新築の魅力を最大限に引き出す!玄関収納計画の秘訣を紹介!

新築やリノベーションを検討している家庭にとって、玄関は家の顔とも言える重要な空間です。
特に、機能性とデザインを重視する家庭にとって、玄関収納は単なる収納スペース以上の価値を持ちます。
本記事では、土間収納を取り入れることで、玄関空間がいかに変化し、生活の質が向上するかを探ります。
土間収納のメリットとデメリット、さらにはおしゃれで使いやすい玄関づくりのコツについて、具体的な事例と共にご紹介します。
 

□新築の玄関に土間収納を取り入れる魅力

 
土間収納の最大の魅力は、その汎用性と機能性にあります。
汚れが気になりにくく、掃除がしやすい点は多くの家庭にとって大きなメリットです。
例えば、ガーデニング用品やアウトドア用品、さらには子どもの遊具まで、さまざまなアイテムを収納できる便利さを提供します。
 
1:外出時・帰宅時のスムーズな動線
 
土間収納を利用することで、外出時や帰宅時の動線が大幅に改善される点は見逃せません。
必要なアイテムをすぐに取り出せることで、家族全員のストレスを軽減し、日々の生活をよりスムーズにします。
特に、急いでいる時や忘れ物が多い方には大変便利です。
例えば、帽子やコートなどのアウターを土間収納に掛けておくことで、玄関で脱ぎ履きする手間が省け、花粉やウイルスの室内持ち込みを防ぐことにもつながります。
 
2:玄関の美観維持
 
土間収納は、玄関を常に整理整頓された状態に保つのに役立つ点も大きなメリットです。
来客時にも、すっきりとした印象の玄関を保てることで、家全体の印象を向上させます。
お客様を迎える玄関が雑然としていると、だらしない印象を与えがちですが、土間収納があれば、玄関スペースをいつも美しく保てるようになります。
 
3:貴重品の安全な保管
 
高価なアウトドア用品や趣味のアイテムも、土間収納があれば安心して保管できる点は重要です。
盗難や天候によるダメージから保護し、長期間にわたって品物を保持できるようになります。
例えば、趣味のロードバイクなどは、外に置いておくと風雨にさらされて汚れたり錆びたりする心配がありますが、土間収納を利用することで、それらのリスクを大幅に軽減できます。
 
このように土間収納を導入することで、玄関は単なる出入り口ではなく、生活の質を向上させる重要なスペースへと変貌します。
 

□土間収納導入時の留意点

 
土間収納を導入する際、そのメリットを享受する一方で、いくつかのデメリットや注意すべき点が存在します。
これらを予め認識し、適切な対応策を施すことで、土間収納の利用価値を最大化できます。
 
1:空間利用の制約と物置化のリスク
 
土間収納を設置することにより、玄関やその隣の部屋の利用可能スペースが縮小する可能性があります。
その結果、生活空間が狭く感じられる場合があるため、収納する物の量や種類を事前に計画的に決め、居住空間とのバランスを慎重に考えることが必要です。
また、収納能力が向上することで、無秩序に物が溜まり、結果として物置のような状態になる可能性もあります。
これを避けるためには、定期的な整理整頓を心掛け、収納する物の選択にも配慮することが重要です。
 
2:湿気と臭いの管理
 
土間収納は、雨に濡れた傘や靴などを収納する場所として利用されることが多いため、湿気や臭いがこもりやすい環境になりがちです。
これらの問題に効果的に対処するためには、換気を促進する措置を講じることが欠かせません。
適切な換気設備の設置や、湿気を吸収する材料の利用を検討することで、土間収納内の環境を改善できます。
 
土間収納を取り入れることを検討する際には、上述の点を十分に考慮し、個々の生活スタイルや家族構成、そして収納したいアイテムの特性に応じた計画を立てることが肝要です。
工夫次第で土間収納が提供するメリットを充分に享受しながら、潜在的なデメリットを抑制し、快適な生活空間の維持が可能です。

□おしゃれで機能的な玄関作りの秘訣

 
玄関をただの入口ではなく、家の顔として印象づけるためには、おしゃれで機能的なデザインが欠かせません。
以下では、玄関を魅力的にするためのいくつかのポイントをご紹介します。
 
1:自然光の活用
 
自然光を取り入れることで、玄関はより明るく、温かみのある空間に変わります。
窓の設置や採光を意識したドアの選択などにより、自然光を上手く取り入れましょう。
これにより、訪れる人々にとっても、より心地よい空間となります。
 
2:開放感の演出
 
玄関に窓を設置することで、外の景色を取り入れ、開放感を演出できます。
特に、庭や緑が見える窓は自然とのつながりがある空間を作り出し、心地よい印象を与えます。
 
3:窓のデザインと配置
 
窓自体がデザイン要素となり得るため、窓の形状や配置には特に注意を払いましょう。
例えば、ステンドグラスの窓は、色彩が玄関にアートのような要素を加えます。
窓の位置やサイズも、玄関の全体的なバランスを考えて決定することが重要です。
 

□まとめ

 
これらのポイントを踏まえることで、機能性と美観を兼ね備えた、おしゃれで快適な玄関空間を実現できます。
玄関は家の顔として、訪れる人に最初に印象を与える重要な空間です。
そのため、玄関のデザインは単に機能的であるだけでなく、美観も兼ね備えるべきです。
土間収納の導入による機能性の向上、自然光の活用による明るく開放的な空間の演出、そして家全体のデザインと調和する配慮は、玄関をより魅力的にするために欠かせません。
新築やリノベーションを考える際には、これらの要素を総合的に考慮し、慎重に計画を進めることが重要です。
玄関は日々の生活の質に直結するだけでなく、住まいの価値を高める要素ともなり得るため、その設計には特に注意を払うべきでしょう。
これらの情報が皆さんが理想とする機能性と美観が調和した、おしゃれで快適な玄関空間の実現につながり、少しでも役立っていれば幸いです。

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著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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