注文住宅は決めることがいっぱい!予算や土地の決め方もご紹介します!
おそらくマイホームは人生で購入回数が多いものではないので、せっかく購入するなら自分たちの好きなデザインや内装外装を詰め込んだ理想的なマイホームにしたいですよね。
しかし注文住宅を建てるうえで、決めることは今挙げたものだけではありません。
他にも注文住宅の予算や、土地についても決める必要があります。
せっかく住宅自体の理想を叶えられても土地の状況や予算設定が悪ければ、もやもやを残したままになってしまいます。
そこで今回は、注文住宅購入における決めること全般をご紹介します。
□注文住宅購入の準備期間に決めることとは?
注文住宅を建てたいと思った際に、突発的に動くのは危険です。
まずは事前に決めるべきことを明確にしていきましょう。
*家づくりに関すること
・理想の家のイメージ
・間取りや家の形
・予算設定
・施工会社
理想のイメージを何も決めていない状態で購入しようとしても、打ち合わせに時間がかかるだけです。
事前にホームページや写真などを見て、どんなデザインが自分の理想かを見ておきましょう。
そして、家族の人数やどのようなスタイルで暮らしたいかを加味して、ある程度の間取りや家の形を想定しておきましょう。
特に間取りに関しては、後から大きく変更するのは難しいと思うので事前準備必須です。
予算に関しても同様で、予算設定を間違えると後々の生活に大きな支障をきたします。
住宅ローンを使う方は特に注意が必要で、あくまでも貯金や生活が優先できる返済額に設定しましょう。
また、借り入れを行う金融機関も早期に探しておきましょう。
施工会社に関しては、会社によって得意としている住宅の仕様やデザインが違うので、ホームページを見て理想に近い施工会社を探すことをおすすめします。
*土地に関すること
注文住宅購入の場合は、土地も合わせて購入する必要があります。
土地について決めることは以下の通りです。
・立地や周囲の状況
・土地の購入予算
住宅自体もそうですが、どこに建てるかも重要です。
立地や周囲の状況を見つつ、どの土地にするかを決めましょう。
□準備期間における注意点について
決めることの多い注文住宅、準備段階での注意点もあるので一緒に見ていきましょう。
1. こだわり過ぎない
注文住宅は、自身の要望を様々な部分まで取り入れられます。
それゆえあまりにもこだわりが多すぎると、その分だけ費用が増えてしまいます。
これを防ぐには、あらかじめこだわりたい部分の優先順位を決めておき、そこだけこだわることをおすすめします。
2. 打ち合わせの記録をしておく
施工会社との打ち合わせは複数回にわたるので、毎回その内容を記録しておくことをおすすめします。
決めることが多いので、回数を重ねるごとに前回までの内容を忘れてしまう可能性があります。
また、言った言ってないのトラブルを避けるためにも、記録は取っておくのが賢明です。
□打ち合わせの前にしておくべきことは?
家づくりの準備期間に決めたことをもとに、施工会社担当者と打ち合わせをすることになります。
しかしこの打ち合わせ前にも考えておくべきことがあります。
事前準備ばかりで大変ですが、しておいた方が円滑な打ち合わせのもと、理想の家づくりに近づけられるはずです。
1. 生活動線を意識する
生活動線とは、普段家中で過ごす際に移動するルートを線上に表したものです。
例えば家事をする際に、洗濯機が1階、干す場所が2階にあったら移動に手間がかかりますよね。
取り込んだ洗濯物を収納する場所が遠くにあればなおさらです。
普段の生活がしやすいように、生活動線を意識しておきましょう。
2. 理想のイメージを可能な限り可視化する
打ち合わせの際は、具体的に家のデザインや内装外装についての要望を伝える必要があります。
そのため、打ち合わせ時点である程度の理想を固めておく必要がありますが、口頭だけでなく写真や絵などで目で見てわかるように可視化しておくことがおすすめです。
これによって自分たちと担当者の間での認識をすり合わせることが可能です。
3. 家の要望に対する優先順位を決めておく
注文住宅は非常に多くの要素を自分たちで決められるため、すべてにこだわったりハイグレードにしてしまえば住宅費用が大幅に膨れ上がってしまいます。
もちろん予算内であれば問題ありませんが、予算オーバーになってしまうのがほとんどです。
優先順位をつけて、必要な部分だけにこだわりましょう。
4. 将来のことも考慮しておく
例えば将来的に子どもを持つことをお考えの場合、それを考慮してある程度広い間取りや部屋の数が必要になります。
また、老後のことも考えて今からバリアフリー化しておく手もありますね。
このように先のことを考えておくことで、直前になってバタバタすることが減るでしょう。
□注文住宅の予算の判断基準とは?
予算の関係上、注文住宅のこだわりすぎには注意と述べましたが、その予算はどう決めるべきなのでしょうか。
決め方を間違えると、今後の返済計画に大きな支障をきたしてしまうので慎重に決めていきましょう。
*注文住宅の平均相場について
まずは平均的な相場から見ていきましょう。
注文住宅の全国平均の費用相場は土地ありで4250万円ほどですが、首都圏では5000万円弱にまで上がります。
これは、土地の価格が非常に高いのが原因です。
*予算はどうやって決める?
前提として、世帯年収に対して月々にいくらまでなら安定して返済できるかが基準になります。
これは、年収に対して設定されるローンの限度額ではないので注意が必要です。
限度額まで借りたとして、生活や貯金に回すお金が無くなってしまっては元も子もありません。
そこでまた基準になるのが「返済負担率」です。
これは年収に対して年間に返済するローンの割合のことで、20~25パーセントほどが安定的に返済できる負担率とされています。
しかしおそらくこの情報だけでは、具体的にどれくらいローンを借りて月にいくら返済するかのイメージがわきにくいと思います。
そんな時はネットでローン返済シミュレーションができるので、そこである程度の試算を行って生活に支障が無いかを確かめておきましょう。
以下にシミュレーションが可能なURLを載せているので参考にしてみてください。
https://www.smbc.co.jp/kojin/jutaku_loan/simulation/
□土地の選びもかなり重要?土地の決め方について
住宅自体ももちろんですが、周囲の環境も生活する上では重要な要素ですよね。
事前の土地選びの段階から意識していくべき点を一緒に見ていきましょう。
1. 駅やバスなどの交通機関について
特に子どもや家族の方が電車やバスで通勤通学している場合は、家から駅やバス停が近い方が良いでしょう。
ただし、このような土地は価格が高くなる傾向にありますが、利便性を考えるとデメリットとは思わずに検討しましょう。
2. スーパーマーケットやショッピングモールの有無
日常生活において、生活用品や食料などを買うためにはスーパーマーケットの存在が必要不可欠です。
あまりにも遠い場所にあると、普段の買い物に手間がかかってしまいます。
ある程度の近さかどうかを確認しておきましょう。
ショッピングモールも近くにあれば便利ですよね。
□まとめ
注文住宅には決めることがたくさんありますが、何も考えずに決めるのは危険です。
事前の準備を入念にしておくに越したことはありません。
特にこだわりたい部分に優先順位をつけておくことで予算のオーバーを防げるという点に留意して、自分たちの理想を実現する家づくりをしましょう。