注文住宅を検討中の方に向けて無垢材のメリットとデメリットについて解説します!

「無垢材ってどんな素材なのかな」
「無垢材をマイホームに採用するメリットやデメリットを知りたい」
注文住宅を建てたいとお考えでこのようにお思いの方は多いでしょう。

そこで今回は、無垢材の特徴をご紹介します。
無垢材を採用するメリットやデメリット、種類も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

□無垢材の素材の特徴とは?魅力をご紹介!

ここからは、無垢材の素材の特徴と魅力をご紹介します。

1つ目は、見た目の美しさです。
一般的なフローリングは合板フローリングと呼ばれており、表面に塗装やプリントがされているものが多いです。
そのため、仕上がりがどうしても単調になり、のっぺりとした印象になります。

これに対して、無垢材のフローリングは質感がしっかりとしており、自然素材だからこその温もりのある風合いが特徴として挙げられます。
また、天然木であることから1枚1枚木目や色が絶妙に異なり、その自然な雰囲気が落ち着きを演出してくれます。

2つ目は、経年変化を楽しめることです。
無垢材の魅力として経年変化で味わい深さが生まれることが挙げられます。
一般的な合板フローリングの場合、時間の経過によってフローリングの塗料が傷み、ひび割れや色褪せが生じます。

一方で無垢材の場合は、年月の経過とともに色が変化しますが、それが劣化という印象を与えません。
種類によってその変化の仕方は様々で、次第に色が濃くなっていくもの、木目が際立ってくるものなどがあります。
施工したばかりの真新しい状態も美しいですが、年月を重ねることに出る味わいある姿も魅力的です。

3つ目は、足触りが良く、心地良さを感じさせてくれることです。
合板フローリングの場合は、ひんやりとした硬い足触りのものが多いでしょう。
無垢材の場合は、木本来の低い熱伝導性によって冬でも暖かく、裸足でも寒さを感じないので一年中素足で過ごしても心地良く感じます。

また、自然素材だからこその木の温もりある肌触りを感じられます。
さらに、柔らかい素材も多く、子どもや高齢者の方が歩く時に負担をかけません。

4つ目は、調湿作用があることです。
部屋の湿度が高い時には無垢材が湿気を吸収するので、ジメジメとした不快感を軽減してくれます。
反対に、湿度が低い時には無垢材から水分が放出されるため、室内の乾燥を防いでくれて、快適な空間を実現できます。

5つ目は、温度を調整してくれることです。
気温が高ければ木が熱を吸収し、寒い場合は蓄積した熱を放出します。
このような点から快適な環境で過ごしやすいのが無垢材の魅力でしょう。

以上が、無垢材の特徴と魅力でした。

□無垢材の種類には何がある?それぞれの特徴を解説!

ここでは、無垢材である針葉樹と広葉樹の違いをご紹介します。

*針葉樹

針葉樹は文字通り、葉が針のように細く尖っているのが特徴として挙げられます。
例えば、スギやヒノキの葉を思い浮かべてもらうとわかりやすいでしょう。

針葉樹は一般的に加工がしやすい木材だと言われています。
というのも、針葉樹の幹は上に真っすぐ成長していくことから、フローリングなどに使われる長い板が取りやすいのです。
さらに、英語ではソフトウッドと表現されるほど、軽くて柔らかいので、この点も加工のしやすさに関係しています。

*広葉樹

広葉樹の葉は、広く平べったい形状になっているのが特徴として挙げられます。
幹が上方向にまっすぐと伸びていく針葉樹とは対照的に広葉樹の幹は枝分かれしながら横へ横へと広がって行くものが多い傾向にあります。
また、広葉樹は英語でハードウッドと表現されており、密度が高いために重く硬くて丈夫です。
広葉樹は天然木でありながら重厚感があり、靴を履いたまま生活をする欧米ではフローリングに広葉樹を広く採用している傾向にあります。

□無垢材の家のデメリットとは?

住まいに採用されている無垢材には、住まいの骨組み部分に採用されている無垢材と内装に採用されている無垢材があります。
家の骨組み部分に採用されている無垢材は乾燥するほど強度が増し、骨組み部分の適材適所で集成材と使い分けされていることなどから、デメリットはないと言っても良いでしょう。
しかし、内装に使われている場合にはいくつかの問題点があります。
ここからは、その問題点を5つご紹介します。

1つ目は、傷がつきやすいことです。
集成材のフローリングは硬いので、踏み心地に跳ね返るような感覚があります。
その一方で、無垢材のフローリングは柔らかいので、踏んだ時に心地良い感触があります。
その柔らかさは傷がつきやすいといったデメリットにつながります。

また重く硬いものを落としてしまった際にはへこんでしまい、ペットが室内を駆け回ると爪でフローリングに跡ができるでしょう。
さらに子育て中の家庭では、お子さんのおもちゃでも傷がつく可能性があります。
このような傷を無垢材の味だと感じる方もいれば、見た目が悪くなったと気になる方もいるでしょう。

2つ目は、液体をこぼしてしまうとシミになることです。
タイルやビニールでできた床であれば液体が浸透しないので、汚れやシミができる心配は必要ありません。

しかし、無垢材は表面にある無数の穴から液体が内部に浸透してしまうので、水や果汁などを床に垂らしてしまうとシミができてしまいます。
水だけであれば、乾燥すればシミにはなりませんが果汁やコーヒーなどであればシミができてしまいます。
また、無垢材の表面に汚れが付着していれば、水だけこぼしても汚れと共に無垢材の中に染み込んでいくので、シミになってしまうことがあります。

3つ目は、色が変わることです。
無垢材は紫外線によって次第に色が変化します。
この変化を無垢材の良さとして捉える人もいれば、経年劣化と捉える人もいるでしょう。

無垢材は経年で色が変化するだけで、明るい色の樹種は深い色合いに変わり、濃い色の樹種は明るい色合いに変わっていくなどの変化が楽しめます。
さらに変色したからといって強度が落ちるわけではありません。
しかし経年変化を楽しめない、経年変化後の色は好みではないといった人にとっては、無垢材の経年による色の変化はデメリットのひとつになるでしょう。

4つ目は、音がすることです。
無垢材の床は踏み込むと軋み音が発生する場合があります。
この音は施行時にフローリングの下地材とフローリングの間に隙間ができた時に発生します。
また、無垢材は伸縮を繰り返しており、床鳴りという自然現象が発生することがあります。

5つ目は、板の隙間にほこりが溜まることです。
無垢材は冬になって乾燥すると、板と板の間に隙間ができてほこりが溜まっていきます。
定期的に掃除をかけていても少しずつ汚れが蓄積され、そのうちに夏となり湿気を吸って無垢材が膨らみ隙間がなくなっていきます。

これを繰り返す中で、板と板の間に汚れがこびりついてしまうのです。
このデメリットは、爪楊枝や竹籤(たけひご)を活用することで対処できますが、このような作業が億劫に感じる方は無垢材を採用するかどうか慎重に考えてくださいね。

以上が無垢材のデメリットとして感じられやすいポイントでした。
デメリットとして今回は取り上げましたが、それぞれ対策ができるので、無垢材を採用したいとお考えの方はぜひご相談ください。

□まとめ

今回の記事では、注文住宅をお考えの方に向けて、無垢材の特徴や魅力、デメリットをご紹介しました。
ぜひ本記事を参考に無垢材を採用するかどうかを検討してみてください。
注文住宅に関して何かお悩みの際はぜひお気軽に当社までお問い合わせください。

 

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著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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