旗竿地のメリットとデメリットを知って快適な住宅を手に入れましょう!

「旗竿地の住宅って住みにくくないの」
「旗竿地に家を建てるメリットってあるの」
旗竿地の住宅を考えているけれど、このような懸念をお持ちの方はいませんか。
旗竿地にはメリットもデメリットの両方を理解した上で、工夫をすれば快適な住宅を実現できます。
今回は旗竿地の特徴をご説明します。

□旗竿地とは

旗竿地は、公道に面した路地の部分が家の出口となっており、路地の奥に住宅を建てる敷地がある土地のことを指します。
上から見ると旗の形をしていることから旗竿地と名付けられ、路地状敷地や敷地延長という別名があります。

一般的な正方形や長方形の整形地の区画によって生じる余った部分として旗竿地が発生し、住宅の密集した都市部によく見られる土地でしょう。
旗竿地の路地部分の横幅は、4メートル以上の公道に対して2メートル以上確保しなければならないと法律で定められています。

□旗竿地のメリット

旗竿地には、4つのメリットがあります。
1つ目のメリットは、土地の価格の安さです。
旗竿地の特殊な形によって土地としての価値が下がるので、整形地に比べ安く土地を購入できるでしょう。
相場で整形地の2割から3割ほど安く購入でき、最大で4割安く購入できる例もあります。

旗竿地に住宅を建てると、比較的コストをかけずに土地の高い都心部でマイホームを持もてるでしょう。
また、土地の費用を抑え住宅の内装や外観、インテリアなどの違う部分に予算を費やせるメリットがあります。

2つ目のメリットは、静かな暮らしを手に入れられる点です。
旗竿地の住宅は住宅自体が道路に面していないので、車の音や歩行者の声を気にする必要がありません。
また、玄関が公道に面していないので、子供が道路に飛び出す心配がなくお子さんがいるご家庭でも安心して生活できるでしょう。

3つ目のメリットは、プライバシーを確保できる点です。
住宅が路地の奥にあるので、公道の歩行者の目線を気にする必要がありません。
公道に面した住宅で大きな窓があったとしても、人目を気にしてカーテンを閉めっぱなしではせっかくの窓も意味がないでしょう。

4つ目のメリットは、路地部分で個性を出せる点です。
路地部分が縦長いと自動車を2台駐車でき、それぞれ車で通勤するご夫婦には特にメリットになるでしょう。
また、路地部分をガーデニングや収納などにして自分好みにアレンジでき、個性が出る部分になります。

□旗竿地のデメリット

1つ目のデメリットは、日当たりや風通しの懸念です。
旗竿地は、他の住宅に囲まれている特徴があり、隣接の住宅との距離が近く日当たりや風通しが通常の住宅より悪くなってしまいます。
しかし、狭小住宅と同様の工夫によって改善できるでしょう。

具体的には、吹き抜けやトップライトで太陽の光を真上から取り入れることで日当たりが改善でき、スキップフロアを設置し、フロアの窓の高さを変えて風通しを良くできます。

2つ目のデメリットは、駐車が難しい点です。
旗竿地では、路地部分に駐車スペースを設けるケースが多いですが、路地部分の横幅が狭く駐車をしにくくなるでしょう。
仮に駐車できるスペースを確保できても、車の大きさによってドアが開けにくい、家の出入りがしにくいといった不便さが生じるかもしれません。
旗竿地を購入する際は、車のサイズや利用頻度を考慮するのがおすすめです。

3つ目のデメリットは、建築コストが高くなる点です。
旗竿地は住宅を建てる敷地までが細い路地になっているため、重機械が路地を通れない、機材を機械で簡単に運べないなどの問題が生じます。
そのため、通常より人手が必要なって作業効率が下がり結果的に工期が伸びてしまうでしょう。

4つ目のデメリットは、防犯面の懸念です。
住宅が奥まった場所にあるので、不審者が家に入っても異変に気づかれにくい可能性があります。
しかし事前にセキュリティを強化し防犯対策をして防犯面のデメリットに対応できるでしょう。

□旗竿地の工夫

旗竿地は都心部に多いため敷地自体が狭い傾向があります。
そのため狭小住宅を広く見せる工夫と同じように間取りを工夫することで快適な暮らしを実現できます。

特に旗竿地は日当たりを確保するのが難しいので、2階にリビングを設置する間取りにする工夫があります。
2階にリビングを設置し、吹き抜けやトップライトつけることで明るい住宅になるでしょう。

路地スペースは個性を出せる最大のポイントです。
路地スペースのデメリットが多いように感じられますが、ガーデニングによって緑豊かな遊歩道のようになる例や柵や地面のデザインによってスタイリッシュでモダンな雰囲気になる例などさまざまです。
こだわりの外観イメージがある方は路地スペースのデザインを凝って唯一の住宅を建てられるでしょう。

□まとめ

今回は、旗竿地のメリットとデメリットを紹介しました。
旗竿地は特殊な形が特徴で一般的な土地より安く購入できますが、さまざまデメリットで生活しにくくなるかもしれません。
デメリットに対する対策を考えてから、ぜひ旗竿地住宅での都心の暮らしを検討してみてはいかがですか。

著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

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