野地板とは?

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皆様こんにちは!!

今回は野地板についてお届けします。

野地板とは、ストレートや瓦など屋根材を支えるために張る板の総称です。

つまり野地板の上に瓦などを敷いていきます。

野地板の「野」は目に見えないところに用いるという意味です。

野地板は屋根材を設置すれば屋根の上からは全く見えなくなります。

それが野地板と呼ばれる所以です。

野地板の厚みは、通常9mm~15mmです。

野地板はその材質や機能によって大きく3つ分類されます。

野地板の性質

1.杉板の野地板
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高度成長期以前は、野地板といえば杉板を使ったものが大半でした。

杉板とは杉の木をスライスして板状にしたものです。

昔の瓦は、形が均一ではなかったため、瓦下に雨水が浸入することが頻繁にありました。

また現在のようにルーフィングという防水シートを使った施工技術もありませんでしたので、乾燥しやすい杉板が野地板に使用されるのが普通でした。

未だに杉板にこだわる大工さんはいますが、技術が発達した現在では次項目の野地合板が主流です。

2.野地合板

野地合板

野地板の材質に合板が使用されているものを野地合板といいます。

現在では野地板のほとんどがこの野地合板が使用されているので「野地合板=野地板」の意味で捉えていいでしょう。

合板とは、薄い木板の繊維方向を交互に直交させて何枚かをプレスして張り合わせた板のことです。

杉板との違いはその幅の広さにあります。

野地合板は複数の木板の張り合わせで作りますので、一枚の野地合板が広く出来、雨漏りの危険もありません。

施工効率も上がり施主様にとってはまさにメリットだらけの建材です。

この野地合板の中でも、耐火規制をクリアしたものを耐火野地合板といいます。

次は耐火野地合板についてお伝えします。

3.耐火野地合板

火災の際に30分以上耐えられる野地合板のことを耐火野地合板といいます。

特に準防火地域または防火地域、屋根不燃区域にお住まいの方は耐火野地合板の施工が義務付けられています。

あなたの住まいに耐火野地合板が必要かどうかは、市区町村の都市計画課などに電話問合せすればわかります。

該当の課が見当たらない場合は、総合受付で「用途地域を調べたい」といえば、担当課に電話を繋いでくれます。

耐火野地合板には大きく2種類ありますので、その概要をお伝えします。

木毛セメント板
野地石毛

木毛セメント板とは、リボン状に細長く削り出した木材をセメントペーストで圧縮成型した準不燃材です。

木毛セメント板は加工しやすく、軽量で断熱性・吸音性に優れています。

その密度により普通木毛セメント板と硬質木毛セメント板があります。

関東大震災後、塗り壁の下地材用の燃えない建材としてドイツから輸入され使用されるようになりました。

関東大震災では圧倒的に火事による死者が多かった為燃えない建材が必要とされました。

ヨーロッパでは、それより遙か以前から多く使用されていました。

つまり100年以上の歴史を持っています。

数々の実験などでその長寿命かついろいろな性能が確認されています。

野地板には以上の3種類があります。

野地板の価格目安

3種の野地盤の価格帯は以下のようになっています。

杉板の野地板 750円~17,125円/㎡

野地合板 913円~1,458円/㎡

耐火野地合板 2,608円~9,500円/㎡

太陽光パネルを設置する際に気をつけたいこと

基本的には、野地板の厚みが12mm以上ない場合は、野地板を新しく取り替えてから太陽光パネルを設置するのがいいでしょう。

特に築30年以上の住宅では、野地板が12mmに達していない場合が結構ありますので、
築年数をしっかり確認しましょう。

仮に12mm以上の野地板でも太陽光パネルを設置する箇所には、補強することが推奨されます。

12mmに達していない場合は、メーカー保証を受けられないこともありますので要注意です。

太陽光パネルを屋根に設置する際に、気をつけるポイントは「野地板の厚み」と「垂木の位置」です。

太陽光パネルメーカーでも設置基準が「野地板固定」と「垂木固定」の2つに分かれています。

垂木
垂木jpg

画像出展元:(株)ポラリス・ハウジングサービス
https://polaris-hs.jp/zisyo_syosai/taruki.html

垂木とは、野地板を固定する屋根の基礎となる重要な骨組です。

その作りは非常に頑丈にできています。

そのため、一部の太陽光パネルメーカーでは垂木に固定することを設置基準にしています。

その場合は、垂木に固定していなければ、メーカー保証を受けることはできません。

垂木の間隔と太陽光パネルのサイズが合わなければ、

野地板固定を設置基準にしているメーカーに替えたほうが賢明です。

太陽光パネルメーカー別の設置基準の違い

各メーカーから太陽光パネルは売り出されており、設置基準が分かれます。

メーカー       設置基準
東芝         垂木
ソーラーフロンティア 垂木
パナソニック     野地板
京セラ        垂木
シャープ       野地板
長州産業       野地板
ダイキン       垂木
サンテック      垂木

屋根葺き替え時の野地板について

屋根葺き替え時の野地板の扱いは、その傷み具合によって異なります。

野地板の腐食が多く、傷みや損傷が激しい場合、屋根材とともに新しく取り替えることをおすすめします。

いくら見た目の屋根材が新しくなってもその下地が崩れてしまったら元も子もないからです。

屋根材が新しくても野地板がへこんでしまったらすぐに雨漏りするからです。

目安は築30年以上

野地板の葺き替え時期の目安としては、30年以上前に立てられた住宅か否かです。

野地合板が普及しはじめる以前の杉板の野地板であれば、一緒に野地板も葺き替えるべきでしょう。

具体的には約30年以上前に建てられた住宅の屋根です。

これを機会に1度、自宅屋根の野地板が杉板なのか、合板なのか確かめてみるのもいいでしょう。

まとめ

以上いかがでしたでしょうか。

このブログでは屋根の野地板の基本的な事をお伝えしました。

業者に任せるのではなくご自分で屋根点検や雨漏りをチェックされる場合のために

野地板がどの種類なのか把握しておきましょう。


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