なぜ注文住宅は間取りが大切なの?おすすめの間取りもご紹介します!

注文住宅をご検討されている方、間取りについてはお考えでしょうか。
もしされていないのであれば、今すぐこの記事の一読をおすすめします。
なぜなら、間取りは注文住宅を考える上で最も重要と言っていい要素だからです。
そこで今回は、注文住宅で間取りが大切である理由や考え方についてご紹介します。

□間取りを考えることはなぜ大切なのか?


住宅の間取りは日々の暮らしに大きな影響を与えます。
間取りの考え方によって、生活スタイルが大きく変化します。
例えば、収納を重視した間取りや家事のしやすさを考慮した間取り、子供を視界に入れやすい間取りなどがあります。

理想の生活スタイルを実現するために最も大切なのは、動線から間取りを考えることです。
動線を意識しなければ、わざわざ遠回りをする必要のある間取りになってしまうなど生活にストレスが生まれてしまいます。

動線には、家事に特化したものや快適な生活に特化したもの、来客に特化したものなどがあります。
例えば、玄関からリビングに行き来する動線上にトイレや洗面所を設置しないことで、来客中でも家族が気軽にトイレや洗面所を利用できます。
また、動線を考える際には、部屋の配置や家具、設備など全ての要素を、家族の動きや家事などの効率を考えて計画をすることがとても大切です。

□間取りを考える際のポイントとは?


ここでは、実際に間取りを考える際に、どのように考えていけば良いのかを解説します。
間取りを考える際のポイントは、主に以下の2点です。

*家族について考える

間取りを考える際には、家族構成について考えましょう。
大前提として、間取りを考える際には、ご家族の方によって希望が異なるため、しっかり話し合われることをおすすめします。

1.現在の家族構成について
例えば、お子様がいらっしゃるご家庭の場合、お子様の安全面や今後の暮らしを想定した間取りを考える必要があります。
その場合は、キッチンなどで家事をしながらでも、お子様が目に入るような間取りの工夫ができます。
また、リビングに勉強スペースなどを作ってお子様の居場所を作るのも良いですね。

他には、ご自宅に来客があることも想定して、玄関やリビングをある程度広く作ることも大切です。
寝室から浴室やトイレ、玄関などを遠く設置することによって、旦那様が夜遅くに帰って来られたとしても、お子様が目を覚さないような工夫もできます。

このように、現在の家族構成から様々な出来事を想定し、間取りを考えましょう。

2.将来の家族構成について
将来、お子様をもう1人増やす、両親と同居する可能性があるといったこれからの人生計画によって、間取りを考える必要があります。
このように、生活に変化が起きた時に住宅が暮らしにくくなってしまっては、最適な間取りを考えられたとは言えません。

お子様が独立された後のことを例に挙げると、それまで利用していた子供部屋をどうするのかといったことを考えておかなければいけませんよね。
できる限り様々な将来を想定して、家族構成に変化が起きた時に、すぐに間取りを今までとは違った方法で利用できると良いですね。

*生活のしやすさを考える

間取りを考える際には、生活のしやすさについても考えましょう。
主に、以下の3点について考えましょう。

1、住宅の向きや位置について
道路と玄関が近すぎたり、裏口にドアがあったりするようでは、快適な暮らしが送りにくいですよね。
さらに、住宅の向きの問題で採光がリビングにない、ベランダの洗濯物が乾かないといった問題も起こりえます。
道路との距離や周辺の環境、景観などを総合的に検討して、住宅の向きや位置を設計しましょう。

2、動線について
最初の見出しでも軽くご紹介しましたが、間取りを考える際に動線を検討することはとても大切です。
1つひとつの設備などにこだわるのみではなく、実際に生活した時の人の流れをしっかりと考えましょう。

3、プライバシーについて
デザイン性を求めると、開放的な間取りになりがちです。
それによって、快適に暮らせるかもしれませんが、外からリビングが丸見えになってしまっているようでは、落ち着いて生活できませんよね。
外から室内が見えないように間取りの工夫をすることも大切です。

□おすすめの間取りをご紹介!


ここまでは、間取りの考え方をメインに解説してきました。
続いて、ここからは具体的にどのような間取りがよく採用されているのか、3つの間取りについてご紹介します。

*対面キッチンを設ける

最初にご紹介するのは、対面キッチンを設ける間取りです。
対面キッチンであれば、家族とコミュニケーションを取りながら、料理ができますよ。
小さいお子様の様子も確認できるため、安心ですね。
対面キッチンは、アイランドキッチン、ペニンシュラキッチン、カウンターキッチンといったようにいくつかの種類があります。

この中でも特に人気なのが、アイランドキッチンです。
アイランドキッチンとは、独立型のキッチンで、キッチン周りを1周できます。
開放感があふれるキッチンで、料理をする際に動きが制限されないのが魅力です。

*リビングに和室を設ける

次にご紹介するのは、リビングに和室を設ける間取りです。
和室を設けることによって、来客時の応接間やお子様の遊び場を作ることができます。
また、お客様が泊まられる際には、布団を敷くことで、寝室としてもご利用いただけます。
さらには、お子様が遊び疲れて寝てしまった場合にも、布団をすぐにかけてあげられますよ。

*ウォークインクローゼットを設ける

最後にご紹介するのは、ウォークインクローゼットを設ける間取りです。
ウォークインクローゼットを設けることによって、ベビーカーや自転車など外に置いておくには大きいものを室内に収納できます。
また、将来お子様が産まれたり、ご両親と同居されたりする時、広い玄関だと安心できますね。

□間取りでよくある失敗例とは?


最後に、間取りでよくある失敗例をご紹介します。
ここでご紹介することを参考にして、同じような失敗はしないようにしてくださいね。
今回は、3つの失敗例をご紹介します。

1、インターネットの接続環境が悪いこと
パソコンやスマートフォンをよく使う部屋と、ルーターが遠くに配置されてしまうような間取りでは、仕事や趣味に悪影響ですよね。
インターネット機器をどの場所で使うのか事前に考えておき、ルーターと距離が近くなる間取りを心がけましょう。

2、浴室と洗濯場が遠いこと
この距離が離れていることによって、脱衣した服をすぐに洗濯できません。
また、浴槽の残り湯を使って洗濯するといった節約もできませんよね。
家事の効率の面で考えるのであれば、浴室と洗濯場は近くに配置することをおすすめします。

3、玄関が狭いこと
先ほどもウォークインクローゼットのところで述べましたが、玄関が狭いと収納の面や安全性の面で損をします。
お子様やご高齢の方だけでなく、朝会社に行かれる方も、玄関が狭いと靴の着脱がしにくいです。
また、身だしなみをチェックする鏡を置くこともできませんよね。

□まとめ

今回は、注文住宅で間取りが大切である理由や考え方についてご紹介しました。
間取りを考えることがいかに大切か、ご理解をいただけましたでしょうか。
本記事を参考に、間取りを考えていただけると幸いです。
もし注文住宅のことで何かお困りでしたら、ぜひ当社にご相談くださいね。

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著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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