住宅の賢い買い方!資産住宅について説明します!
皆さんは住宅を購入された時に、住宅のことを「負債」と考えておられませんか?
実は、不動産の購入の仕方や物件に対する考え方を変えることによって「負債」を「資産住宅」に変えることができるのです。
本記事では、具体的な住宅の資産価値の高め方について解説します。
□負債となる考え方について
*住宅を購入する事は紛れもなく「負債」である!
物件のデザインから立地、ローン計算などの煩雑な手続きを済ませ、一から苦労してやっと念願のマイホームを購入に至ります。
多幸感があるせいか、自分の家という「資産」を手にしたと考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、住宅を購入した時点における、その住宅には何の資産価値もありません。
実際、とある住宅を合計金額3000万円、35年ローンで購入したとしても、まだ購入した段階においてはまだローンの返済は1円も始まっていないので、買い手にとっては0円の資産価値しかありません。
*マンションは年数経過による資産価値の減少が激しい!
戸建て、マンションにかかわらず、不動産に資産価値を見出すのであれば必ずその物件を将来的に売却する選択を視野に入れた計算をお勧めしています。
しかし、資産価値というのは時間の経過によって減少していきます。
減少の度合いというのは、物件の立地に左右されるところも多いのですが、新築のマンションは、同じ新築の戸建ての物件と比べて土地の価値が低くなりがちです。
なぜなら、建築にかかるコストが大きく、土地にかかる価値を住民同士で分配しているためでしょう。
ただ、建築の構法や、木造かコンクリート造かによっても変わってくるのですが、建物自体の価値は戸建てよりもマンションの方が高い場合が多いです。
そのため、購入して15年以内に売却するといった場合にはマンションの方がまだ資産価値が残っていると考えて良いでしょう。
□新築と中古、物件を購入するならどっちがいいの?
この問題を考察するにあたっては、対象となる物件が消費向けなのか貯金向けなのかが重要です。
住宅を売却する前提で考えている人が購入した場合、購入にかかった初期投資が還元されるためその物件は貯金向けであると言えるでしょう。
そういった人が購入する物件は、機能やデザインが自分だけのものではなく、万人に売れるようなポテンシャルを備えたものが多いです。
中古物件はローンの残債が残らず、引っ越ししやすいという点で貯金向け物件と言えるでしょう。
逆に、消費向けの物件とは売却することを視野に入れていない、自分の趣味嗜好に基づいてデザインされたマニアックな物件のことを指します。
また、新築の物件を購入しようとすると、購入金額のおよそ1割強の金額を支払う必要があります。
築年数が経過していない物件ほど資産価値の減少は大きいことがわかっています。
このことから、新築の物件は消費向けでしょう。
□立地も資産価値に大きく影響する
改めて、資産価値というのは万人受けする土地や立地などの要因にも大きく左右されるという事を説明します 。
この立地という要素は、場合によっては新築や中古などといった物件の要因よりも資産価値を決定する要因として優先される事も多く、具体的には駅近などの交通利便性、コンビニが近いかなどの生活利便性などが挙げられます。
前項で述べているのは新築の物件のコストパフォーマンスが悪いということではありません。
万人受けしづらい物件を避けるべきであると言うことです。
その点、中古物件は初期投資の点で優れているでしょう。
□どのような物件がベスト
上記の条件を踏まえて、将来的に売れる見込みのある、資産価値の低下化が少ない物件を購入する際のポイントを紹介します。
*地域にかかわらず、最寄駅から近い物件
都市部においては、駅から1分遠くなるだけで、物件の単価はおよそ1平方メートルあたり15000円ほど高騰していくと考えられています。
現代の人々は自動車をさほど利用せず、自家用車を保有している世帯数も昔ほどは多くないという事も、少なからず影響しています。
*可能な限り良コンディションの住宅を選択する
築年数にかかわらず、建物を評価する際はその建物の現時点における品質を評価基準として重視するという運動が各地で行われています。
住宅診断(ホームインスペクション)を、物件の購入時に専門業者(ホームインスペクター)に依頼することによって物件の品質状態を見極め、購入後も適度なメンテナンスを心がける事が重要です。
*万人受けするデザインの家を選ぶ
戸建ての場合、顧客が購入したいと考える住宅の特徴は一点に特化した奇抜なデザインの住宅ではなく、あくまでも一般的な住宅です。
どこにでもよくある程度の物件を探す様にしましょう。
□まとめ
住宅の購入は、人生に一度歩かないかの非常に大きな買い物で、投資でもあります。
あまりに安すぎる物件が良いと言うわけでもないため、長期的な視点で物件を評価する目を養いましょう。
今回の記事が、住宅購入で悩んでいる方は参考にしてください。