注文住宅で床の色にお悩みの方に向けて選び方とポイントを詳しく解説します!

「どのように床の色を選べばいいか分からない」
このようにお考えの方も多くいらっしゃると思います。
床の色は部屋作りにおいて非常に重要です。
そこで今回は、床の色の選び方について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

□床の色の選び方について解説します!


新築住宅における床の色選びは大切です。
加えて、床の色は部屋の印象を大きく左右しているため、部屋の住みやすさに大きな影響を与えるでしょう。
例えば、床の色が白色の場合には、広く明るい空間を演出できます。

一方で、黒色の場合には、狭く落ち着いた空間を演出できます。
このように、部屋の印象は床の色によって変わってくるため、色の特徴をしっかり把握することが大切です。
特徴を把握した上で、部屋のイメージに合った色を選ぶと良いでしょう。

□それぞれの床の色の特徴について解説します!


1、黒い床について

黒い床は、高級感のある空間を演出できます。
黒い床を取り入れる場合には、暗い色の家具がおすすめです。
特に、暗い色の家具を選ぶことで、より豪華な印象を与えられます。

また、部屋を狭く見せる効果があるため、大きな窓がある開放的な部屋で取り入れることをおすすめします。
注意点として、ほこりや傷が目立ちやすいことが挙げられます。
仮に、汚れを放置してしまうと、黒い床のメリットである高級感が損なわれてしまいます。
そのため、掃除を入念に行う必要があります。

2、暗い茶色の床について

暗い茶色の床は、黒い床と同様に高級感のある空間を演出できます。
また、家具の色によって、部屋の印象を大きく変えられます。
例えば、家具の色を暗くした場合には、より豪華な印象を与えられます。

反対に、家具の色が明るい場合には、開放的な空間を生み出せるでしょう。
特に、黒色や白色の家具がおすすめです。
注意点として、白いほこりや傷が目立ちやすいことや、部屋を狭く見せる効果があることが挙げられます。

3、茶色の床について

茶色の床は、ぬくもりや落ち着きのある空間を演出できます。
木の雰囲気を出したい場合には、茶色の床がおすすめです。

また、鮮やかな色の家具とも組み合わせとして合っているため、家具に色をたくさん取り入れたい方に最適です。
そして、黒い床や暗い茶色と比べてほこりや傷が目立ちにくいです。

4、明るい茶色の床について

明るい茶色の床には、黄色の割合が多いライトブラウンとベージュやピンクに近いナチュラルブラウンがあります。
明るい茶色の床を取り入れることで、ぬくもりのある広い空間を演出できます。
木の質感が分かりやすく出るため、木目がしっかり見える床にしたい方にとって最適な色です。

また、白色や黒色、暗い茶色といったさまざま色の家具と合うため、家具のこだわりを反映させやすいでしょう。
注意点として、黒いほこりやゴミが目立ちやすく、傷ついた跡が黒く残ってしまうことが挙げられます。
そのため、汚れのケアは欠かせません。

5、灰色の床について

灰色の床は、無機質で上質な空間を演出できます。
黒色や白色の家具と非常に相性が良く、個性的なインテリアを作りたい方におすすめです。
加えて、ヴィンテージインテリアや北欧インテリアを作りやすいです。

6、白色の床について

白色の床は、六色の中で最も明るくて広い空間を演出できます。
どのような色でも合うため、家具の色で悩む心配はありません。

特に、暗い色の家具を採用することで、部屋を引き締められる上に家具を引き立たせられるため、家具を目立たせたい方におすすめの色です。
一方で、明るい色の家具を取り入れると、眩しい空間となる場合があるため気を付けましょう。

□色選びのポイントについて解説します!


1、事前に床の色と合う家具や壁の色を決めておくこと

事前に決めておくことで、全体的な部屋作りを行いやすいです。
反対に、床の色を決める際に、家具や壁の色を参考にする方法もあります。
このような場合には、完成後の部屋を具体的にイメージしておくことで、床の色を選びやすくなります。

2、色の効果を意識すること

色によって、部屋全体に与える印象は異なります。
白くて明るい色の床は、開放感のある空間を生み出せます。

無垢材を利用した自然系の床は、ぬくもりや自然を感じられる空間を生み出せます。
暗い色の場合には、落ち着いた空間を演出できリラックス効果があります。
このように、色によって部屋に与える効果が変わってくるため、部屋の役割に合った色を選ぶと良いでしょう。

3、床のお手入れを考慮すること

新築住宅を建てた際には、床を極力汚したくないですよね。
床のお手入れは、これから新築住宅で過ごしていく上で必要なことです。
床のお手入れを考慮して決めることも方法の1つとして挙げられます。

特に、白い床には、傷や毛が目立ちやすい特徴があります。
そのため、毛が抜けやすいペットを飼う場合には、掃除を頻繁に行う必要があります。
反対に、汚れが目立ちやすいからこそ、子供部屋に取り入れて、掃除のタイミングを分かりやすくするのも方法の1つです。

さらに、お手入れするのが好きな方は、あえて汚れが目立ちやすくなる色を選ぶことで、楽しく暮らしができるでしょう。
このように、床のお手入れを考慮すると、ご自身に合った部屋を実現できるためおすすめです。

4、色の配色を考えること

部屋のデザインにおいて、色の黄金比があります。
ベースカラーを70パーセント、サブカラーを25パーセント、アクセントカラーを5パーセントにすることで、綺麗な配色にできます。

ベースカラーは、最も色の割合が多く部屋の第一印象を決めます。
サブカラーは、ベースカラーを補う役割を果たします。
そして、アクセントカラーは、部屋のデザインを引き締める効果があります。
このような色の黄金比を利用して、配色を考えてみると良いでしょう。

□床の色とドアの色の組み合わせについて解説します!


床とドアを違う色にすると統一感がなくなりおかしい部屋になるのではないかと心配に思う方も多くいらっしゃいます。
しかし、床とドアが違う色であっても問題ありません。
あえて違う組み合わせにすることで、個性のあるおしゃれな部屋にできます。

また、違う組み合わせにする場合には、家具や素材の色を揃えることで、統一感のある部屋を作れるでしょう。
例えば、開放感のある部屋にしたい場合には、ドアと壁の色を明るい同系色で合わせることをおすすめします。
このよう場合には、たとえ床とドアの色が異なっていても、統一感のある空間を演出できます。

一方で、落ち着きのある引き締まった部屋にしたい場合には、床とドアの色を暗めの色にすると良いでしょう。
暗めの色であっても、全く同じ色にするのではなく、それぞれ異なった暗めの色にすることでおしゃれな部屋にできます。
このように、違う組み合わせにすることで、個性のあるおしゃれな空間を演出できるためご安心ください。

□まとめ


今回は、床の色の選び方について詳しく解説しました。
床の色によって、部屋に与える印象が異なってくるため、床の色の特徴をしっかり理解しておくことが大切です。
今回の記事を参考に、部屋のイメージに合った床の色を選んでいただければ幸いです。
床の色選びでお悩みの方は、当社までお気軽にご相談ください。

 

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Works(株)ホープスの建築実例

著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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