無垢フローリングのメリットとデメリットをご紹介!

最近話題の無垢フローリングをご存じでしょうか?
注文住宅を建てる際にはとことん家の内装にもこだわりたい方が多いと思います。
そこで、今回は無垢フローリングの特徴とメリットデメリットをご紹介します。
是非参考にしてください。

 

□無垢フローリングとは?

 

無垢フローリングとは、天然木100パーセントで作られた最近注目されているフローリングです。
無垢の木材とは、集成や積層などの木と木を継ぎ足す加工を行わない木そのものの材料です。
継ぎ足しがゼロではなくてもほとんど継ぎ足しのない木材や、大きなパーツが組み合わせられた木材なども無垢の木材です。
加工があまり施されていない自然素材のため、優しく暖かい雰囲気の部屋作りに最適でしょう。

 

□無垢フローリングのメリットとデメリットとは?

 

*無垢フローリングのメリット

 

1つ目のメリットは、調湿作用です。
無垢材は自然素材であるため調湿作用に長けています。
梅雨や夏の湿度の高いジメジメとした時期には、空気中の水分を吸収し空気をカラッとさせて、逆に冬の乾燥する時期では、湿度が低い時には水分を放出させます。
湿度を一定に保つことで高温多湿の日本の夏でも快適に過ごすことができるでしょう。

2つ目のメリットは、風格です。
天然の木材を加工なしで利用しているため、年月が経つほどに風格が現れるでしょう。
年月が経ち、色合いや艶が変化していき無垢の床の味わいが深くなります。
この現象は劣化しているわけではなく、紫外線による成分の変化による現象です。
時間の経過とともに味わいが深くなりその変化も楽しめるのは素敵ではありませんか。

3つ目のメリットは、本物の木質感です。
無垢材は板目や色、柄の本物ならではの木質感が魅力でしょう。
例えば、丸太の切り方1つでも年輪が平行ではなく山の形をする板目と年輪が平行な木目の柾目とがあります。
この木目の違い一つでも与える印象がガラリと変わるでしょう。

このように天然の木材ならではの風合いを楽しめるのも無垢材の魅力です。
また、木材は熱伝導率が低く、冬の寒い時期でも足から体温を奪われにくいです。
触り心地も柔らかく温もりを感じられるでしょう。

4つ目のメリットは、身体に優しい点です。
複合フローリングに使われる化学接着剤から出る化学物質によりシックハウス症候群という症状が引き起こされることがあります。
しかし、無垢フローリングでは化学接着剤未使用のため身体に害を与えることなく生活できる人にやさしいフローリングと言えるでしょう。

 

*無垢フローリングのデメリット

 

1つ目のデメリットは、費用面です。
比較的に安価な複合フローリングと比較すると天然の木材を使用するため、費用がかかります。
また、大工の施工費も高いと言われているので、安くすませたい方には向きません。

2つ目のデメリットは、傷やシミがつきやすい点です。
無垢材は天然の木材のため柔らかく、傷がつきやすいです。
全部が当てはまるわけではありませんが、一般的に広葉樹の方が針葉樹よりも硬いと言われています。

しかし、傷がついても無塗装フローリングの場合は水分を吸収させて膨らませたり、削ったりすることで対処できることもあります。
長い年月が経ち、傷が目立つようになると全面を薄く削りなおすことでフローリングが再生し、新品同様にきれいになるでしょう。
この対処法は複合フローリングにはできない、自然素材ならではの方法です。

3つ目のデメリットは、曲がりや割れができやすい点です。
木材の中の水分が抜け、乾燥することで木材が曲がったり割れたりすることがあります。
フローリングの木材は強制乾燥を行い含水率を12パーセントから15パーセントに落とした後に製造されますが、木材であるため、鉄やプラスチックのように均一の含水率を維持するのは難しいでしょう。
しかし、現代の乾燥技術や加工技術の発展により曲がりや割れは少なくなっています。

4つ目のデメリットは、フローリングの隙間ができる点です。
メリットで挙げた調湿作用という特徴があるので、水分を吸収したり、放出したりすると膨張や収縮が起きます。
しかし、フローリングの施工方法や対処次第ではその問題点を最小限にカバーできるでしょう。

冬の乾燥する時期には隙間ができやすく、溝に埃やゴミが挟まる可能性が高いので清潔に保つために掃除をこまめに行いましょう。

以上が無垢フローリングのメリットとデメリットです。
今回挙げたのは一般的に言われている項目であり、樹種によっても多少の違いがありますので、無垢フローリングを検討される際は、取り入れたい樹種の特徴を改めて調べることが理想でしょう。

 

□まとめ

 

今回は、無垢フローリングのメリットとデメリットをご紹介しました。
優しく温かい雰囲気の内装を作りたい方にはおすすめのフローリングでしょう。
樹種を詳しく調べた上で、用途や目的、好みを考慮し理想のフローリングを作りましょう。
本記事が無垢フローリングを選ぶ際の参考になれば幸いです。

著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

Works(株)ホープスの建築実例
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