狭小住宅でも広く快適に暮らせる家具の選び方を解説します!

都心で住宅をご検討の方におすすめしたいのが狭小住宅です。
近年では利便性とおしゃれを兼ね備えたデザイン住宅として人気となっています。
しかし、狭くて住みにくい、人を呼べないという印象をお持ちの方も多いかもしれません。
そこで、どのように家具を配置すれば広く感じられて快適に過ごせるのか解説します。

□狭小住宅が選ばれる理由とは?

あえて狭い土地を選ぶメリットとして、土地の選択肢が増えることが挙げられます。
都市部や駅周辺の土地は人気であるので、ある程度広さのある土地を探すことは中々困難です。
住みたいエリアがあるのに土地がなくて断念する方も多いでしょう。
しかし、最初から狭小住宅を建てると決めて土地を探せば、候補地が増えるので住みたいエリアに住める可能性が高まります。

また、土地代や税金を低く抑えられることも魅力です。
ここで節約したお金を住宅の建築費用にあてれば、より理想通りのデザインに近づけるでしょう。

さらに近年では、建築士が設計手法や住宅性能を工夫して暮らしやすい空間を実現させた、狭小住宅の実例が多くあります。
当社のホームページでも紹介しているので、是非ご覧ください。
限られた土地の中でも、存在感のあるスタイリッシュな外観に仕上げたり、狭さを感じさせないよう工夫した収納がある内観に仕上げたりしています。

まとめると、特に東京の都心のような土地が限られているエリアで、利便性とおしゃれを兼ね備えた住宅を建てるために、狭小住宅が選ばれているのでしょう。

□家具を配置するポイントとは?

*色の選び方

色は持つイメージによって特性があります。
例えば、赤は炎のイメージからあたたかく、青は水のイメージからつめたく感じるでしょう。

最初に部屋の中で最も面積が大きい床、壁、天井の色について考えます。
白やベージュの明るい色は広く、黒や茶の暗い色は狭く見える効果があります。
その効果を活用して、床、壁、天井の順に明るくなるよう色を決めていってください。
そうすると天井が高く見えるようになるでしょう。

次に大きな面積を占めるのは、ソファ、ラグ、カーテンの色です。
基本的には暗い色より明るい色の方が、より広々とした部屋に見えます。

さらに、色にはへこんで見える後退色と、飛び出して見える膨張色があることに注目しましょう。
部屋の奥側の壁に後退色を選ぶと遠くに見せられ、部屋に奥行き感が出せるので、広く見えます。
一般には、寒色系の色は後退色、暖色系の色は膨張色と呼ばれています。

*家具の選び方

視線の抜けが良い家具を選ぶことが重要です。

テーブルやイスは、流行りのアイアンのような脚の細いデザインを選びましょう。
同じ大きさだとしても圧迫感を感じさせないため、空間をより広く感じられます。
またテーブルはガラス素材でも視線の抜けが良くなるのでおすすめです。
ソファは、背もたれの高さが75センチメートル以下を目安にロータイプを選びましょう。

また、必要な家具だけを選ぶことも重要です。
収納がついていたり、伸縮できたりする機能が付いた家具を選ぶことで、部屋全体の家具の数を減らせます。
また、ダイニングテーブルとソファの両方を置くのが一般的ですが、あえてソファダイニングにすることも1つの方法です。

*家具のレイアウト方法

家具の選び方と同様に、視線の抜けを作るよう意識することが重要です。
部屋の中で最も視線の抜けるところは、窓でしょう。
入口から窓を奥にして見て、入り口から順に背の高い家具から低い家具になるようレイアウトすると、奥行き感が出て、広く見せられます。
窓の前には家具を置かない方が良いですが、置く場合は低い家具を選ぶようにしましょう。

また、家具をまとめてレイアウトすると、家具の奥行きが揃うので広く見せられます。
家具のないスペースをまとめて作ることで、床の面積をより大きく見せるのがポイントです。

□カーテンの選び方とは?

ソファやテーブルといった大きな家具は、今持っている家具を使いたいから変えたくないという方も、中にはいるでしょう。
そんな方は、カーテンを変えてみることをおすすめします。
ここでは、カーテンの選び方についてご紹介します。

淡い色や明るい色のカーテンで、柄が細かいものを選ぶといいでしょう。
派手な色や濃い色、大きな柄のものは、目につきやすく圧迫感を感じるので、部屋が狭く見えてしまいます。
特に大きな窓には、派手な色や柄のカーテンを選ばないように注意しましょう。
逆に小窓の場合は、印象的な柄や色のカーテンが部屋のアクセントになって奥行き感を出す効果に加え、部屋のおしゃれ度を高められることもあります。

種類はヒダがないノンプリーツのカーテンを選ぶと、窓周りがすっきりして部屋が広く見えます。
ヒダがあると、その分思った以上に奥行きをとってしまっています。
また、ノンプリーツカーテンは窓からの出入りも便利なので、ベランダに出る窓には特におすすめでしょう。
また天井が低いと感じる部屋では、窓枠を無視して天井に近いところからカーテンを吊るすと、天井を高く見せられるので是非試してください。

□まとめ

狭小住宅における家具の選び方やレイアウトをご紹介しました。
注文住宅をご検討の方は、是非狭小住宅も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
ご参考頂ければ幸いです。

著者情報

清野 廣道

清野 廣道

株式会社ホープス代表 
一級建築士
横浜市出身・1995年7月ホープス設立
限られた敷地条件を最大限に活かした、風・光・緑の感じることのできる空間提案を心がけています。

Works(株)ホープスの建築実例

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