加賀毛針
そこで今回は加賀毛針を取り上げたいと思います!!
皆様は加賀毛針について聞いたことがありますでしょうか。
加賀とは言わずもがな加賀地方(石川県金沢市)の事です!!
ここでは江戸時代から毛針と呼ばれる針を使った釣りが続いています。
その毛針を使った釣りを加賀毛針と言います。
今回は加賀毛針についてその概要と歴史を振り返ります。
加賀毛針とは北陸甲信越地方、石川県の地域ブランドです。
子の毛針は金沢市で製作されています。
加賀毛針は加賀藩でスタートしました。
数年前の大河ドラマを見た方はよくご存じかもしれませんが
加賀藩は「利家とまつ」の舞台にもなっていますね!!
加賀藩(かがはん)は、江戸時代に加賀、能登、越中の3国の大半を領地とした藩です。
江戸時代、加賀藩の前田家は関ケ原の戦い(1600年)の頃から徳川家に従うようになった外様大名です。
加賀藩では謀反を起こすのではないかと江戸幕府の監視が厳しく武芸を磨くのが難しかったのです。
しかし武士の鍛錬のため川狩り(鮎釣り)だけは奨励され、無許可で川釣りを出来る特権が与えられていました。
犀川のアユ釣 鮎つり、江戸時代、毛針箱から毛針を選ぶ武士、金沢城下図屏風
武士は鮎釣りで遊ぶふりをして体と心を鍛えました。
長い竿の上げ下げは刀を振る動作に似ていました。
この鮎釣りの為に昆虫を模した疑似餌を必要としました。
そこで武士たちは様々な針を考案していき、裁縫用の手内職として鮎毛針を作るようになりました。
もともとは縫い針を利用したため、返しがないのが特徴です。
そのため鮎の口から外れやすいので竿を操るのに集中力が必要でした。
縫い針を生業として天正3年(1575)年に創業した「目細八郎兵衛商店」は、
明治23年(1890)の「第3回内国勧業博覧会」に加賀毛針を出品し褒状を受賞しました。
目細八郎兵衛商店は明治時代からこれまでに約4000種類の毛ばりを作りました。
これにより全国に一躍加賀毛針の名が広まり石川県の立派な伝統工芸品としての立ち位置を確立しました。
このように脈々と受け継がれた歴史のある加賀毛針ですが商品化したのは20年前です。
今では650~700種類の毛針が揃えられています。
今でも毎年釣れる針が研究されており、毎年羽の色や材質を変えて新しい種類を作っています。
渓流釣り用だけに限らず海釣り用も2,3年前から作られています。
紫外線が当たると光る素材を使った製品も開発中です。
また用途も釣りだけに限らず、お客様のご要望によりピアスやネックレスなどといったアクセサリーが作られました。
目細八郎兵衛商店付近にある馬場小学校では6年生がブローチを手作りして卒業式に付ける慣習があります。
地元小学生の間では自慢の伝統文化として確立しています。
加賀毛針釣りの道具
さてそのような歴史を持つ加賀毛針ですがフライと同じように魚が食べる虫を表現しています。
各部位の解説
・玉 漆で作った球体で金箔を貼って、虫の頭に見せます。
・ひげ 色を付けた鶏などの羽毛を2本使って 触角を表現しています。
・蓑毛 羽毛を6本使います。虫の足を表現しました。
・角 羽毛2本で虫のお尻にあるとがったとげのような「尾角」を表現しました。
・蓑毛 羽毛を6本使って虫の足を表現しました。
・針 針先と逆向きにとがった「返し」がありません。
竿
刀に見立てられた竿。使うのは7~8メートルの竿です。
加賀くらしの博物館 第4展示室の職人道具コーナーでは、では刀のようにショーケースに展示されています。
釣った鮎を入れておく容器です。内側は鮎が落ち着くとされる黒色に塗られています。
以上の道具を持って釣り師は金沢中心部に流れる犀川(さいがわ)に繰り出します。
金沢中心部から日本海に注ぎます。
解禁は6月16日からです。
さて川に繰り出して選択する毛ばりですが
まとめ
以上いかがでしたでしょうか!
鮎はコケを食べる魚なので友釣りのイメージしかなかったのではないでしょうか。
しかし毛針もあるんですね!!
皆様ももうすぐシーズンを迎える鮎の毛針釣りに繰り出してはいかがでしょうか。
毛針をアクセサリーに進化させたように、これからも別の製品にその姿を引き継いで
進化していくことが考えられます。
これからも加賀毛針の動向に目が離せませんね!!
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