注文住宅でお悩みの方必見!外観の決め方についてご紹介します!

「注文住宅で外観の決め方がわからない」
「注文住宅で外観を決める際にはどんなことに注意すべきなんだろう」
このように注文住宅をお考えで外観に関して悩まれている方は多いでしょう。
そこで今回は、注文住宅の外観の決め方を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

□注文住宅の外観の種類を解説します!


注文住宅の印象を大きく左右するのは、外観です。
どんなに内装がおしゃれでも、外観が好みのものでなければ帰宅時にがっかりしてしまいます。
様々な外観の種類から、自分が納得できるものを選ぶことが大切ですね。
ここでは、外観の種類を6つ解説します。

1、モダンスタイル

近年多いモダンスタイルの外観は、フラットな片流れの屋根とシンプルで直線的なフォルムが特徴です。
外壁にはモノトーンカラーを使用して、シンプルな縁を組み合わせればおしゃれな印象に仕上がるでしょう。
また、サッシや玄関ドアに木材やガラスなどの異素材を交えるとよりおしゃれになるでしょう。

2、和モダン

日本に住宅を建てるなら、日本らしさを出したいという方も多いでしょう。
しかし、ガチガチの和風住宅は古めかしい気がしますよね。
和モダンでは、木の自然な質感を取り入れた住宅や、切妻屋根を使用した住宅も目立ちます。
土壁や木材の風合いを活かした外壁は、日本の風景によく馴染むでしょう。

3、洋風モダン

洋風の家を現代風にアレンジしているのが、洋風モダンです。
現代的で日本の風土に合わせた外観にアレンジしつつ、外国の住宅らしさを取り入れているため、違和感なく周囲の景観と馴染むでしょう。
木材や石材など自然素材をたくさん使用した住宅がみられます。

4、和風

日本の伝統的建築技術を活かした和風住宅です。
最近は、平屋の良さを活かして和室を取り入れる人もいらっしゃいます。
また、和風の住宅は日本の気候を考慮して作られているため、開放的で湿気がたまりにくく、快適な暮らしを実現してくれるでしょう。

5、洋風

輸入住宅に見られるような洋風住宅もおすすめです。
レンガやログハウスなど、外国の住宅の要素を取り入れれば、個性を演出できます。
そうすることで、愛着が持てるでしょう。
南欧スタイルや、北欧スタイルなど洋風住宅にも様々なタイプがあるため、好みにあったものを選ぶと良いです。

6、シンプル

デザインの流行りに左右されないシンプルな住宅も一定の需要があります。
複雑な作りが少ないのが特徴的で、メンテナンスが非常に楽です。
また、スタンダードな素材から選択できるため、建築費用を低減できるでしょう。

以上が外観の種類になります。
ご自身の好みに合った外観を選択すれば、後悔が少なくて済むでしょう。

□外観の決め方とは?


実際に外観を決める際には、どのような観点から決めれば良いのでしょうか。
ここでは、外観の決め方を3つ解説します。

*テイストを決める!

前項で示した外観の種類から、ご自身の好みに合ったテイストを選択しましょう。
外観のテイストが定まっていれば、家具や内装などが選びやすく、統一感を演出できます。
また、テイストが定まらない方は、写真やカタログを集めて、最もイメージが近いものを参考にしてみましょう。

*使用する色を統一する!

どのようなテイストにするか決定したら、使用する色を決めていきましょう。
外観の場合は、サンプルで見てイメージしていた色と、実際に外観に塗った際の色は異なります。
サンプルは台紙の色の影響を受けて、表面積が広い方が明るく見えという色彩効果があるためです。
それゆえ、希望の色よりも暗めの色を選択すると良いでしょう。

*使用する素材を決める!

使用する素材によって外観の雰囲気は非常に変わります。
最初に決定したテイストを活かす色選びをすることがポイントです。
ここでは、素材を3つ紹介します。

1.タイル

高級感があり華やかな印象に仕上がるタイルは丈夫な素材です。
タイルそのものに耐久性や耐震性が備わっています。
それゆえ、初期費用はかかりますが、ランニングコストを抑えられるでしょう。

2.サイディング

板状のサイディングは、デザインや色だけでなく素材が豊富です。
それゆえ、好みのものを選びやすいでしょう。
また、シンプル、モダンなどのテイストに合わせてぴったりなものを作成可能です。

3.塗り壁

塗り壁と言ったら、和のイメージが強いでしょう。
自然の風合いを活かしたナチュラルな雰囲気に仕上げられます。
カフェのような温かみのある家づくりをしたい際には最適でしょう。

外観の印象を左右する素材は、ご自身の好みやテイスト、色などを考慮した上で選択しましょう。

□外観を決める際に気をつけるべきこととは?


これまで、外観の決め方を解説しました。
実際の外観を決める上では気をつけたい点があります。
ここでは、外観を決める際に気をつけることを3つ解説します。

*防犯面・プライバシーを考慮する

外観を決定する要素として窓の種類や配置は非常に大切ですが、防犯面にも配慮する必要があります。
まず、空き巣被害に遭わないかを考えましょう。
空き巣被害の多くは窓からの侵入によるものです。
自分好みの外観するために、窓を沢山設置すると空き巣の被害に遭う可能性が高くなってしまいます。

さらに、プライバシーの問題もあります。
所有している敷地が広く、隣家との距離が離れている場合には、周囲からの視線を気にすることなく窓の配置を考えられます。
しかし、隣家との距離が近い場合や人通りの多い道路に窓が面している場合には、外からの視線が気になるでしょう。
その点を踏まえて窓の配置を決めることが大切です。

*将来的なメンテナンスを考慮する

外壁や窓の種類によっては、長期的なメンテナンスが必要です。
特に外壁は、紫外線や雨風に晒されています。
それゆえ、コーキング・シーリングのひび割れや色あせなど様々な問題が生じる恐れがあります。
外壁の種類や施工状況によっては、定期的な点検をして、不具合が見つかれば部分的なメンテナンスが必要になります。

*周囲の家との調和を考慮する

住宅街に注文住宅を建てる際には、周囲の家との調和を考えましょう。
自分好みの色や奇抜な色を選んだ場合、あまりに目立ちすぎると調和が取れない可能性があります。
そのような状況は避けましょう。
また、外観を決める際には、屋根やサッシなどの色とのバランスを考慮して決めると良いです。

□外観の失敗例から学ぶ注意点を解説します!


最後に、外観の失敗例から学ぶ注意点について解説します。

1.選ぶ素材はメンテナンスのしやすさ

最近では、異素材ミックスの外観はトレンドです。
複数の素材を選択すると、メンテナンスに手間がかかります。
それゆえ、お手入れしやすい素材を優先的に選択すると良いでしょう。

2.立地と施工によっては劣化の差が出てくること

同じ外観でも住宅の日当たりや温度によっては、色あせてしまったり、カビが発生したりする恐れもあります。
その場所に適した外観があるため、実際に注文住宅を建てる際には近隣の住宅を見ておきましょう。

□まとめ


今回は、注文住宅の外観の決め方を解説しました。
解説したことを意識して注文住宅を検討してみてください。
注文住宅をお考えの方で疑問点やご質問がありましたら、お気軽にご連絡ください。

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Works(株)ホープスの建築実例

著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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