注文住宅をお考えの方へおすすめの間取りをご紹介します

注文住宅をこれから建てようとお考えの方に確認していただきたいことが、間取りについてです。
間取りは簡単に変更できないため、暮らしにくい設計にしてしまうと、非常に後悔してしまいますよね。
間取りを考える際のポイントやおすすめの間取りアイデアもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

□間取りでよくある失敗例をご紹介


家づくりは一生に一度あるかないかでしょう。
マイホーム購入は決して安い買い物ではありませんよね。
失敗して後悔することを避けるために、ここでは実際にあった、よくある間取りの失敗例を場所別にご紹介します。

*台所・キッチンの失敗例

まず初めにご紹介する失敗例は、台所に関する失敗です。
台所に勝手口がなくて後悔したという声は多いです。
勝手口は玄関以外で室内と外を行き来できる場所です。

勝手口を設けることで、台所で出た生ゴミをすぐに外へ運び出せます。
そのため、室内で生ゴミのにおいが発生することを防げるでしょう。
また、勝手口がないため、生ゴミを台所から玄関まで運ぶ経験をした方もいらっしゃるでしょう。
その際には、生ゴミから液体が出てきてしまって通路を汚すということが起こりがちです。

勝手口をつくることで、生ゴミのにおいや部屋を汚してしまう悩みからも解放されるでしょう。
台所に勝手口を設けることを検討してみてくださいね。

*玄関の失敗例

次に、玄関での失敗例をご紹介します。
玄関では靴から発生するにおいについてのお悩みが多いです。
収納はばっちりたくさんつくったが、換気口を付けなかったために、靴のにおいが空間にこもってしまうという事例があります。

玄関に収納をたくさんつくることで、家族全員分の靴が全てしまえます。
しかし、同時に靴のにおいが溜まりやすくもなるでしょう。
換気口や窓を設置して空気の通りを良くすることをおすすめします。

*トイレの失敗例

トイレでの後悔の声もよく聞かれます。
トイレはプライベートな空間です。
そのため人目につかない場所に設置するべきです。

もし玄関の近くにトイレを設置してしまうと、人目が気になってしまう可能性があります。
来客があった際に、トイレを出入りするところを目撃されたくはないですよね。

リビングの近くにトイレを配置した場合にも後悔するかもしれません。
リビングは人が集まる場所です。
トイレに行くたびにリビングを通過することになれば、人の目線が気になってしまうでしょう。

*収納の失敗例

最後にご紹介する失敗例は収納スペースについてです。
足りなくなることを想定して収納スペースをつくりすぎてしまったという声が多くあります。
最も重視すべきことは「使いやすさ」でしょう。

奥に広すぎる収納は、収納物はたくさん入りますが奥のものが取り出しにくくなります。
使いやすさを考慮して設計しましょう。

□間取りを考える上でのポイントとは?


間取りの失敗例はさまざまありました。
良かれと思ってしたことでも、後々後悔してしまうこともあります。
では、どうしたら良いのかと悩んでしまいますよね。
ここでは、後悔しないためにこれだけは押さえておきたいポイントをご紹介します。

*家族の希望や優先順位・生活動線を考える

押さえておきたいポイントの1つ目は、家族の優先順位を考えることと生活動線をイメージすることです。
これからつくりあげる家はご家族皆さんで住むマイホームですよね。
そのため、全員にとって暮らしやすく、希望が叶っている住宅が理想的でしょう。

なるべく家族全員の希望を聞いて反映させることが大切です。
しかし、家族間で意見が異なる場合もあるでしょう。
その際には大切なことは何かを話し合い、優先する順位を決定します。

希望だけでなく、生活動線を現実的に考えることも重要です。
例えば、キッチンを2階につくると買い物したものを毎回2階まで運ぶことになります。
玄関からキッチンにスムーズに行けた方が、毎日の負担は減るでしょう。
理想は大切ですが、実際の暮らしやすさも考えることを忘れないでおきましょうね。

同様に、家事動線も大切です。
例えば、洗濯をする際には洗面所とベランダが近い方が便利ですよね。
家事動線も一緒に考えましょう。

その他にも、衛生動線や通勤動線、来客動線というものがあります。
優先順位を決定して快適な暮らしを実現するために、よく考えることをおすすめします。
当社はお客様の住みよい暮らしを実現するための家づくりをします。
お悩みがあればお気軽にご相談くださいね。

*土地の形状や方角、周辺環境

間取りを決める前に、家の周りの道路や土地の方角などの情報を把握しましょう。
家に面している道路の人通りが多ければ、外からの視線を遮るようなつくりにする必要があります。
また、バルコニーをつくる場合であれば、家の方角が重要でしょう。

*土地全体と住居のゾーニング

ゾーニングとは、用途や機能ごとに分類して間取りを決定することを指します。
家の敷地内でも、「この部分は駐車場、ここから先は庭」などと分類できますね。

そんなゾーニングには大きく分けて2つのタイプがあります。

1、土地全体のゾーニング
先ほど挙げた例は土地全体のゾーニングです。
つまり、土地の中でどの部分に建物を配置して、それ以外のどの部分で庭や駐車場をつくるかなどを決めることです。

2、住居部分のゾーニングです。
前者が土地全体を使用したゾーニングだったのに比べて、これは家の内部のゾーニングです。
室内での動線を考慮して、それぞれの部屋の配置場所を決定します。

□間取りを成功させるために今すぐできることをご紹介!


これまでは注文住宅を建てる際によくある失敗例と失敗しないために参考にしたいポイントをご紹介しました。
ご紹介したポイントをしっかりと確認してみてください。
ここでは理想の間取りを実現するために、今すぐできることをご紹介します。

ポイントの1つ目でも紹介しましたが、最も大切なことは条件整理です。

初めのステップとして、ご家族の毎日の生活スタイルや習慣を洗い出します。
その上で希望条件を整理しましょう。

例えば、出勤時間と通学時間が重なるために、朝の身支度で洗面所を使用するタイミングが同じだとします。
今までは洗面所の取り合いで困っていたため、新築では洗面台を2つにするという解決策が取れますね。
また、リモートワークのための書斎が欲しい場合や、収納のためのウォークインクローゼットが欲しい場合などさまざまな要望があるでしょう。

希望条件をリストアップしたら、必要な部屋数とそれぞれの部屋の広さを考えます。
ご家族の人数や希望に合わせて考えてみてください。

それらが出揃ったら、優先順位をつけます。
ご家族で不満が出ないようによく話し合ってくださいね。

TOTO エスクワ

□取り入れるのにおすすめの間取りアイデアをご紹介!


*サンクンリビング

1つ目の間取りアイデアは、サンクンリビングです。
あまり聞き馴染みがありませんが、近年人気が高くなっています。
サンクンリビングとは、リビングの床が一段掘り下げられた空間のことを指します。

サンクンリビングにすることで、空間が広く見え、段差は部屋にメリハリをつけてくれます。
開放感のあるリビングにしたい方におすすめです。

*ロフト

ロフトもおすすめの間取りです。
ロフトは収納スペースとして利用したり、書斎として利用したりできます。
趣味を楽しむスペースとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

□まとめ


注文住宅をこれから建てる方に向けて、主に間取りで失敗しないためのポイントをご紹介しました。
考えることはたくさんありますが、最も重要なことはご家族でしっかり話し合った上で希望を叶えることです。
理想の住まいを実現したい方は、ぜひ当社にお任せください。

 

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Works(株)ホープスの建築実例

著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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