注文住宅をお考えの方は注目!収納アイディアをご紹介します!

「便利な収納スペースをつくりたいけど、つくり方がわからない」
「収納は多い方が良さそうだけど、どうなんだろう」
注文住宅をお考えの方で、このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。
そこで、便利な収納アイディアをご紹介します。
収納が豊富であるメリットも併せて紹介するので、参考になれば幸いです。

□収納スペースを設ける際に考えることとは?


まず、収納スペースに必要な広さを検討する際は、どれくらいの量の荷物を収納する必要があるのかを把握しましょう。
今住んでいる家にある荷物の量と、収納スペースのバランスは釣り合っていたでしょうか。
これを振り返ってみると、考えやすいです。

また、引っ越しの際には荷物を処分して少なくする場合が多いですが、一般的な家庭は長く住めば荷物がどんどん増えていきます。
必要な収納スペースが把握できたら、少し余裕をもったスペースを確保することをおすすめします。

収納スペースを設ける際は、動線に気を付けましょう。
キッチン用品、掃除道具は使う場所に近いところに収納できるようにすると、取り出すのも片付けるのも楽になり、使い勝手が良くなります。
また、お風呂で使うタオル、下着、パジャマは脱衣所に収納しておくと、非常に便利ですよね。
外出の際に着るコートや上着を玄関にかけられるようにすると、外出時に便利なだけでなく、花粉を室内に持ち込まないのでおすすめです。

□収納が豊富な住まいのメリットについて


1、おしゃれな状態を維持できること

収納に余裕があると、物が散らかることが少なく、どんな時もすっきりとしたおしゃれな部屋を保てるのがメリットの1つです。
収納がいっぱいで物が溢れていると、せっかくおしゃれにつくった部屋も洗練された雰囲気からはかけ離れてしまいますよね。
あえて物を見せるオープン収納もおしゃれですが、掃除が大変なため基本は使いやすい収納を多めにし、物が表に出ていない状態をつくると良いでしょう。

2、来客時に慌てないこと

友人が急に家に来ることになると、慌てて片付けをするという方が多いのではないでしょうか。
各部屋に適切な量の収納を確保しておくと、普段からきれいな状態が保てるため、少し余計な物をしまうだけでお客さんを迎える準備ができます。
お子さんがお友達を呼ぶ際は、いつでもきれいな家だとお子さんが気持ち良くお友達を呼べますよね。

3、掃除が楽になること

収納が多いと、床がいつでもすっきりしているので普段の掃除機や雑巾がけがしやすくなります。
ルンバなどのお掃除ロボットも使いやすくなるので、お掃除の時短にもなりますね。

そもそも床に置いている物が多いとホコリが溜まる原因になります。
適切な収納スペースを設けることで、汚れを溜めずにいつでもきれいに保てる住まいになるでしょう。

4、ライフスタイルの変化に対応できること

お子さんの進学や入部といったライフスタイルの変化は、荷物の増加をもたらします。
収納に余裕がある家なら増えたアイテムの置き場に困ることがないので、ライフスタイルの変化に対応しやすいです。

道具の置き場所がなくてやりたいスポーツや趣味を諦めるのはもったいないですよね。
たっぷり収納をつくっておくことで、お子様の興味を伸ばすことや、家族で楽しい時間を過ごすことにもつながります。

□場所別の便利な収納アイディアについて


*シューズインクローク

玄関をいつもすっきりと保ってくれる収納は、シューズインクロークです。
これは、玄関から靴を履いたまま入れる収納スペースで、玄関と隣り合っているためベビーカー、傘、アウトドア用品を収納するのに向いています。
アウターやカバンを収納できるようにしておけば、外出時に玄関で身支度ができるため普段の暮らしやすさも向上します。

玄関は、家族のみでなくお客様も迎える大切な場所ですが、散らかりやすい場所の1つでもあります。
外に行くときに身に着けるものと、外で使うものを収納できるスペースを確保しておくことで物が散らかりにくく常に片付いていてすっきりとした空間が生まれます。
クロークの中で靴を脱いで棚にしまい、そのまま室内に上がれるようにしておくと普段履いている靴が玄関で散乱することもありません。
家族構成によって使い方も変わりますので、それぞれの生活スタイルにあわせてシューズクロークを検討してみてください。

*パントリー

キッチンの便利収納は、パントリー収納といわれるものです。
調理道具や食器、食品や日用品など、キッチンは収納する物が多いですよね。
パントリーは、食料品や食器、調理道具、日用品を収納できるスペースのことです。
より大量に食品や日用品をストックできるため、とても便利です。

広いスペースが必要であると思って諦めようとしている方も、心配ありません。
パントリーには大きく分けてウォークイン型と壁面収納型の2種類があり、キッチンから近い壁面を利用する壁面収納型であれば比較的少ないスペースでの設置が可能です。
ライフスタイル、買い物の頻度から必要な収納量を想像し、どれくらいの広さのパントリーが必要なのか考えてみると良いでしょう。

*スキップフロアの収納

スキップフロアを活かした収納もおすすめです。
スキップフロアとは、1.5階や2.5階といったスペースのことで、階段の踊り場を広くしたスペースを想像していただけるとわかりやすいかと思います。
法律により建物の高さを制限されている土地がありますが、そのような土地であっても有効面積を増やす方法の1つでもあります。

スキップフロアは空間を視覚的に広く見せられるだけでなく、スキップフロアの下部を収納スペースとして活用できます。
時々しか使わない道具や日常的に必要ではない物、大きくて普段の収納スペースに入らない物を収納しておくスペースとして非常に便利です。
ちょっとした秘密基地のような雰囲気があるため、収納だけでなくお子さんの遊び場として活用するのも良いですね。

*寝室の収納

寝室の収納は、大型の造り付け収納を設ける方法があります。
壁の長さにあわせて棚を一面に設けることで、大容量の収納があることを感じさせない美しい収納が完成します。
寝転んでテレビが見られるように視線の高さにあわせて棚の高さを変えられるなど、自分好みで棚を決められるのも良いですよね。
窓のフレームや床面と収納の色のトーンを揃えることで、センスの良い調和された空間に仕上げられます。

また、寝室に鏡を備えたウォークインクローゼットがあるととても便利です。
棚と引き出しの幅や高さをオーダーできるのも注文住宅ならではの魅力です。
鏡を備えたウォークインクローゼットであれば、空間を広く見せられる効果があるのに加え、洋服を選ぶ際にも活躍しますよね。

□屋根裏収納について


収納する物には使用頻度があるため、使用頻度ごとに収納した方がしまう時も、使う時も取り出しやすくて便利です。
そこで、使用頻度の低い物は屋根裏収納をすると、スペースを有効活用できます。
スキー用品やマリンスポーツ道具といった季節製品は使う時期が限られているので、普段から目の届く範囲にある必要はないですよね。

また、アルバムや記念品といった思い出の品も大切に保管しておきたいですが、頻繁に使用する物ではないです。
それゆえ、屋根裏を上手く利用することで、賢く収納できますね。

□まとめ


便利な収納アイディアや、収納スペースを設ける際に考えること、収納が豊富な住まいのメリット、屋根裏収納についてご紹介しました。
収納が豊富だと、常にすっきりとした住まいになる、掃除が楽になるというメリットがありましたね。
また、散らかりやすい玄関やキッチンは便利収納を活用することをおすすめします。

 

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Works(株)ホープスの建築実例

著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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