狭小住宅のメリットとは?注文住宅を検討中の方は必見です!

「狭小地に建てられた家の特徴とはなんだろう」
「狭小住宅の魅力を知りたいな」
このような考えをお持ちの方は多いでしょう。
そこで今回は、狭小住宅のメリットや特徴をご紹介します。
狭小住宅を建てる際に考えておきたいポイントも併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

□狭小地に建てられた家の特徴とは?

ここでは、狭小住宅の特徴を3つに分けてご紹介します。

*狭小住宅の特徴

狭小住宅に明確な定義は定められていませんが、一般的には15坪(50平方メートル)以下の土地に建てられる住宅を指します。
一戸建て住宅の平均土地面積はおおよそ30〜40坪と言われているので、その半分程度の面積で建てる住宅のことを狭小住宅と呼ぶことが多いです。

*狭小住宅を建てるのはどんなケースなのか

ではなぜ狭い土地に住宅を建てるのでしょうか。
狭小住宅を建てるケースとしては以下が挙げられます。

・土地代をなるべく抑えたい
・都心で一戸建てを建てたい
・3階建ての高い建物を建てたい

狭小住宅は住宅を建てる面積が小さいため、土地購入にかかる費用を抑えることが可能です。
また都心で一戸建てを建てる場合は広い土地が豊富ではありません。
特に東京の中心地ともなると、もしも広い土地があったとしても建設には莫大な費用が必要となります。

さらに、都心は建築基準法上、建物の高さ制限が郊外よりも緩い場合が多いです。
そのため、3階建てといった高さのある建物を建てたい方は都心で狭小住宅を希望するケースが多くなっています。

*狭小住宅の価格帯

一般的な狭小住宅の価格相場は以下の通りです。

・建設費用は1,200万円~1,500万円程が一般的
・土地代込みで2,500万円~3,000万円

都心で30坪程度の住宅を建てる場合は、土地代込みで通常5,000万円程度かかります。
それと比較して狭小住宅の場合は土地代にもよりますが、2,500万円~3,000万円程度で都心にマイホームを建てられるのです。

□狭小住宅のメリット4選!

1つ目は、利便性の高い場所に住まいを建てられることです。
都心や利便性の高いエリアでは、人気かつ金額が高いので土地を手に入れることが難しくなっています。
しかし狭い土地であれば売れ残っているケースもあり手に入れられます。
つまり狭小住宅であれば立地が良く、利便性の高いエリアでも建てられるのです。

2つ目は、土地代を抑えられることです。
土地代を抑えることでその分を建物に回せられます。

3つ目は、固定資産税や都市計画税が抑えられることです。
狭小住宅の場合、以下のように税金を抑えられるのです。

・固定資産税や都市計画税の算出基準となる土地の評価額がそもそも低い
・小規模住宅地の軽減措置で固定資産税が6分の1

固定資産税や都市計画税はその土地の評価額によって算出されます。
したがって土地が広く、評価額が高い場合は当然税額も高くなります。
しかし狭小住宅の場合はそもそもの土地が狭いため、評価額もそれほど高くなく、算出される税金が高くならないのです。
また200平方メートル以下の住宅地は小規模住宅用地とされ、税金の軽減が受けられます。

□狭小住宅を建てる際に考えておきたいポイントをご紹介!

狭小住宅を建てる際は、一般的な住宅とは異なる視点で家づくりを考える必要があります。
ここからは、狭小住宅を建てる際に考えておきたいポイントをご紹介します。

1つ目は、家のテイストについてです。
家づくりをする際には、まずはどのようなテイストにするかを考えるのが重要です。
家族と話し合い、好みや希望を汲み取りながら基本のコンセプトを固めていきましょう。
ナチュラルテイストやモダンテイスト、アメリカンテイスト、北欧テイストなど選択肢は様々です。

これらのどのテイストを選択しても、狭さを感じさせないように工夫する必要があります。
例えば、色使いを統一させることで狭さを感じさせない工夫をしたり、大きな窓を設けたりするのも良いでしょう。
また天井を高くしてロフトや吹き抜けを設けることで開放的な空間を生み出せます。

2つ目は、階数はどのくらいにするかです。
狭小住宅を建てることを検討し始めると、使える空間や部屋数を増やすことを目的として、2階建てや3階建ての狭小住宅を選択肢として考えることがあります。
ただし、夫婦とお子さん1人の家族や夫婦2人だけといった住む家族が少ないケースでは、コンパクトな平屋が適していることもあります。
特にこの先高齢になった時や介護が必要な状況になった時のことを考えると、段差や階段がない平屋の家のほうが安心で安全です。

3つ目は、階段はどのようなものが良いのかです。
2階建て以上ではエレベーターを使わない限り必ず階段が必要になりますが、意外と階段はスペースを必要とするものです。
以下にどのような階段があるのか特徴と併せて解説します。

・螺旋階段
直線の階段では段数が多くなればなるほどスペースを必要としますが、螺旋階段では段数が増えても設置面積自体は変わりません。
室内のどの場所でも設置しやすいといった魅力もあります。

・箱型階段
箱型階段は踏み板と踏み板の間を蹴込み板でつないだ箱を重ねたような形で、従来の一般的な住宅でもよく見かけるタイプです。
蹴込み板があることで、転落などの危険や不安が少ないといった魅力があります。

・ささら桁階段・イナズマ階段
スペースを取る直線的な階段であっても、蹴込み板がないかわりにササラ桁と呼ばれる斜めの梁で支えるオープン型の階段ならば圧迫感がありません。
ササラ桁が階段の形状に合わせてジグザグに造られるものはその形状からイナズマ階段と呼ばれ、より開放的でデザイン性も高い階段です。

□狭小住宅を建てる際の注意点とは?

ここからは、狭小住宅を建てる際に押さえておきたい注意点をご紹介します。

1つ目は、建築規制や法規制です。
狭小住宅は土地が狭いので、敷地面積がいっぱいに家を建てたいとお思いの方が多いでしょう。
しかし、家を建てる際には、様々な法規制によって制限を受ける場合があるので注意が必要です。
押さえておきたいものとしては、以下の3つが挙げられます。

・防火地域
防火地域は、市街地や商業地域、防災拠点などに指定されている地域です。
防火地域内では、3階建て以上の木造住宅は建てられません。
ただし、木造耐火建築物であれば可能です。

・建ぺい率
建ぺい率は敷地に対してどのくらいの大きさの建物を建てられるのかを決めたもので、都市計画に沿ってあらかじめ定められています。
したがって、敷地面積いっぱいに家は建てられないのです。

・斜線制限
斜線制限は隣地の日当たりや風通しを確保するために設けられている建物の高さ制限で、制限以上の高さにはできません。

2つ目は、室外機の位置についてです。
狭小住宅を建てる際に、見逃しがちなものとして、給湯器やエアコンの室外機などが挙げられます。
これらを狭い敷地の中で建物の外に置く必要がありますが、狭小地の場合は、隣家との間に設備を置く十分なスペースを設けられないケースが少なくありません。
設置する場所によっては、運転時の騒音が隣家とのトラブルの原因になってしまう可能性もあるので注意が必要です。

3つ目は、防犯設備についてです。
狭小住宅を住宅密集地に建てる場合は、外からの死角が多くなることにも注意が必要です。
死角が多くなれば、外部から侵入しやすくなり、泥棒被害に遭う確率が高くなります。

□まとめ

今回の記事では、狭小住宅を建てようとお考えの方に向けて、狭小住宅の特徴やメリット、考えておきたいポイント、注意点をご紹介しました。
ぜひ本記事を参考に納得のいくマイホームを叶えてくださいね。
また、何かお困りの際は、最後まで丁寧にサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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