納する」など、ルールを決めて収納することで、探しやすく、片付けやすいリビングになります。

□まとめ

この記事では、リビングを広く見せるための家具の配置術と収納術について解説しました。
家具の配置を工夫したり、収納方法を見直したりすることで、誰でも簡単にリビングをスッキリと広く見せることができます。
今回紹介したコツを参考に、自分にとって最適なリビングを作ってみましょう。

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著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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