家づくりで大切なことは、たくさんあります。

家族の印象にもなる住宅の外観デザイン、居心地の良さを作る内装、家の中での行動をスムーズにし、家族の自然な触れ合いと、それぞれのプライバシーを守る間取りなど、より快適な家にしようと思えば、押さえておかなくてはならない要素はいくらでも出てきます。特に狭小住宅においては、郊外型の住宅とは違った家づくりプランが必要です。家づくりプランを作成する上で、最低限押さえておきたいポイントについて、考えていきましょう。

Works(株)ホープスの建築実例

目次

外観デザイン

内装と室内環境

間取り

住宅性能

外観デザイン

■ 外観デザインは家族の印象を作る

東京の注文住宅 狭小住宅 新宿区

住宅の外観は、その家に住む家族が、自分の家を外から見たときに、愛着と満足を感じる外観でなくてはなりません。同時に、家族以外の人にとっては、その家に住む人の印象を表すものでもあります。落ち着いた雰囲気の外観であれば、穏やかな家族が静かに暮らしているという印象を受けます。シンプルで、洗練されたデザインの外観であれば、知的な家族が、奇抜な外観であれば、風変わりな家族が暮らしていると感じるかもしれません。上質な建材が使われた家からはステータスが感じられ、あまり質の良くない建材が使われた家は、安っぽさが感じられます。

■ 狭小住宅においてはデザイン性と建材が決めて

家全体の形状、屋根の形は、面が多いほど、凝った作りの家に見え、面が少ないほどシンプルに見えます。狭小住宅の場合、居住面積を確保するために、3階建てにするケースが多く、さらに、各階の床面積を減らさないため、箱型の形状にすることがほとんどです。その結果、シンプルな細長い形状の外観が生まれます。シンプルな外観デザインは、モダンで知的な印象になる場合と、安っぽい印象になる場合があります。細長い箱型の形状をした住宅に、よりよい印象を持たせるためには、外観に優れたデザイン性を持たせなくてはなりません。

袖壁、ベランダ、ルーバーなど、家の外側に設置するもの色や質感と外壁の色や質感との調和、窓のデザインと並べ方など、デザイン性を持たせる方法はさまざまです。細長い住宅の外観に、いかに優れたデザインを持たせるかは、設計力と建材の質にかかっています。

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内装と室内環境

■ 開放的な空間で日当たりと風通りを良くする

狭小住宅は、周りを住宅やマンションに囲まれているので、日当たりと風通しの悪い家になってしまう要素を持っています。同時に、四方の壁からの圧迫感もあります。天窓や吹き抜け、スキップフロアは、陽射しと風を採り入れ、明るく開放的な空間を作るので、狭小住宅の持つ問題点を解決できます。

■ 造作家具

東京の狭小住宅、板橋区

造作家具には、2つの良さがあります。一つは、置く場所に合わせて作るので、無駄なスペースが生まれないことです。もう一つは、内装に合わせた素材で作るので、内装とよく調和することです。間取りプランと、家具探しは、並行して進めたいものですが、ちょうどよいサイズの家具を探すより、造作家具の方が、思い通りの内装に仕上がります。

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間取り

■ 動線と収納

3階建て住宅の場合、階段を使う頻度が高いので、家族の移動がスムーズにできる間取りにしなくてはなりません。家族の動線を考える時、家族の生活の時間帯や暮らし方、そして収納スペースの位置も同時に考えていきましょう。

リビング

家にいるときは、ほとんどの時間をリビングで過ごす家族の場合、適切な位置に収納スペースがないと、物が溢れるリビングになる恐れがあります。そのリスクは、帰宅動線に合う位置に、収納スペースを作れば、なくすことができます。玄関、またはリビングに、大型のウォークインクローゼットがあると、帰宅時の荷物をすぐにしまえるので、リビングが散らかりません。玄関とリビングの間にウォークスルークローゼットを作るというケースもあります。前日に持っていくものを、玄関やリビングの収納の中においておけば、持ち出し忘れて、わざわざ3階の寝室までいくようなことをしなくて済みます。

洗面所

3階建ての住宅で、最も大変な家事は、洗濯です。洗濯した衣類を3階のベランダまで運ばなくてはならないからです。この場合、洗面所内にタオルの他に、入浴後に着用する下着やパジャマなどの衣類も収納できるスペースを作っておくと、3階で洗濯物を取り込む→1階リビングでアイロンがけをし、たたむ→2階、3階の居室にしまうという作業のうちの一つは、省けます。また、洗濯機を置く場所を、3階ベランダの近くに作っておく、または、洗面所内に洗濯ものを干せるスペースを作ったり、浴室乾燥の設備をつけたりするなどの方法もあります。大切なことは、間取りプランの時に、家事動線を具体的に考えておくことです。

■ ライフスタイルの変化

家を建てた時には、20代、30代であっても、暮らしているうちには、40代、50代になっていきます。赤ちゃんだった子供も、日々成長し、独立していく日も来るでしょう。

特に、子育て中には、子供の成長に合わせて、日々の暮らしは変化し続けます。就学までは、常にお母さんと一緒にリビングで過ごしていた子供は、やがて子供部屋を欲しがるようになります。一人だった子供が二人になった時には、子供部屋を分割して2部屋にする日も来るでしょう。子供たちが独立していけば、子供部屋は、いらなくなります。反対に、結婚した子供夫婦と、同居することになるかもしれません

このような暮らしの変化のたびに、大掛かりなリフォームをしたり、建て替えたりする必要のない、柔軟性のある間取りが、長期的に安心して住める間取りです。

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住宅性能

■ 断熱性と気密性

吹き抜けやスキップフロアは、光と風を採り入れてくれますが、同時に冷暖房の効率が落ちるという側面も持っています。区切られた空間よりも、広い空間の方が、暖かさや涼しさが分散してしまうからです。その為、吹き抜けやスキップフロアを採用した場合には、断熱性と気密性を一般的な住宅より、高くしなくてはなりません。断熱性と気密性が高ければ、吹き抜けやスキップフロアのある家でも、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。

■ 耐震性

吹き抜けやスキップフロアを自在に採り入れた家には、大空間があっても、揺るがない耐震性を持たせる必要があります。日本の木造住宅といえば、昔から在来工法がなじみ深い建築方法です。しかし、在来工法では、外壁の他に、家の中に筋交いの入った耐力壁を作らなくてはなりません。その為、ツーバイフォーほどの制限はありませんが、大空間に関しては、間取り上の制限が出てしまいます。

吹き抜けやスキップフロアなどの大空間を作る設計には、SE構法が向いています。SE構法は、強固な枠を作る構法なので、内部の空間は自在に造りだせます。敷地が狭い狭小住宅では、インナーガレージを作る必要に迫られる場合もあります。SE構法なら、4面のうちの1面が開口部になっていても、高い耐震性を維持できるからです。

Works(株)ホープスの建築実例

ホープスはSE構法で狭小住宅を建てています。

東京の狭小住宅には、生活環境を快適にする為に、様々な設計の手法が必要です。安全で、快適な狭小住宅を造る為に、ホープスがたどり着いた結果が、SE構法の住宅です。ホープスは、東京都内に、SE構法の家をたくさん建ててきました。どの家も、設計者が自在に空間を操れるので、デザイン性が高く、快適で、安全な家です。

阪神大震災での木造住宅の被害の大きさをきっかけに開発されたSE構法で建てられた家は、その後に発生した大地震の際に、どの家も壊れませんでした。狭小住宅を建てるなら、SE構法で建てることを強くお勧めします。

ホープスの狭小住宅への想い

ホープスは、狭小住宅での快適な暮らしを実現させたいという思いで、すべての住宅の建築に向き合っています。根本にあるのは、狭小住宅での快適さとは、無駄を省いたシンプルな暮らしにあるのではないかという考え方です。

敷地の形、道路や周辺の環境に合わせて、日当たりと風通しの良い家、プライバシーを確保できる家、高いインテリア性と優れた住宅性能を持つ暮らしやすい家、安心して暮らせる防犯性の高い家をご提案します。

狭いから快適さをあきらめるのではなく、より快適な暮らしを目指して、施主様のご希望に沿った家にしていきます。

狭小住宅としての参考になる建築実例がたくさんございます。ぜひご覧ください。

Works(株)ホープスの建築実例

 

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著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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