フライフィッシングとは③

フライフィッシングとは③
前回、前々回とお届けしてきたフライフィッシングに関する記事。

今回で最後となります。

フライフィッシングにおける自然観察について書きたいと思います。

フライフィッシングは基本的には、その時魚が捕食しているものを模した毛ばり(フライ)を使用して釣りをします。

フライの選択は魚がどんな所に棲んで、どんなものを食べているのかを観察してそれに合わせて行います。

場所によって、季節によって、様々な要素によって食性が変わります。

魚をとりまく環境を観察して、どんな毛ばり(フライ)を流せば魚が興味を示すのか、 はたまた、沢山魚がいそうなところはどんな所か、大物が潜むのはどんなポイントか、魚に近づく一歩は、まず観察です。

これを極めるとフライフィッシングが単なる釣りではなく自然と触れあう絶好の機会であるということがおわかり頂けると思います。

まず釣り場に着いたら川の水面をじっと眺めてみて下さい。
川面にカゲロウなどの水棲昆虫がいるかもしれません。
reDSC02885
いた!見つけたら次はカゲロウに模したフライを選択します。

陽炎

見て下さい!!めちゃくちゃそっくりです!

次に立っている足下に転がっている石をひっくり返して下さい。
3トビケラCIMG5743

いたいたいた!! トビケラの幼虫です。そういえばケースの中にあったような。。。

43616263
ありました。トビケラの幼虫のフライです。これもそっくり!

いずれかを選択してフライを川に投げ込みます。
と言われてもどこに投げたらいいのか分からないという方がほとんどだと思います。
そこで初心者でも分かり易いポイントをお伝えします。

ポイント図①
ポイント

落ち込み・滝下
落ち込み

落差によって滝状になったところ「落ち込み」落差が大きいところは「滝下」と言います。
渓流が落下するために滝壺のような深みができています。
この落ち込み滝下にの滝壺にエサを運ぶため高ポイントになります。落差が小さくあまり泡立っていないところにはヤマメがいます。泡が湧き立っているところでは、ヤマメはいませんがイワナやアマゴがいます。

ポイント図②
2

流れ出し
名称未設定 1-復元

落ち込みの下流で浅くなったところを「流れ出し」といいます。ここは初夏から夏にかけて盛期のポイントになります。特に大きな底岩がある場合、そのまわりは見逃せないポイントです。

瀬わき
瀬脇

渓流の流心(流れの中心)は、流れが急であるため深くなっています。この両脇にある少し流れの遅くなったところの境目を瀬わきといいます。ここは、速い流れと遅い流れのすれ違いによって過流線が生じているので、エサが運ばれて水中に落ち込まれます。それを食べる魚が集まります。

このようなポイント以外にも細かく分類すると様々なポイントがあります。
これは釣りを続けていると感覚で分かってきます。

そしてポイントにさっきいたカゲロウに模したフライをキャスト(投げる)!すると。。

ヒット!
フライ
魚が水面に顔を出してフライに猛烈にアタックしてきました!

ファイト!
魚
釣りの醍醐味、魚との真剣勝負です。ばれないように魚が右に流れたら左に竿を倒し、左に流れたら右に倒し引きに逆らいながら、糸が切れないように慎重にたぐり寄せて下さい。

ランディング!
iwana
ちょうど良い型のイワナがあがりました。
カゲロウのフライとポイントの読みが当たったため結果が出ました。

しかしマニアックなフライフィッシャーマンはこれでは終わりません。
胃の内容物
釣れた魚の口いスポイトを入れ胃の内容物を吸い出します。魚を傷つける行為なのでリリース(逃がす)する場合は迅速に丁寧に行って下さい。

トビケラ
トビケラとトビケラとは別の水性昆虫が出てきました。これでフライの選択肢が増えます。

さて続き続きと集中している内にあっという間に日暮れです。
楽しい思い出が出来ましたね!

まとめ
3回に渡ってお送りしたフライフィッシング。いかがでしたでしょうか。
自然観察と密接に結びついたこのアウトドアスポーツは疲れますが気持ちいい疲れだと思います。
何より良い空気と山からの頂き物でとても充実した休日を送れる事は間違いありません。

ここで注意が必要なのがフライフィッシングをする際は事前の情報収集が必要であるということです。
岩から滑って川に落ちてしまう事故も絶えません。

また入った川が誰かの私有地であったというトラブルがあります。

初心者の方はあまり分け入ったところには入らず川は漁協が管理している安全なところで行いましょう。

また釣りをするには遊漁券が必要です。川の近くの商店や道の駅、コンビニで売っているので事前に購入してから入って下さい。

 ホープスの考えるライフスタイルや建築をインスタグラムで発信中です!!

@media (min-width:376px) {
.cta{
height:280px;
width:475px;
border:1px solid #8b8b8b;
background-color:#f4f2f2;
}
.cta1{
margin:30px 30px 0 30px;
}
.cta3{
margin:30px 30px 0 30px;
}
}
a:hover img{
opacity:0.6;
filter:alpha(opacity=60);
-ms-filter: “alpha( opacity=60 )”;
}

@media (min-width:376px) {
.cta{
height:280px;
width:475px;
border:1px solid #8b8b8b;
background-color:#f4f2f2;
}
.cta1{
margin:30px 30px 0 30px;
}
.cta3{
margin:30px 30px 0 30px;
}
}
a:hover img{
opacity:0.6;
filter:alpha(opacity=60);
-ms-filter: “alpha( opacity=60 )”;
}


ホープスbnr

社長ブログ 一覧へ

関連記事

囲炉裏のある宿@山梨

今回は、先日訪れた宿についてのお話です。 ちょっと話題性のある風変わりな宿を探していまして、目的のキャンプ場に程よく近いところで・・ ありました!「囲炉裏のある古民家の宿」です。 鮎の塩焼きは、最高に美味でした! さらに […]

ソロ焚き火@秘密の場所

とある平日に、思い立ってソロ焚き火をしに行きました。 今日は天気も良いし、そうだ、ソロ用の焚き火台で肉でも焼こう!といった感じです。 向かった場所は、平日は貸し切り状態の、ちょっと秘密の場所。 写真だとちょっとわかりづら […]

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

あっという間に2019年のスタートです。 今年はどんな年になるか、いつもワクワクしながら新しい年と向き合う1月です。 昨年は色々なことにも着手したので、今年は更に広げていければと考えています。 プライベートでは、たくさん […]

社内イベント『GO OUT JAPAN』に行ってきました!

少し前ですが、秋も深まった頃、社員全員と、その家族皆でキャンプをしました。 会社で仕込みをして…いざ出発です! 各スタッフの子供達も参加し、とても賑やかなサイトになりました! この日は、もう日も落ちた後に現地到着。 テン […]

ROCK IN JAPAN FES.2018

すっかり秋ですね。 こうなると暑かった夏か懐かしいです…。 そういえば暑くてクラクラした記憶があります。 8月のど真ん中。 ひたち海浜公園でのロッキン。         ひたすら遠 […]

Owner’s Voice施主さま対談
ホープスで実際に家をつくられた施主さまの家づくりの思い出をご紹介します。
施主さま対談をみる
お問い合わせはこちら
Homeへ