カテゴリ:RC造のワークス

設計、デザインの自由度の高さを魅力に持つRC(鉄筋コンクリート造)。他にも耐火性、遮音性に優れるメリットもあります。鉄筋コンクリートという部材を活かした建築実例です。

【 RC造 】

RC造は、鉄筋コンクリートの建物です。鉄筋で作られた枠の中にコンクリートを流し込み、引っ張る力の強い鉄筋と、圧縮に強いコンクリートを組み合わせて強固な構造部を作り出します。耐震性、防音性、耐火性の高さが魅力ですが、木造建築よりも建築費が嵩みます。

一般的には、2階建てまでなら在来工法の木造住宅、3階建てならRC造、または木造住宅やS造、4階建てから6階建てならRC造と考えられています。

S造(鉄骨造)は、RC造より建築コストが抑えられる工法で、重量鉄骨造と軽量鉄骨造があります。ハウスメーカーの建物には、軽量鉄骨造の住宅が多くあります。

RC造(鉄筋コンクリート造)とS造(鉄骨造)の違い

RC造(鉄筋コンクリート造)とS造(鉄骨造)を比べた場合、注文住宅で鉄骨の家を建てるなら、RC造が優れていることがわかります。

RC造(鉄筋コンクリート造)

  • 腐食しにくく、耐久性が高い(耐用年数47年)
  • 耐火性が高い
  • 優れた遮音性がある
  • 施工の技術によって完成した住宅の品質に差が出る

S造(鉄骨造)

  • 軽量鉄骨造の場合は、低コストで建築でき、工期も短い
  • 軽量鉄骨造の場合は、火災による熱や、湿度が生み出す錆に弱い
  • 工場で建材を画一的に生産するため、施工の技術による品質の差がない
  • 重量鉄骨造の場合は、家の内部に耐力壁が必要ないので、大空間を作れる
  • 軽量鉄骨造の耐用年数は19年、重量鉄骨造の耐用年数は34年

*ここで上げている耐用年数は、実際の耐用年数ではありません。法定耐用年数です。

RC造の家と木造の家の比較

RC造の家は、木造の家に比べると、耐震性と気密性、防音・遮音性が高いという優れた面がある一方、建設コストが高い、工期が長いという面もあります。

木造の家は、昔から日本人に好まれてきた湿度の高い日本の風土気候に合った家です。木材の持つ空気中の水分を調整する性質が、室内環境に良い影響を与えるからです。

また、木造の家は、RC造に比べると、耐火性が低いと思われている方も少なくありませんが、木造住宅は、高い耐火性を持っています。ただ、気密性や耐震性は、RC造の家ほど高くありません。しかし、木造の家は、構法によって高い耐震性を持つ家にもなります。

木造の家の中でも、SE構法の家は、RC造に勝るとも劣らない耐震性を持つ家です。そのような高い耐震性を備えながら、木造住宅の良さも持っています。さらに、在来工法に比べて、間取りの自由度がはるかに高いという魅力もあります。

木造住宅と言えば、そのほとんどが在来工法ですが、在来工法には、耐震性を維持するために、家の中に、耐力壁を何か所も設けなくてはならないという制限があります。その為、大空間や大開口、例えばワンフロアを壁のない大空間にする、吹き抜けのある空間を作る、間口の狭い家に、ビルトインガレージを設けるといった設計にはできません。しかし、SE構法であれば、耐震性を維持しつつ、制限なく自由に大空間を造り出せます。

ホープスでは、RC造の家をご要望されるお客様には、そのご要望にお応えします。しかし、その理由が、木造住宅の耐震性に対する不安なのであれば、SE構法の木造住宅をお勧めしています。

SE構法の家は、RC造に劣らない耐震性を持つ家でありながら、RC造よりコストを抑えられることに加えて、木造住宅の良さを味わっていただけるからです。

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