細長段差敷地を利用した玄関・リビングをもつ狭小住宅
世田谷区にある狭小住宅。敷地は間口が3.3m、奥行が23mと南北に細長く、また最大高低差が2.1mもある難易度の高い敷地。
“旅行やスポーツ、釣りなど外に積極的に出かけるのが好き、でも家にいる時はのんびりしたい。家事をしながらお子様の気配を感じたい。“というご要望から玄関前の半地下部分をアウトドア用品のおける収納とし、1階にLDKと水回り、2階に寝室や子供部屋などを配置しました。しかし細長い敷地のため、手前-中央-奥と各空間のゾーニングの検討と採光の確保が課題となりました。
結果としてキッチンから玄関上の吹抜けまでをひと続きの空間とし、敷地段差を利用した天井高の高い玄関ホール、タタミスペースの下は玄関から使用する蔵収納を設けました。西側の空き地からの光も得ることで細長い敷地をうまく生かしたLDK空間となりました。
1階は西側の空き地を借景したのんびり、ゆったりできる“集”の空間、2階は寝室や書斎、子供部屋などの落ち着くことができる“個”の空間となっています。
工事場所 | 東京都世田谷区 |
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主要用途 | 専用住宅 |
構造 | 木造(SE構法) |
延床面積 | 86.63㎡ |