注文住宅でこだわりを見せたい方へ!間取りに工夫を施してみましょう!

注文住宅を建てるなら、とことんこだわりたいとお考えの方はたくさんいらっしゃると思います。
しかし、実際にどの部分にこだわれば良いのか分かりにくいですよね。
注文住宅で理想のマイホームを建てるために重要なポイントは、間取りです。
そこで今回の記事では、間取りにこだわった注文住宅についてご紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

□間取りを決める際には動線に注意しましょう!


間取りからこだわれる注文住宅の場合は、動線に注意して間取りを決めていきましょう。
動線とは、家族がどの部屋をどのような用途で使うかをもととして考える線のことです。

例えば、朝の支度に必要な部屋を具体的に考えてみます。
朝起きて寝室から出て、顔を洗いに洗面所に行くとします。
その後、リビングで朝食を食べてまた部屋に戻って着替え、通勤や通学の荷物を持って玄関に向かいます。

このような生活の動きを想定する場合、寝室、洗面所、リビング、玄関を最短距離で移動できる間取りを考えると快適な住まいになります。
間取りを考える時は、動線のつながりを意識する必要があります。

また、動線には例にあげた毎日の生活をもとにした「生活動線」と、家事の動きをもとにした「家事動線」の2つが存在します。
それでは、家事動線にフォーカスした具体的な間取りの例を見てみましょう。

お風呂に入る時、脱衣所で服を脱ぎ、ある程度洗濯物が溜まれば洗濯機で洗います。
洗濯が完了すると物干し竿を用いて洗濯物を干します。
洗濯物が乾いた後は、衣服を取り込んで畳み、収納させると洗濯の完了です。

このような家事を想定する場合、脱衣所、洗濯機のある部屋、物干し場、洗濯物を畳む部屋が繋がっていると移動しやすいです。
洗濯したばかりの衣類は水分を含んでおり、ベランダで乾かす場合、2階に持っていくのが大変です。

そこで、洗濯機のある部屋から物干し場へと出られる間取りにすることで、移動を最短距離にし、重たい衣類を運ばなくて良くなります。

□間取り別のこだわりアイデアをご紹介!


1、リビングのこだわりアイデア

リビングは、家族が集まり団欒する空間です。
また、来客も来ることを想定すると、デザイン性も高ければ尚良しですよね。

*リビング階段

リビングに階段を設けることで、おしゃれな雰囲気を印象付けられます。
階段もデザインにこだわって、スケルトン階段や螺旋階段などを取り入れてみるのも良いでしょう。
2階に自室がある場合、リビングに階段を設けると必然的に家族が顔を合わせる機会が増えます。

*吹き抜け

吹き抜けのあるリビングは、開放感があります。
縦の空間を意識することで、リビング自体を大きく見せる効果もあります。
2階からリビングを見られるように、小窓をつけておくとさらに家族を身近に感じられます。

*和室スペース

リビングに和室スペースを設けることで、部屋全体にさらにゆったりとした雰囲気を与えられます。
昼寝にも最適ですし、来客をもてなすのにも向いています。
和洋折衷な空間にすることで、和モダンな空間に仕上がります。

2、キッチンのこだわりアイデア

多くの家庭で取り入れられているキッチンには、大きく分けて「対面式キッチン」「アイランドキッチン」「独立キッチン」の3つがあります。
ここでは、それぞれの特徴についてご紹介します。

*対面式キッチン

「対面式キッチン」は、リビングで家事をする際に子どもを見守れます。
対面式キッチンは、家事をしながら家族との会話を楽しめます。

*アイランドキッチン

「アイランドキッチン」は、広いスペースが特徴です。
見た目がおしゃれなため、キッチンの見た目にもこだわりたい方におすすめです。

*独立キッチン

「独立キッチン」は、作業に集中したい方や料理が好きな方におすすめです。
このキッチンの場合、収納も充実しているため、キッチン周りの家具や用品を揃えられます。

□こだわりの注文住宅を実現するための3つのポイントについて


1、建ぺい率に基づいて家の大きさを決めること

間取りを決める時にも、庭の大きさを決める時にも面積の大きさは重要になってきます。
家の間取りは、土地の面積によって変わってきます。
土地には建ぺい率というものが定められており、建てられる家の面積が決まっています。

建ぺい率をもとにして間取りを決めていかなくてはならないため、大きい家を建てたい場合はその分の土地の広さが必要です。
所有している土地に対してどのくらいの家の大きさで建てられるかは、不動産会社や建築会社に質問してみると確認できます。

建ぺい率を確認した後は、大体の間取りの大きさを決めていきますが、その時に効果的なのが「ゾーニング」です。
ゾーニングとは、家の中に作りたい部屋を大まかに分けて配置していくという方法です。

どのような間取りを取り入れるのかは家族によって異なるため、まずはどのような雰囲気の家にしたいかやどのような空間を作りたいかを考えてみましょう。

2、キッチンを使用する人の意見を反映させること

キッチンを主に誰が使うかは家庭によって異なると思いますが、奥様が特に使用することが多い家庭はたくさんあると思います。

キッチンに関する要望は、1番使用する方の意見を取り入れることで実用性が高まります。
使用する人に意見を求める際は、どのくらいの広さが必要か、どのような設備があると料理しやすいかなどに注目してみてください。
どのような部分を重要視したいかによって、どの種類のキッチンにするかが異なってきます。

3、お風呂は快適さと手入れに注目して選ぶこと

毎日使用するお風呂は、できるだけ快適に過ごせるような作りにするのと同時に、掃除をしやすいようにするのがおすすめです。
お風呂に入る時にしっかりリラックスするためにも、バスタブの広さやデザインなどにもこだわりたいですよね。

お風呂の広さを決める時には、家族構成を意識しましょう。
小さい子どもがいる場合は、両親が一緒に入ることがあると思います。
このようなシチュエーションを想定して、どれくらいの広さがあるとゆっくりとくつろげるかを考えてみてください。
また、バスタブには様々な形があるため、体格に合ったものを選ぶとさらに快適なバスタイムとなります。

お風呂は毎日使用する空間であるため、カビが生えてしまったり壁がひび割れてしまったりとメンテナンスが必要になる可能性があります。
そのため、お風呂場のデザインを考える際は、故障を防ぐための日々の掃除が行いやすいようなデザインにすることも同時に意識するとさらに良いです。

□実際の生活をイメージしてみましょう!


ここまで注文住宅で快適な家を建てるための具体的なポイントをご紹介してきました。
「注目したいポイントがたくさんあって、結局何を1番大切にすれば良いのか分からない」という方は、実際に生活している様子をイメージしてみましょう。

新しいマイホームに実際に住んだ際に、どのような間取りであれば快適に暮らせるのか想像してみてください。
そうすることで、どのような住宅にしたいかイメージしやすくなると思います。

□まとめ


注文住宅でマイホームを建てる場合は、間取りや外装などこだわれるポイントがたくさんあります。
「どこにこだわれば良いか分からない」
「注文住宅で家を建てたいが何から始めたら良いか分からない」
という方は、ぜひお気軽に当社までご連絡ください。

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Works(株)ホープスの建築実例

著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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